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カテゴリ:CDら・わ行
先日、携帯を買い換えました。今までがMovaで苦労していたので(苦笑)、やっとやっと!!FOMAに買い換えることが出来た!と言うところなのですが・・。
その機種変更での待ち時間で、ドコモショップの近所の書店で。原作をまるまる立ち読みして、いろいろ思った事はあるのですが。 まだ、原作を読んでいない時点でのドラマCDの感想を・・。と言いつつ、何故かアフィリの画像が書籍しかないんですけども。 2008年3月発売梨園の貴公子【新装版】 あらすじ・・・藤村虎之介の写真集を撮影する事になっていた尾上浅葱。しかし、横やりが入り虎之介は海外へ・・。 その代わりに、常磐宗七郎の写真集を撮影しないか?と言う話が持ち上がるが。もともとは、師匠・千石の仕事であった宗七郎の写真集だけに、即座にOKを出せない浅葱だった・・・ キャスト・・・森川智之(常磐宗七郎)×井上和彦(尾上浅葱) 飛田展男(常磐紫川)、安元洋貴(藤村虎之介)、堀内賢雄(千石)、花輪英司(長田) 感想・・・はい。あの!井上さんが初めて受けを本格的に演じた!と言う事で話題になった一枚です。(って、身も蓋もない出だしですね・・でも、正直そうじゃないのかな?・・・でも、あれぇ?そうなると、一応は受けだったはずの腐った教師は801シーンがなかったからノーカウントですか?) σ(^ ^)が買った理由も、やはり井上さんの受けを聴きたい!でした。攻めが、堂々の帝王・森川さんならまぁ・・OKかと思ったのです。実際には、その前に(後から出た)「オヤジ拾いました。」を先に聴いてしまったのですが。 うーん・・・・正直な話、お話部分はそこまでなかったのですが。BLもののお楽しみである801シーンは、「うーんん・・・・えーっと・・?????」とずーっと頭の中にクエスチョンマークが飛び交っていました。 そう。井上さんの受けは、別にそんなに耳を覆うほど酷いものじゃあなかった。 腐った教師では、それらしいシーンがなかったから思った事はないし。オヤジ拾いました。では、あまり長くなかったのと。最初から「オヤジ」と言うのがドーンと来ていたので、「うーんん・・・えーっと??ぉ??」と悩まずに聴いていたのですが。 確かに、井上さんは一生懸命演じていらっしゃいますし。うわぁ、もう二度と聴きたくはありませんと言うほどの抵抗はないのですが。 なんだろう??千石にも4年の間、そういう関係を強いられていて。今も千石が抱きたい!と執着を示す相手と言うのがねぇ・・。声だけだとそう聞こえないんですね。抱かれたら艶めいて、色っぽくなるの言うのでもないし。井上さんだと、硬質な感じがしてしまうのと、手を出すなんておそれおおい(大笑)からかしらね? 高校生当時に、浅葱を知って。彼に惚れた宗七郎くん・・周囲には、もっと沢山の人が居たでしょうに、他に良い人は居なかったの?(゜゜)\バキッ☆ 801シーンを聴いている時に、ずっと「??」だったのも、他に最適なキャストは居なかったのかな?と言うことになりそうです。 直接的に、過去の千石と浅葱のシーンがなかったのは幸いでした。あったなら、私は即座にCDを止めていたかもしれません。 堀内さんと井上さんよぉ??それは、ちょっと聴くのは・・・うわぁ・・・想像しただけでなんとなく嫌。 何?この嫌悪感は・・。自分でも、何をこだわっているのかな?とは思いますが。 森川さんはOKで、堀内さんが駄目なのは。 確かに。声だけで、したたるような色気を醸し出す色悪の宗七郎を演じるのは森川さんだ!と思います。そうすると、その森川さんよりも年上で、一本筋が通っていてこれまた本人が美人のカメラマン・・・となったなら。いろいろな方のお声を思い浮かべて、大塚明夫さん、小杉さん?速水さん?大川さん・・・えーっと・・黒田さんに平田さん・・BLにご出演がない方のお名前まであれこれと思い浮かべ。飛田さんは別の役でご出演だものなぁ・・・と考えて考えて。 ハタ!と、カメラマンの浅葱が受けだったんだ!!あぁ・・・・そうすると、塩沢さんしか残らない・・・・・ こりゃ確かに、井上さんが最適なキャストになっちゃうんだなぁ・・・・・と改めて変な納得をしてしまいましたm(_ _)m。 井上さんの801についてばかり書いてきましたが。 他の事について、全く書いていませんでしたねm(_ _)m。 さて!! お話の方は、上手く出来ていました。浅葱に写真集を依頼した宗七郎くん。何故?については、ちゃんと最初の方の常磐の若旦那についてを同僚が語るシーンから、さりげなく張っている辺りが上手い!! でもね。結局、最初に助六を見に行った時から浅葱は惚れてしまっているのに。撮影を引き受けようと思っているのに。そこをなかなか言い出せずに居るのは、なんとなくずるい気がしました。 素直に被写体として惚れたと言えば、良いだけの話だったのにね。 また、宗七郎くんの「何故」にも関わる部分ではありますが。自分個人が必要とされているのか?はたまた、器(肩書き)が必要とされているのか?器(肩書き・名前)に入る者としての価値なのか? 一般ピープルでも、多少は感じる事がありますが。能や浄瑠璃・歌舞伎などと言った無形文化財や芸事の世界では、もっともっと濃い悩みとして存在しそうです。あぁ・・確かに。それはあるだろうなと聞いている(読んでいる)人を納得させるだけの説得力と納得感。それが一番上手い!!と唸ってしまいました。 彼は自分の実力や魅力を過小評価しているのか?それとも、天狗にならないように心がけているのか?と言うとらえ方も出来ます。 しかし、人間は揺れる物だと思うので。実力も魅力も兼ね備えた人が、悩んでいると。実力も魅力もない人間は妬ましく思いますが。彼だって人間だったのね・・・と別の親しみやすさが出てくるのかもしれません。 ただし、うじうじと悩んで良いのはある程度までね。あまりしつこく長く悩んでいたりすると、同情ではなく逆に「はぁ??」となりますからね。 キャストに関しては。井上さんはもう十分に語ったのでパスしますが。 安元さんの虎之介くんは、ちょっと軽いながらも良い役で。おどろおどろしく(どういう日本語だ?)喋っていないと、普通の青年じゃない?と思いました。 安元さん同様、ワンシーンだけの出演が飛田さん。森川さんの歌舞伎の台詞が、トークでは話題になっていましたが。飛田さんの方が長くない?古典を見事に再現していらっしゃいましたね。本当に芸達者な方だと感心してました。 実は、このCDを聞き始めて。歌舞伎座に見に来て下さいとあった時。これ、舞台の台詞も音声にするの?うわ・・・と思ったのです。(はい、そこで何がうわ・・・だったのかと追求はしないで下さい)なのに、そんな不安は聞いた瞬間に吹っ飛びました。まさにプロ!ですね。 森川さんも、歌舞伎で見得を切るシーンがあって。あの首を動かす動作が見えるような音を自分で付けていらして。 しかも。出逢った時の傲慢で不遜な態度を取った男と、何故を語って浅葱と抱き合う年相応の若者としての彼と。一枚のCDで何通りもの顔をとても自然に演じていらして。 まさに帝王!!ここにあり!でしたね。 堀内さんは、殴られてうげっ!となった声の話をしていらっしゃいましたが。私としては、登場シーンでの浅葱との会話の台詞の方が「おぉ?」と思って聞いていました。 そうですねぇ・・・お勧めか?と聞かれたら。お話自体は良いのですが。CDとしては、井上さんの受けを気にしないで聞く事が出来る人。堀内さんと井上さんの絡みを想像しても問題ない方になら・・と書いておきましょうかしらね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月27日 20時39分12秒
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