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カテゴリ:テレビっ子眼
ドラマ「アメリカ」も残すところあと1週間。
番組内では結婚ラッシュ、赤ちゃんラッシュです。 ブラジルのドラマ、長々と続いた後、 たいていお決まりで、あのカップル、このカップルが結婚、 結婚したカップル、そうでないカップルも、 できちゃった赤ちゃん、待望の赤ちゃん、次々に誕生!! 生後半年に満たないと思われる赤ちゃんが、 3人、4人、と出てきます。 家族が増えてハッピーエンド、なのが定番なんですね。 だからこそ、ドラマは、多くの人々にはあり得ないような 優雅な暮らしぶりやありえない展開を描きつつも 人々に受け入れられているのかもしれません。 いや、ドラマのような展開の人生の人も多いかな。。 AMERICAでは、視覚障害者、ゲイ、 アメリカに不法入国して出稼ぎするブラジル人など、 あまり知られていない人々、差別されがちな人々が登場し、 話題となりました。 ドラマのおかげで、視覚障害者への社会の見る目が良いほうに変わってきた という手ごたえも、作者は感じているようです。 こういう点がドラマで題材が扱われるときの効果です。 ゲイに対しては、というと、世界最大級のゲイパレードが開催され、 リオだのサンパウロだの、大都市ではゲイ人口は多そうなのに、 不思議なことに、普段の生活では意外なほど 拒絶反応を示す男性が多いように思います。 あくまでこのあたりでの話しですが、 ブラジル人女性は、ゲイに対して、良いんじゃないの、 という人がほとんどですが、 なぜかブラジル人男性は否定的。 ヴィヤード(オカマ)という揶揄する言葉もあって、 ○○がゲイなんだって、という話になると 「SAI FORA!」(あっち行け) と、女っぽい身振り手振りをまねながらからかったり、 なにかにつけてヴィヤードというと、あざ笑う男性の多いこと。。。 なにゆえに?? 都市部では違うのかなあ?? でも、都市部でもゲイっていうことで差別されて解雇された人がいるし、 ブラジル人男性(ストレート)が、包み隠さず拒否しているだけで、 どこでも多かれ少なかれ差別してるのかな?? このあたりで、ゲイの男性は美容師になる人が多いです。 旦那の知り合いJも、そうで、 小さい頃からちょっと変わっていたけど、 日本に出稼ぎに行き、親戚等のしがらみから離れて一気に爆発。 夜、女装して名古屋の街を歩いているところをだんなとすれ違い、 大声で 「サム~(旦那の名前)」 っと呼ばれ、びっくりしてよく見るとJだったという。。 そんな話は、ここでは笑いのネタとなり、 どうやって男と男でやるのか? とか、しまいにはあんなふうになってかわいそうだ、とか言い出す人まで。。。 保守的男性が多いということでしょうか?? Jは日本人とのハーフなのですが、 古い日系人からは特に、普通じゃない、あんな息子を持って 両親はかわいそう、とかいう意見で通っています。 何がかわいそうなのか?? 私にはよく分らないのですが。。。 こんなふに、差別的に噂するブラジル人男性が多いですが、 女性達はそうでもありません。 Jも街では慕われ、どうにか美容院を経営しているし、 女装した巨大な黒人男性やオカマの警官もいるけど、 個人差はあれ、けっこう普通に接しています。 ドラマでは最後、ゲイのカップルのキスシーンはあるのか、ないのか、 多くの視聴者はさわやかなキスシーンがあって欲しいようですが、 それに対して、街角のインタビューではやはり、 男性陣は拒絶反応を示していました。 どうなることやら??? このドラマも終わると即、次のドラマが始まります。 TVグローボでは、グローボ専属で契約された俳優を使うので、 だいたいいつもお決まりの俳優が 入れ替わり立ち代り、ドラマは構成されます。 たとえば今撮影されているドラマは前々回のドラマや、 以前共演していた組み合わせ。 あ、あのときのカップル役が今度は敵味方役に、 とか、この間は兄弟だった役が、今度は友達に、 という具合に、 まるで輪廻転生でも見ているかのような錯覚に陥ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.01 02:00:05
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