石炭直火蒸留 シングルモルト余市
土曜の夜に手持ちのウィスキーを全部開けてしまったので、買いに行く。NIKKAのオールモルトあたりを買おうと思って棚を眺めていると、見たことの無い「余市」が目に入った。しかも余市なのに値段が1,580円余市10年だったら5,000円くらいするのに問答無用で購入。帰宅後ネットでこの余市を調べてみると、1月に新発売した廉価版の余市で熟成した余市と若い余市をブレンドして価格を安く抑えたものらしい。どうりでパッケージに重厚さが無いと思った。まぁこういうシンプルなのも嫌いじゃないけど・・・。まず、キャップを開けてみると、紛う事無く余市の香り。うん、香りは良い。ロックで一口含んでみると、やっぱりちょっと味が荒いかも。喉を刺激する荒さがちょっと気になったし、余市にしては味に深みが足りないと言うか、コクが足りないような気がした。あくまでも余市10年と比較しての話だけど。そんな感想だったんだけど、氷が少し解けて割り物が入ってくると、イメージが一変する。荒々しさはなりを潜め、もうひたすら良い香りと飲みやすいサッパリ味のモルトになった。これは、この値段の通常流通商品としてはかなりのハイクオリティなんじゃなかろうか?少なくともオールモルトよりはだいぶ好みだし、限定品でもないのでいつでも買えるのが嬉しい。これはしばらく常飲酒の筆頭に君臨するかもしれない。NIKKA、良くやった