カテゴリ:映画・読書
世論の曲解 ちっと興味があって、お取り寄せで読んでみました。 「'09年の総選挙でなぜ自民党が大敗したのか」をあらゆるデータを解釈し、理由を検証しています。 筆者の結論は「小泉政権の改革路線の反動ではない」「小泉政権の改革路線こそが、投票者の求める方向だったのに、後続のリーダー達が『小泉政権時代の大勝』はリーダー人気によるものだと誤解』して、『全く人気のなかった麻生太郎を総理に担ぎ上げて勝負に出た』ことが先の総選挙の敗因としています。 自民党はあらゆるデータを曲解して、自分たちの都合の良いように解釈して、民意と異なる方向に舵を切ったのだから大敗して当然だし、敗北原因を正しく判断出来なければ今後の復活も危うい、としています。 この本が出た後の、民主党の色々な問題を見るにつけ、政権交代は正しかったのか?という気がしてきますが、自民党の復活もないとなると、当分日本の政治は安定しないのでしょうか?(投票権をもった20年前から、安定した時期など無かったようにも思えるが) それにしても、グラフとデータを次々と示して、理路整然と解釈を述べるスタイルは理系の論文では当たり前ですが、選挙、アンケート調査などに対してこのスタイルをとるのは、どうなのか? 正直、途中から食傷気味でした。 まあ、たまにはこんな本も読んでみるのも良いかくらいの感想しか持てませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月31日 06時32分55秒
コメント(0) | コメントを書く
[映画・読書] カテゴリの最新記事
|
|