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テーマ:ミステリはお好き?(1494)
カテゴリ:森博嗣
短編集としては,「今夜はパラシュート博物館へ」(日記は→こちらから)に続いて,
森博嗣の「虚空の逆マトリクス」(2003,Inverse of Void Matrix)を読んだ。トロイの木馬(Trojan Horse Program) 人々がバーチャルの世界を中心に生活する時代を描いた,宇宙船もタイムマシンも出てこないSF作品。 螺旋形の構造がゆっくりと回転し,螺旋階段となってどこまでも繋がっている世界であるのだが,読んでいて,舞台がその螺旋階段のどの位置にあるのかがわからなくなるところがおもしろい。 赤いドレスのメアリィ(Mary is Dressed in Red) 真っ赤なドレス,赤いブーツ,赤い手袋を身につけ,厚化粧をしてバスの待合所の同じベンチに座り続ける老婦人の話。 最後に登場した老人が朝居だったのか,彼の話は本当だったのかが明らかにならないまま終わるのが余韻を残す。 不良探偵(Defective in Detective) 犯人であり,探偵であり,(ある意味では)読者でありというキャラクターを,意外な方法で作り上げた作品。 シンちゃんとサトル君のつながりがとても印象的。 謎好きのタクシードライバ(That's Enough Talking of Taxi Driver) タクシーの運転手に対する愚痴から始まるものの,次第に運転手が話す内容そのものが盛り上がり,いろいろな妄想を膨らませてしまったが,最後にさらっとかわされる。 ゲームの国(リリおばさんの事件簿1)(The Country of Game) 英語タイトルは「今夜はパラシュート博物館へ」に収録されていた「ゲームの国」と同じだが,こちらには「リリおばさんの事件簿1」というサブタイトルがついている。 「今夜は……」のほうのゲームの国はアナグラムを中心とした言葉遊びの国だったが,こちらは回文だらけのゲームの国。 マイナ指向の土井さんの作品 「土井さん言う,封印再度」,「若い犀川」,「練無なりね」 に,主人公の佳奈やリリおばさんが首をひねる場面が楽しい。 被害者による2つのメッセージは,説明されればなるほどだけれど,自分からは思いつけなかったなぁ。 探偵の孤影(Sound of a Detective) 行方不明の姉を捜す依頼を受けた探偵が,壁に塗りこまれた白骨を見つけ…… という話だが,意外なドンデン返しが待っている。 最も印象に残る作品だった。 いつ入れ替わった?(An Exchange of Tears for Smiles) 犀川と萌絵のデートの日。犀川は喜多を連れて萌絵を訪れ,萌絵は睦子叔母,捷輔叔父に断られ,近藤健刑事を自宅に連れ帰り,4人での夕食会となる。 途中,近藤が誘拐事件の身代金を奪われた事件の推理などもされるが,主眼は2人のデートがなぜ4人の夕食会になったのかということだろう。 森博嗣の他作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (森博嗣)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 森博嗣ワールド (↑関連トラバの集積場所) こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 著者ホームページ:浮遊工作室 (ミステリィ制作部) 楽天ブックス 記事関連のオススメ日記 turedure-gusa(りとる・みぃさん) とりあえず練習用のホームページ(バルディッシュさん) 未来の予定~ラビ的(みっつ君) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/04/12 12:45:16 AM
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