☆~東京家族~
~東京家族~~ 出演 ~父(周吉):橋爪功母(とみ子):吉行和子長男(幸一):西村雅彦長女(滋子):中島朋子二男(昌二):妻夫木聡etc広島を出て東京で家庭を持ち暮らしている子供たちに逢いに行く父、周吉母、とみこ長男は開業医である為両親が遊びに来ても急患の所に…..長男の幸一、東京見物に連れて行くのを心から喜んでいるようには見えなかった…..確かに熱が出ている患者は心配だけど“往診=逃げた!”ようにも思えた…..可愛い孫とも、何処か“距離間”が感じ…..都会で塾や“時間”に追われて過ごすのが当たり前の孫たち島で、ノンビリとストレスフリーで暮らす祖父母との生活習慣というか昭和の頃のような、孫と祖父母の関係からは少し遠ざかってるかな~…..美容室を経営している長女夫婦の所にも泊まりに行くけど、こちらも自営業で時間に追われて居る為、せっかく遊びに来た両親とユックリとお話し出来ず…..雨の日、両親は長女夫婦の二階の狭いお部屋でじっと、過ごす事に…..タイミング悪く、その日は商店街の人達の集まりが、長女の家で有る為兄妹で、お金を出し合って両親に4、5日、ホテルで過ごしてもらう予定…..しかし、田舎暮らしの両親には素敵なホテルのベット、フルコースの料理は合わず…..居心地が悪いから一日で戻って来てしまい最初から、「商店街の人達の集まりが家であるから!」と訳を伝えておけば良かったのに….長男、長女、どちらも自営業だからゆっくりと、“お・も・て・な・し”が出来ない決っして、怠けてる訳でもなく“お仕事”だからね~……宿無しになった両親父の周吉は、亡くなった友人に線香をあげに行くついでに其処を宿にするつもり…..でも、そう上手く急な来客はね~…..結局、小料理屋みたいな所で友人と呑んで~、呑んで~、呑まれて呑んで~…..酔って長女の家に帰ってお店に、呑んだ物を…..エイッ (*ノ゚▽゚)ノ ⌒((((●コロコロ父の友人は、広島から東京見物に来た事息子が開業医をしている事など今、どんな状況なのかも知らずに周二を“幸せ者!”と思う。難しいね~人間の心は…..母の、とみ子は二男の昌二の所へ二男は、舞台の美術の仕事をしておりこちらも時間に追われており唯一、母の、とみ子には将来の奥様になる彼女を紹介する事が出来た~♪昌二に連れられて目まぐるしい東京の風景を見たのと、唯一二人で海を見た事が一番の想い出かな~…..長男の幸一の家で倒れた、ふみ子緊急入院と共に、家族全員に見守られ、旅立って行き…..こうして東京見物に来たのも“最期のお別れ”とでもいうか慌ただしかったけど、普段なかなか逢えない子供たちや孫と逢えたのかも~…..ちょっと残念だったのが、サラリとした臨終シーンは良かったんだけどふみ子の死を、ふみ子の旦那の電話で知るシーン(落語家が嫌いなわけじゃない。。。。。)ここ、誰か味のある役者さん使って欲しかった~(-人-)&(-人-)父:のう、昌二、母さん死んだぞ…..昌二:…..うん……今まで、不仲だった父と息子再会して、これから向き合う事が母親の死だったとは.....悲しみにくれている時間などなく葬式の準備など、そして遺骨になって自宅に帰った、ふみ子親が亡くなっても、やはり仕事の為子供たちはユックリしていれず…..寄りによって一番仲が悪い二男の昌二と、彼女が暫く残る事に…大事な問題は、父、周吉の日常の世話長男の幸一は、父と暮らしてもいいように準備はしていたけど慣れた地域で暮らしたい父、周吉食事、お風呂、洗濯etcお隣さんが、いつでもOKと言ってもいつまでも続くわけじゃないみんな自分達の生活で精一杯だし….上手くいくのは最初のうちだけ….慣れ合いになって来ると、“当たり前!”になって,お互いの仲に、不満が出て来てしまう….~近すぎず遠すぎず~簡単なようで難しいかも…..いよいよ、昌二たちも東京に戻る日父とクチを聞いていない昌二彼女に代理に、父に帰る事を告げさせる「お母さんの分も長生きして下さい」と昌二が、こうでも言っておけ!という台詞を、そのまま伝え (;一一) ジィーふみ子の腕時計を形見に貰う若いのに嫌な顔せず家事などしてくれて周吉から感謝される彼女思わず本当は嫌だと本音を言う彼女イマドキの若い人の心持ちは既に見抜いている周吉正直な昌二の彼女が仲に入る事でこれから、少しでも父と息子が本来の絆を少しづつ取り戻して行くようで何か良かった~。進化する時代=時間に追われる周吉と、ふみ子のシーンはゆっくりとノンビリな演出で一方、今を都会で生きる子供たちの慌ただしい時間の流れの演出何かリアリティーがあった!山田洋二監督の作品は初めての鑑賞になるけど何か、心に響くものがあってハッピーエンドではなかったけど居心地が良いというか再度、見たくなる作品でした。~★★★★☆~安心してください、元気です~(。◕◞◟◕。)