惟神の道
惟神の道(随神の道)とは神々と共に暮らすという縄文時代から受け継がれてきた日本人固有のあり方だそうです。特に教義があるわけでもなく、日本人の心に自然に自然に住み着いて来たのだと思います。それによって遠い昔から敬う心、感謝の心、調和の心が育まれてきたのでしょう。祭りもその名残。なんとも良い国ですよね(だった?)私は宗教人ではありませんので詳しくは解りませんが、神や仏を敬うことは自然や先祖を敬うこと。しいては親や目上の人を敬うことではないかと思います。宗教無き教育は賢い鬼を造るといわれているそうですが、心を忘れてはいけないという事でしょう。私の道場は公共私設なので神棚はありませんが、トイレにもトイレの神様がいるとされて来た日本だとすれば、道場にも道場の神様、武術の神様がいて当り前。稽古始めの正面への礼は、皆さんが今日の稽古で怪我のないよう、上手くなるよう、邪心のない心で頑張りますという思いを込めて礼をしています。