|
テーマ:ガンの後の日常(82)
カテゴリ:後遺症、食べることなど
色々食べられるようになってきていますが、ラーメンはまだ外では食べられません。箸で一部を口に入れて、すすって食べるというのは無理。上アゴ切除で口が鼻に通じてしまっているので空気が抜けてしまって、すするということができないのです。
スパゲッティならば、フォークで丸めて一まとまりにしてから口に入れられるのだけど。 家ではラーメンは、小さな器に取り分けて食べています。それでも、時間がかかるからのびてしまって、おいしくありません。 口から鼻に通じてしまっているからダメだ、と諦めていたことで、最近できるようになったことはストローを使うこと。正確に言うと、できるようになったわけではないのだけど。鼻をつまんで吸えば、飲み物を吸い込めるということが分ったのです。 ストローで飲むのはコップの水をストローでブクブク吹くリハビリの、反対をやることになります。ブクブクはちょっと上達して、以前よりは上手です。吸う方も、ちょっとだけは口に入ってくるようになりましたが、実用にはなりません。が、鼻をつまめばばっちりです。 鼻をつまんでいても、口を密閉状態にして減圧にするということ自体も、ほっぺたが痛くなったりして難しかったのですが、練習でだんだん吸えるようになってきました。 かっこよくはないけど、曲りなりにでもできるのは嬉しい。 前までは、外でジュースやアイスティーを頼むと、ストローを使わずにコップから飲んでいました。それでも飲めるけど、気分がね。ストローの方が、微妙におしゃれ、微妙にリラックス、微妙に贅沢。やっぱり、できないより、できる方が嬉しい。鼻をつまんでたらおしゃれじゃないけど、人目につかない席の時にはやっています。 ストローが使えないことで決定的に困るのは、紙パックの飲み物を飲む時。先日は自治会のイベントで、とある工場の見学に行きました。終わり間際に配られたオマケは、紙パックの豆乳でした。 今までだったら辞退するか、あらかじめ分っていたら紙コップでも用意して移して飲むところです。 だけど、今回は、ちゃんと紙パックのままで飲めました。鼻をつまんでるから変だったかもしれないけれど、今更誰も気にはされなかったようです。 紙パックの場合は箱を凹ます力も必要なので、より力が要ります。スーパーから毎日、紙パックの黒酢ドリンクとか、買ってきています。練習、練習。そのうち、つままなくても飲めるようになるぞ。 そのうちね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[後遺症、食べることなど] カテゴリの最新記事
|