終了
昨日で昨年10月からの本部通いを終了しました。82歳で亡くなった師、泣き言は口にせず100歳まで生きると公言し、全国演武大会では現役最高齢の模範演武。あまりにも元気で超人的だった師も病には勝てず、それでも酸素ボンベを引いて稽古指導に来た師でした。我々は安心して稽古できたのですが、亡くなってから昇級昇段は本部の指導者資格がいると知りました。誰も指導者資格(段位、経験年数によって異なるもの)を持っていなかったし、誰も必要とも思っていませんでした。しかし、いろんな荒波の中古い会員は良いとしても昇級できない白帯や子供達がかわいそうとなり、本部など見たこともない私が意を決し息子を引き連れて本部の門を叩くことになったのです。審査は年末に学科試験、論文、実技各種が行われ、合格者は年明けて指導実習となります。昨日最後の実習の後事務手続きを行い全てを終了しました。この数ヶ月間、本部との技の違いや流れに戸惑い汗かき恥かきでしたが、それでも今までやってきた事が無駄ではなかった事も確認されました。いろんな出会いもあり、技の盗みや交換もありました。昨日の休憩時にたまたま私の所属団体を問われ答えたら、なんとその方は私の師の大フアンだったという事でした。大変嬉しい思いをしました。何かある度にこうなるのは私の役回りなのでしょう。師が頼むと云ったのはこういうことも含めてなのでしょう。肉体的にも精神的にも時間的にもハードでしたが総じて良い経験をしたと思います。私にとっては大きなチャレンジでした。