J-LIAGUE DIVISION2 01st
Jリーグ ディビジョン2 第01節(アウェイ) VS >>公式記録2007シーズンJ2開幕戦。我らがベガルタ仙台はアウェイ平塚競技場へ乗り込んだ。サポーターも2,000名以上乗り込んだようで、平塚競技場は即席ホーム状態。俺はと言えば熱が下がらず、パブリックビューイングにも参加出来ないまま、自宅でTV観戦となった。さて、望月仙台の標榜する「人もボールも動くサッカー」はどうかと見てみると、明らかに去年とは違うスピーディーな1タッチ・2タッチでのパス回しと、オフザボールの動きが増えている。意識的には全員にチームコンセプトは浸透しているようで一安心。ただ問題は技術とか意思疎通の面で、パスが合わなかったり、トラップが上手く出来なかったりと言うミスが目立ち、さらにそこからピンチを招く展開が多く見られた所だろう。この辺はだんだん良くなってくれれば良い。試合は開始僅か5分に湘南10アジエルに、無人の野を行くがごとく仙台の左サイドを切り裂かれ、ゴールを決められる。2007年J初ゴールは湘南10アジエルとなった。この失点の原因は、システムの崩れ。本来左SHであるはずのロペスがトップ下の位置まで切り込んでしまい、その開いたスペースに左SBの田ノ上が上がる。その後ろの空間を使われたって寸法だ。ロペスが自由に動けて良いのだが、そのせいで田ノ上が上がりっぱなしになり、右SBの菅井が上がれなくなる。CBの2人もカバー範囲が広くなり、CHの2人も引かざるを得なくなる。これでは当初の戦術は何も使えなくなってしまう。この最終形のシステムに合わせた戦術に変更するか、当初の戦術に会うようロペスが中に切り込むならポジションチェンジが出来るように、逆サイドの梁かボランチの一角の選手にスペースを埋める動きを徹底した方がいいと思う。さて、失点はしたもののゲーム自体は圧倒的に仙台が支配。決定的チャンスも多く演出しているが、最後の最後、相手ゴール前に立ちはだかる湘南3ジャーン、湘南2斉藤俊秀の2枚の壁。それに加えて萬代を筆頭に仙台攻撃陣の決定力の無さが災いして点が取れない。あの決定的チャンスをすべて物にしていれば、前半にあと3点は取れてたような展開だった。やっと点を取れたのは前半33分。CKからオウン選手のゴール。ゴール左上隅への芸術的シュートだった。仙台の2007シーズン初ゴールはオウン選手。同点になっても引きっぱなしの湘南。仙台もボールは支配するがゴールはしない。そんな展開のまま前半終了。後半に入ると少しずつ湘南の攻撃意識が高まってきたようだ。でも仙台はボールを支配。ボール支配力だけは去年と比べ物にならないほど良くなっているようだ。そして後半10分。ロペスのスルーパスに反応した中島が相手PAまで侵入。湘南2斉藤俊秀に倒されてPKの判定。・・・TVでスローを見た感じでは、湘南2斉藤俊秀の足はボールに・・・いや、PK。このPKを中島が冷静にGKの逆を突き、ゴール右下隅へ流し込んで逆転。この後はパワープレイに変わった湘南と、ボールを支配しつつ時折カウンターを狙う仙台という図式で試合終了。なんとか、2007年J初勝利の栄冠はベガルタ仙台の頭上に輝いた。しかし・・・得点がオウンゴールとPKって・・・得点力不足は深刻なんじゃないのか?大丈夫か?仙台?