あそびはあそびに非ず
昨日の稽古でまたあそびを入れてみました。私のあそびはちょっとした崩しです。なるべく相手が崩される力を感じないことが、自分に課したあそびの条件です。なので、派手さは全く無く足元に崩れてしまうので見ていると何だか分からず、やってみると尚更分からないと云われます。昨日は二つやってみようと思ったことがあったのですが、やっているうちに4つ出来てしまいました(多少不完全ながら)みなさん喜んで転がっていましたが、まだ未熟(私もあそびも)なので個人差がでます。ほとんど問題ないのですが、私の息子を相手にした時が一番苦労します。(笑)小学校から稽古してきて、大人になってからはずっと師の受けを取り続けていたせいで、彼の身体も勝手に反応しています。考えるより先に、身体が「ヤバイ」「マズイ」と感じて動いてしまっているとのことです。こちらから見ると、ここでと思った時に「ふっ」と力が抜けます。更に私も力を抜いてかけます。力の抜きあいです。息子程度にこうですから、私の合気道もまだまだ道遠しです(苦笑)稽古のなかで、たまにあそびだよと云ってみんなと楽しんでやりますが、あそびのなかで中心や力の捉えなどを身体で感じて欲しいのです。そして基本の稽古で培ってくれることが私のあそびの狙いです。基本の稽古はあきます。本当はあきる筈は無いのですが、ダメだしばかりではそう感じるまではあきますよね。飽きるなと云う替わりにたまにあそびを入れます。そのあそびを産む為に私は基本に返ります。