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テーマ:時代小説がダイスキ(438)
カテゴリ:読んだ本(時代)
「上」(日記は→こちらから)に続き,
藤沢周平の「よろずや平四郎活人剣-下」(1983)を読んだ。今回も参考のための原作のまとめてなので,ネタバレ注意です。 消えた娘 ◎天保13年8月。末吉町の老婆おとらから頼まれ,孫娘のきえ(14)を田所町の呉服問屋信夫屋の若旦那文次郎から取り戻し,10~20両をおとらへの詫び料とさせる。 +嫂里尾から1分。おとらから2分~1両(胸算用)。 →次話で明らかになるが,文次郎は5両しか出さず,平四郎はおとらからの1両の礼金を100文にして,300文にすればよかったと悔やむ(笑) -「笹川」のおちよに,きえと藤吉の様子を聞くために2朱。山鹿屋と信夫屋の裏取引を突き止めた仙吉に駄賃? ☆御小人目付の樫村喜左衛門,配下の仙吉などを使って鳥居耀蔵の動きを監視する兄の監物を警護。今回は堀留町の小間物問屋仙北屋。 嫉妬 ●9月。寺子屋の北見も手習いの子が減って不景気,平四郎も不景気で,明石が道場主をいいように操っていると愚痴。平四郎は一時赤ん坊を明石の家に預ける。 ◎橋本町で拾って,大工の徳助,おくま夫婦,駕籠かきの三造,およし夫婦などの手を借りてしばらく世話をした赤ん坊の母くみの頼みで,牛込御門外の旗本小谷外記と50両で話をつける。待ち伏せした間瀬仲之進(小谷の養子になる予定)を倒し,兄の名で脅す。 +小谷から5両。 過去の男 ◎9月。煮豆屋のおとし(「娘心」)から聞いたという本所のおあき(17)の頼みから,夫婦約束をした桶職人(おとしが結婚した参吉と同じ親方)喜太郎(21)の生家生駒屋をつぶした元高利貸し百蔵である深川六間堀町の鼻緒問屋鮫島屋長兵衛に詫びを入れさせ,襲撃を退ける。 +おあきから口論の仲裁料として20文。 -喜太郎に蕎麦。 ※赤ん坊を背負って鎌倉河岸の叔母の家にいるくみに届けるところを米沢町で早苗に見られる。 密通 ●?月,冬。国許から北見の奥方がきて金を置いていき,3人で道場を構えることが視野に入る。 ◎堀留町の染種商美濃屋八兵衛に頼まれ,手を出してしまった女中おくまの亭主徳五郎と10両で話をつける。 +美濃屋から5両。 -徳五郎に酒を飲ます。 家出女房 ●天保14年正月。 ◎表通りの煮しめやのおちか(25)の頼みで隣家の大工芳次郎(34)の出て行った女房おきち(柳橋の船宿で住み込みの女中)を船頭で博奕打ちの長吉(25)と別れさせて,元のさやにおさめる。 +おきちから50文とおちかから煮しめ1皿。 -船宿住吉の通い女中おくめに20文。住吉での銚子代。 ☆使いの嘉助に呼び出され,鳥居の配下の動きを見張りに深川に行く監物の供。 走る男 ●2月。道場の話を明石にもっていくが,そこで,彼が商人から賄賂をとり,筒井道場にいづらくなったことを聞く。 ◎小舟町の小間物問屋小花屋の手代清助の頼みで,堀江町の檜物職人熊五郎の女房およし(東両国の小料理屋つばめ屋で働く)と浮気したという誤解を解くが,それをきっかけに間男が本物に。 +清助から1分。 ※☆兄の供をするが,途中で樫村も合流し,行った先で御書物同心の菱沼惣兵衛が鳥居の配下に連れ出されるのと早苗が立ち尽くすのを見る。帰り際御小人目付の奥田伝之丞と睨み合う。 逆転 ◎?月。富沢町の古着商手嶋屋彦六(42)に頼まれ,彦六を1日2分(10日で5両)で御旅所裏のおてるに預け,帳場を彦六に任せようとしない女房のおうらとの立場を逆転させる。 +彦六からの手間賃3両。 -金之助へのおごり。 ※伊部金之助から菱沼惣兵衛が小普請組に編入され,金貸しで手に入れた金を上納させられたことを教えられる。 襲う蛇 ◎?月。越後村松藩の助川六兵衛(「伝授の剣」)の紹介で北国小藩の留守居役宮内喜平に頼まれ,弟で笠間藩士の戌井駒之助が切腹した逆恨みで彼をつけまわす直心影流の免許をもつ浪人戌井勘十郎が襲ってきたところを矢部道場の極意剣「飛鳥」で斬る。 +宮内から6両。 -仙吉への駄賃? ※白壁町で早苗と会ってうどん屋で話をし,借金の棒引きがわりに菱沼の妻になった事情を聞く。 暁の決闘 ●?月。北見十蔵の元妻高江と子の塚原保之助が江戸にきて,彼の離藩の事情が明らかになる。 三徳流の遣い手野瀬金十郎を青山梅窓院裏での果し合い(平四郎,明石も立ち会った)で殺したため,十蔵の帰藩は不可能となり,10年後保之助が元服して嫁をもらったら高江が江戸にくることに。 ◎長崎屋(「娘心」)から聞いたという駿河町の真綿問屋山城屋善助の頼みで,放蕩息子万之助と香具師の親方灰屋門左衛門の囲い者のおくみとの件で間に立ち「身代か息子かみな殺し」という枡六(「亡霊」)に兄の目付職も持ち出して500両で話をつける。 +山城屋から10両。 -仙吉への駄賃? 浮草の女 ●?月。北見が30両+α,明石が15両を出し,下準備は明石がすることで道場の話がまとまりつつある。その話の前々日に明石は筒井道場をクビになっていた。 ◎雉子町の雪駄商筑波屋の娘なみから,父親弥助(48)の商売女おまつへの200両を超える散在を止めてほしいと頼まれる。それはおまつから作蔵へ流れる金だったが,おまつがなみの母とわかり,作蔵におまつから手を引かせる。おまつは筑波屋に戻ることになるが約束の日に姿を消す。 +なみから1分。 ※早苗が平四郎を訪ねてくる。 宿敵 ●?月,晩夏。明石が借家を見つけたが,道場に改築することに大家がなかなか同意しない。 ◎手嶋屋(「逆転」)から話を聞いた十軒店の呉服商桔梗屋小兵衛に頼まれ,元小田原の入れ墨者と女郎という夫婦の前身を知っている元岡っ引の勘七と20両で手打ちに。 +里尾から小遣い1両。桔梗屋から?両。 -仙吉の小田原行きの路銀と駄賃。 ☆上知令と水野に対する幕閣の反発を監物から聞かされる。通町の料理茶屋を見張る監物を護衛。越中橋あたりで奥田伝之丞に襲われ,矢部道場の極意わざ「磯波」で奥田を倒す。 燃える落日 ●閏9月。神田連雀町の裏通りに「雲弘流指南」の看板を掲げ道場を構える。道場には平四郎が早苗とともに住むことに。 矢部道場から近辺に住む門弟を5~6人譲られ,明石も筒井道場から3人ほど誘い,北見も藩邸に披露目をすることで,当初の門人の見込みもつく。 ◎酒びたりの同朋町の桶職人八助を探す。 +道場びらきと早苗とともにそこに住むことを報告し,兄監物から10両。八助の女房から200文。 -道場の費用70両のうち20両を出す。菱沼の刺客に1両。 ※菱沼惣兵衛と掛け合い10両で早苗の去り状を書かせる。 ☆監物から鳥居の裏切りと水野が近く老中を罷免されることを聞かされる。堀田も幕閣を去り,監物は土井老中の指図で動くことに。 藤沢周平の作品についての日記は,フリーページ 読了本(日本) (藤沢周平)からごらんください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → 時代小説(←関連トラバの集積場所) こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天ブックス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/05/05 10:10:17 PM
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