「京都 国立博物館と三十三間堂」
少し天気が怪しくなってきた京都で渉成園から東へ800mほど歩くと豊国神社。豊国神社は豊臣秀吉を祀る神社で、京都だけではなく金沢・名古屋・大阪など全国にいくつかあります。ちょうど「おもしろ市」という骨董品が主のフリマもやっていました。その後 隣にある方広寺へ。ここには「大坂の陣」の引き金となった「国家安康」「君臣豊楽」の鐘があります。寺の中に大切に奉納されているかと思いきや境内に普通に釣ってあり、ちゃんと白く印までつけてありました。方広寺から三十三間堂へ向かう途中に国立博物館があります。時間に余裕があるわけではなかったので寄るかどうか迷っていたのですが、ちょうど「国際博物館の日」で無料だった常設展を観覧。出迎えてくれた仏像に圧倒され、「蒼穹の昴」を読んでいる時期だったので中国絵画にニヤリ、狩野派の絵画に見とれて、古典文学に関係のある紋様の着物展示の辺りでしきりにメモを取っている大学生達にびっくりし、土器のところで20代前半のカップル(死語か?)が「そう言えばこんなの学校で習ったよなぁ もうだいぶ前で忘れたけど」という会話に「いや 君らたった10年ほど前でしょ?おじさんなんてなぁ・・・(泣)」と心の中で突っ込み・・・と色々と堪能させていただきました。観覧中に小雨が降ったようで出てきた時には路面がうっすら濡れて雨上がりの薫りがしました。その後 ようやく三十三間堂へ。ここは以前 五右衛門802さんが行かれたのを読んで気になっていた所です。1001躯の観世音菩薩立像に圧倒されます。また本堂の柱や梁も素晴らしい・・・が、休日だった事もあって まるでデパートのバーゲン会場のように人が多かったので、本堂からは早々に退散。本堂の外観を写真で撮ろうとしても修学旅行生や観光客が多くてなかなか難しい。(汗)また平日の早朝にでもゆっくり行こうかと思います。