あなたの心の中にはサンタさんが住んでいますか?
昨日、今日とクリスマスですね。昨日のイブはあちこちで盛り上がる方がいたことでしょう。ウチの医局でもそそくさと帰ってしまう先生方が大勢おられました。まぁ、子供さんのいる家庭なら早くに帰ってあげないといけなかったのかもしれませんね。僕はというと・・・普通に仕事をして普通に家に帰り、遅い嫁さんの帰宅を待ちつつ東京でおみやげに買ってきたもんじゃ焼きを作りながらシャンパンやビールを飲んで爆睡してました(笑) 唯一クリスマスらしかったのはシャンパンだったでしょうか・・・。プレゼントも何もない、ごく普通の12月24日でした。さて、この時期になると思い出す一文があるのですが、皆さんはご存じでしょうか? もう、100年以上も前に書かれたサン新聞の社説の一部です。原文はこちらから読むことができます。また対訳はこちらでも参考できます。この記事を書いたのはフランシス・P・チャーチというサン新聞の記者でした。彼はこの記事を書いた9年後にひっそりと亡くなるのですが、この社説はサン新聞が吸収合併されるまでの約50年間、毎年クリスマスシーズンに掲載されていました。フランシス・P・チャーチは最初この記事を書くに当たってあまり乗り気ではなかったようですが、書き出した後は真剣になり没頭していたということです。子供の素直な質問に真摯になって答え、"Only faith, fancy, poetry,love,romance,can push aside that curtain and view and picture the supernant beauty and glory beyond. Is it all real?"(信頼・想像力・詩・愛・物語だけがそのカーテンを上げ、その向こうに在る素晴しい美しさと輝きを見せありありと描いてくれます)と断言する下りなどは、実にすばらしい一文だと思います。我々はともすれば目に見えるものしか信じ込まない傾向に陥りがちです。しかし同時に我々は五感だけでは悟ることのできない何かを心の内に秘めています。五感という窓口を通じてしか表現できない、その何たるかは人によって様々でしょうが大事にされるべきものなのだと思います。皆さんの心の中にはサンタさんは住んでいるのでしょうか?