「沖で待つ」 絲山 秋子
同期と亡くなった時にお互いに実行する事を約束し会う表題作と負け犬である主人公の心を描く「勤労感謝の日」の2編。自分が男だからか「勤労感謝の日」はいまいちピンときませんでしたが、「沖で待つ」は好きです。以前読んだ「逃亡くそたわけ」ほどではないけど、相変わらず少ない言葉に深い意味をもたせる作家さんですね。ちなみに短命を自覚している自分は、「沖で待つ」の主人公達が考える 自分が死んだ時に誰にも見られたくないもの は殆どありません。強いて言えば・・・いや 言わないでおきます。(笑)おすすめする方 :仲のいい同期のいる方おすすめしない方:怪しい男と見合いして、あとにひけなくなってる方5段階評価:★★★★