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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:映画レビュー
TVで放送していた「セルラー」、見るとは無しにちょっと見たら、話に引き込まれて結局最後まで見てしまった。
どうもTVを液晶に買い換えてから、DVDとかで映画を見るより、TVで放送している映画を見る回数が増えたようだ。 画質も良いし、何となくリアルタイムで最後まで見ないといけないと言う、ちょっとした拘束感が良いのかも知れない。 まぁそんなこんなで「セルラー」のレビュー。 ストーリー 夫と息子の3人で平穏に暮らしていた高校の生物教師ジェシカ(キム・ベイシンガー)。しかし、いつものように息子を学校へ送り届け帰宅した彼女を、突然侵入してきた数人の男たちが乱暴に連れ去ってゆく。そのままどこかの家の屋根裏に監禁されるジェシカ。リーダー格の男イーサン(ジェイソン・ステイサム)は部屋にあった電話をハンマーで叩き壊すと、彼女を残し立ち去るのだった。男たちの正体も誘拐の目的も分からないジェシカだったが、いずれ確実に殺されると悟った彼女は理系の知識を活かして壊された電話のコードを接触させ、外への連絡を試みる。しかし意図した番号へダイヤルする事まではできない。やっとの思いで偶然つながった相手は、ライアン(クリス・エヴァンス)と言ういかにも無責任そうな今時の若者のケータイだった。 いかにもハリウッドB級映画的な勧善懲悪もので、お約束とカーチェイスとガンアクションの連続 しかしその連続がまたハンパ無い。 一つ新しい状況が出来上がるとライアンとジェシカのその時行うべき行動が明確に示され、それを奇抜なアイデアと行動力とお約束的な幸運で切り抜けて行く様は見ていて飽きない。 ストーリー開始数分で事件がおきてから、エンディングまで中だるみ無しで一気に駆け抜けるストーリーは、娯楽作品としての完成度が高いと言えるだろう。 ストーリーも良いが、主人公のジェシカの母としての強さ、教師としての知識や、ライアンの吹っ切れた後の行動力。そして何より真面目なだけがとりえのボブ・ムーニー巡査部長(ウィリアム・H・メイシー)のかっこ悪いかっこ良さが何とも・・・。 キャスティングの良さもこの映画の面白さの一因だと思う。 まぁアカデミー賞女優キム・ベイシンガーが普通のおばさんになっちゃってた所は、別な意味で面白かったが もちろん、この手の映画の常として、突っ込みどころは沢山ある。特に犯人が分かる前の状態で、着信履歴が分かってるのだったら何故警察に番号を伝えて助けてもらわないのかと言う疑問は、一度抱いてしまったら話が続かなくなってしまうほどの突っ込みどころなんだけど・・・最終的には、ライアンがそこに気付かなくて良かったね~と言う事になるのかな? あとは、着暦からリダイヤルできるなら、電話切れても問題ないじゃんとか、電話機の故障で基地局は問題ないのに混線してるのは変だとか、パルス式で電話かけるなら911(アメリカの警察)にかければいいじゃんとか、物理の先生なのに機械にも強いんだこの先生はとか。 そんな瑣末(本当に瑣末な事かどうかはおいといて)な問題は無視しても、この映画的には何の問題もない。 とにかく楽しめればいいという、ハリウッドB級映画。 見逃した人は、週末にでもDVD借りて見てみてはどうだろうか。結構オススメだったりするかも。 本日のBGM:「三日月」絢香(ayaka) 2006年 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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