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タイ旅行記★NO1★(ここをクリック) タイ旅行記★NO2★(ここをクリック) (タロイモのパン。結構お気に入りでよく食った) タイ旅行記★NO3★〔7月13日スキューバダイビング海洋講習編 高所恐怖症の巻〕 海洋講習の為、プーケットから約一時間半 大型クルーザーに揺られ訪れたのは ラチャヤイ島のダイビングポイント。 海は透明度高く水色。遠くに見える 小ぢんまりとした砂浜の砂は白く、椰子の木が立ち並ぶ。 乗客はいずれもダイビング目的で欧米人が多く 日本人は我がグループを含めた二組のみと極少数。 共に潜るはインストラクターむつこさんを含めた女性二人。 共に潜る仲間のことをダイビング用語でバディというらしい。 初の海洋講習ということで、少々緊張気味の俺。 昨日修得に及ばなかった課題の不安もあるしね。 ところで俺は高所恐怖症である。 こう云ったところで、それがダイビングと何の関係がある? 多くの人がそう思うことだろう。 なにも海へと飛び込む船が途轍も無く高いわけじゃない。 しかしながら意外なところに落とし穴があった。 海中は色鮮やかな魚達が群を成して泳ぎ 様々な生物を間近で見ることが出来 それはそれは美しく別世界だという。 重たい装備を身につけた俺は海原へ飛び込み 水面にぷかぷか浮かんだまま、その透き通る水色 マスクを装着した目で覗き込んでみた。 むつこさん曰く水深12メートル位。 ぐわああ、高い。 え?高い?これは高いのではなく、深いのだと口を揃えるバディ二人。 いや、どう考えても高い。落ちたらどうするのだ。 水は想像以上に透明度が高く海底の隅々まで見渡せ、非常に高い。 その12メートルもある高い場所をふわふわ浮遊しているなど 日常ではまずあり得ぬことで恐ろしく落ち着かない。 「もう少し浅いところで潜りましょう」 とのむつこさんの言葉に少々ほっとし なるべく下を見ないよう浅瀬へと向かう。 水深4メートル、そこで潜水し海底へ到達。 むつこさんがボードに書いた文字で“水中世界へようこそ”と。 続けて彼女、昨日の課題であったマスク外しをやれと云う。 先程の件もあり、心の準備が出来ていない俺はこれを拒否。 今日明日のいずれかで、この芸当を修得実演せんことには ライセンス取得は出来ないらしい。 暫しの海底散歩。 水中ではあらゆる感覚が鈍り動作もままならぬものの 図鑑やテレビなどでしかお目にかかれない 色鮮やかな魚や生物に出会うことが出来、感激。 巨大なヒトデやウニに仰天。 目に映るもの全てが新鮮(おいしそう)で時を忘れる。 海から上がり、クルーザーで別のポイントへ移動したところで昼食。 昼食は現地乗務員であるおばちゃんの手作り ミートソーススパゲッティーで、これがなかなか懐かしい味で旨かった。 昼休みの合間シュノーケリングに興じるむつこさんを眺めつつ 海が好きなんだなぁ、思うと同時、ここ高いんだろうなぁ。 午前中のダイブで要領を得た俺、俄然調子が良くなり 楽しい海底探訪。 途中何処からともなく現れたカメラマンが、当方をバシバシ撮り続ける。 高く売り付けられるんかなぁ。 とタイ渡来直後より終始警戒気味&ひねくれ者のオイラは カメラ目線でVサインなぞ断じてしない。 ところが海亀がいると知るやいなや 自ら手の届く程までに接近し、海亀と一緒にぱちり。わはは。 亀は少々驚いた様子で目をぱちくり。 だんだら模様も鮮やかな海蛇の可愛らしさ。 直径1、5メートルはあろうかと思われる立派なテーブル珊瑚 素晴らしかったなぁ。 思っていたより早い時間に講習が終わり 2時半頃にはホテルに戻れた為、昼間のビーチへ行ってみる。 喉がやたらと渇くので道すがらビールを購入 ぐびぐびやりながら炎天下を漫ろ歩き。 真昼のビーチは欧米人で溢れ返っているものの そのほとんどが何をするわけでもなく リクライニングシートに寝そべり、肌など焼いている。 これがまたどれもこれも真っ赤で痛々しく、見るのもあほらしい。 それに欧米男と商売女であろう、現地女の組み合わせを ことごとく見掛けるのだけれど その男方、概して母国に在りては、一刻一途真面目一貫装っていそう 冴えない風采、中年腹で 旅の恥はかき捨て的な精神が、あからさまに見え隠れしていて反吐が出る。 しかし欧米女性は普通にトップレスなんだよね。 (ビーチ近くの木の洞にあった蜂の巣。蜜蜂の様な小型の蜂が絶えず出入りしていた) 恐らく観光客が通らぬであろう、ヘドロで淀んだ用水路沿いの 細い道を抜け繁華街へ。 ところが疲れのせいか、ビール三本目を飲み切ったところで 急激にだるくなって 屋台のパパイヤサラダを購入し、だらだらと重い身体引きずり引きずって 部屋へと戻り少し居眠り。 (用水路沿いの道にて圧倒的存在感を放つ白いうんこ) 夕食は昨夜と同じおやじの店。 おやじは夜だというのに、何故だか白縁のサングラスをかけていて怪しい。 昨夜と同じ席に座り、昨夜と同じものを注文。 彼はこちらが何も云わずとも「肉はいらぬ」の言葉を覚えていてくれて嬉しい。 こういうのを以心伝心味心というのだ。 おやじはこの店に住んでいるのか、娘夫婦だか息子夫婦だか 一家揃っていつもそこに居て、主にその若旦那が料理を作り おやじがそれを運ぶ。 孫であろう二人の子供が走り回り賑やか。 昨夜の猫は姿を見せない。 先程から辺りで、きゅっきゅっきゅっきゅっ鳴いている 声の主は何かとおやじに訊ねると 言葉の壁による隔たりのある当方に筆を以て「ウシガエル」だと教えてくれた。 (おやじの直筆。下の絵はオイラの筆によるもの) ヲシテネ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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