小説の各種定義
よく映画の宣伝で「○○の長編小説を最新VFX技術で映像化したハードSF」のようなあおり文句を聞く事がある。ところで、長編小説ってどのくらいの長さの小説のことを言うんだろうか?調べてみると、一応以下のような指標があるらしい。ショートショートおよそ原稿用紙8~10枚。つまり、活字にすると4,000文字程度までのもの。短編小説およそ原稿用紙80枚程度まで。活字で32,000文字。中編小説短編と長編の間。長編小説およそ原稿用紙300枚程度以上。戦前は原稿用紙100枚程度以上のものを言っていたらしいが、今は300枚程度、活字で120,000文字以上のものを言うようになったらしい。それから、ハードSFの定義。SF(サイエンス・フィクション)の中で、物語の根幹に関わる科学技術に対して破綻の無いものを「ハードSF」と言う。逆に科学技術に対して、基本的な物理法則などを逸脱する事も厭わずに、ストーリーや設定を行っているものを「スペースオペラ」としている。かっこよければいいじゃん。みたいな。スペオペ←→ハードSF と言う対義語だったようだ。そして、VFX。昔は特殊撮影という言い方で、通常とは違う撮り方をする視覚的効果の事を表していたが、CGによる表現が一般的になった時点で特殊な撮影ではなくなったため、SFX(スペシャル・エフェクツ)=特殊効果と言う言い方が主流になった。そこからVFX(ビジュアル・エフェクツ)=映像効果に変遷したのはここ数年の事で、すでにCG等を使用するのは特殊ですらないと言う事なんだろうと思う。ちなみにスペシャル・エフェクツの略記号がなぜSFXなのかと言うと、「エフェクツ」の発音が「エフ エックス」に聞こえるから。と言うことらしい。さすが。適当!と言う事で、最近ちょっと気になったことのまとめを書き留めてみた。