duckling 北ドイツ見聞録

[食べ物の話] カテゴリの記事

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• 無農薬・有機栽培

  私とヨーイが生活の中で一番重要視していること。それは食事。まあただ単に二人とも料理が好きで、なおかつ食べるのが大好きっていうだけの話なんだけれど・・・。そんな私達には一つ料理に対するこだわりがある。それはできる限り新鮮な食材を使うこと。そのこだわりを守るために、基本的に我が家ではあまり野菜や肉を買い置きしません。買い過ぎた時は、新鮮なうちにそのまま冷凍するか、必要ならば加熱して冷凍するように心がけている。そのこだわりに忠実に従おうとすると、基本的に毎日何かしらの買い物に行く結果になってしまう。いや、私基本的にスーパーマーケットに行くの大好きなんですけれどね。多分、スーパーや八百屋のおじちゃん、「このアジア人、今日も買い物に来ているよ」って思っているはず。私の住んでいる地域は、結構アジア人生息率少ないので・・・。私がドイツ語で何か質問したり注文したりすると、「良くできました！」なんて言われちゃったりするし・・・。こういうやり取りもまた楽しみの一つだったりもする。さてタイトルの無農薬、有機栽培野菜。ドイツではかなり浸透していて、そういった無農薬、有機栽培で育てられた肉や野菜ばかりが置かれているスーパーも沢山あるし、普通のスーパーでも売られていることがある。私は日本の田舎出身なので、小さい時から、祖母が家庭菜園で作る無農薬の新鮮な野菜で育ってきた。そういう事もあり、無農薬、有機栽培野菜・果物・肉・食品は大いに結構な事だと思うんだけれど、普通の食品に比べて、値段が高いのが玉に瑕。それでも生で食べるトマトやレタス系、果物はなるべく無農薬、有機栽培の店で購入するようにしている。買う店にもよるかもしれないけれど味は確かに違います。肉も色やにおいが違う。私がもしお金持ちになったら（仮定形なところがつらい・・・。）、高級車とか高級ジュエリーとかいらないから、こういう無農薬・有機栽培食品をためらうことなく買いたい・・・。

  2005.08.02

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• 手巻き寿司

  「今日は何を食べようか？」と二人で考えていたときに、ふと手巻き寿司用の海苔が未開封なことを思い出した。早速提案すると、刺身好きのヨーイはもちろん二つ返事でOKとのこと。早速近くの魚屋さんにマグロと鮭の刺身を買った。その他にも色々ととても新鮮な魚が並んでいたけれど、いまいち名前が分からなくって今回は諦めた。次回はぜひ辞書を持って行きたい。鮭とマグロの他にとても新鮮な蛸も見つけたので買ってみた。生蛸だからトマトソースでパスタを作ってみようと思う。でも蛸飯も捨てがたい。どっちにしようかしらん？さて今回は手抜き手巻き寿司だったので刺身のほかには、玉子焼きとスプラウトをオカカ醤油で合えた物しか作らなかった。それに豆腐とワカメ、青ねぎのスープ。お腹いっぱいになるまで食べました。ヨーイが「海苔と寿司飯と刺身はこの世で一番の組み合わせだなぁ」と舌鼓を打っていたのが妙に日本人くさくて笑えた。そんなとても平凡な、だけど幸せな普通の土曜日。

  2005.04.09

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• とっても独逸的料理[画像付]

  昨日からなんとなく独逸的料理が食べたかった。ヨーイにおねだりしてみた所ヨーイも食べたかったという「おばあちゃんの味がするハンバーグ」を作ってくれた。手順はほとんど日本式のハンバーグと一緒。パン粉を本当のパンから作る部分と（ただ単に家にパン粉が無かったから？）、合びき肉に混ぜた調味料が少し違ったくらい。日本でもナツメグは入れると思うけれど、ヨーイはそれに「Kümmel」というスパイスを加えた。このKümmelが入ると味がぐっと引き締まったような気がする。ヨーイ曰くKümmelはとても独逸的スパイスらしい。ソースは赤ワイン、ハンバーグの焼き汁、スープストック、調味料で味付けしたヨーイオリジナル。付け合せは（もちろん）茹でたポテトと白ワインとベーコンで蒸したキャベツ（の一種）。写真での色合いはちょっと悪いけれど味は抜群に美味しかった。あまりに美味しくてハンバーグをおかわりしてしまった。こうやって確実に体重は増えていく・・・・。

  2005.03.13

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• ケータリングサービス開業

  今日は土曜日だけど、ヨーイは一日学校なので特別な事は何もできない。一人で色々と出歩いてみるのは面白いんだけれど時間が沢山潰せる所に行こうとするとどうしてもウインドーショッピング関係になってしまう。そうすると目にするものが欲しくなってしまう。そして財布が痩せていく。という悪循環を防ぐために今日はおとなしく散歩くらいにしておこうかな？話は変わるけれど、来週の金曜日はヨーイ妹さん宅でちょっとしたパーティーを開く予定。妹さんの誕生日が一月の始めだったんだけど私達は日本に居たので一緒に祝うことができなかった。だから私からの約一ヶ月遅れのバースデープレゼントとして和食のケータリングサービスをしてあげようと思いついたのだ。ヨーイは、妹さんと彼の分二人分の、妹さんの好きなコメディー系舞台のチケットを用意した。だから妹さんとその彼には、来週の金曜の夜はまず自宅で和食ケータリングサービスの食事を満喫していただいた後シアターでそのコメディーの舞台を観て素敵な週末の夜を過ごしていただこうという計画なのです。悩むところはそのケータリングのメニュー。取り合えず今の所、巻き寿司、シャケ、マグロ、海老の握り、お味噌汁、和風サラダがメニューの候補なんだけれどなんだかちょっと少なすぎるような・・・。稲荷寿司も作りたいんだけれど、どこでアゲを買うことができるのかしら？デザートも作りたいんだけれど、和風のデザートで手持ちの食材でできるものが思い浮かばない・・・。日本を発つときに、ほとんど食べ物で一杯の荷物を一つ送ったんだけれど届くのに約６週間かかるということなので来週の金曜には間に合わなさそうだな・・・。明日はヨーイ両親宅で家族皆で食事をする予定。ヨーイのお母さんはとてもお料理上手なので、今からとっても楽しみ。今日の食事はちょっと控えめにしておかなくっちゃ。

  2005.01.29

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• 鶏モモ肉の存在

  今まであまり気づかなかったんだけれど和食って鶏モモ肉を使うことが多いと思う。先日ふと照り焼きチキンを作ろうと思い立ち肉屋さんに行った。しかしそこには骨付きの鶏のモモしかなかった（日本でクリスマスシーズンによく見かける、あの骨付きのモモの部分です。）ヨーイに骨のついていないモモ肉は無いのかと聞いたらそのようなものを見かけたことは無いとの事。スーパーマーケットに行ったりもしてみたが、結果はやっぱり同じだった。これはアメリカでも同じだった。アジア系のスーパーマーケットに行かない限り骨なしの鶏モモ肉を手に入れることはできなかった。仕方が無いので骨付きのモモ肉を買い、家で解体した。はっきり言ってメンドクサイ。まあ暇人なんだからいいんだけど・・・。しかし出来上がった照り焼きチキンはおいしかった。ここでお料理一口メモ。私は照り焼きチキンを作るときは必ずオーブンを使います。そうすると余計な油分が取れる上に、皮の部分がパリっとクリスピーになってとてもおいしくなります。オーブンで焼いている最中に２度くらい照り焼きのタレをチキンに塗り足すとさらに照り焼きの味が増しておいしいです。メモ終わり。こうやって鶏モモ肉料理のおいしさを思い出すとその他にもモモ肉料理が無性に作りたくなってきた。他にこちらで見かけない食材の一つに、鶏ひき肉がある。これはヨーイ行きつけの肉屋さんに頼んだら、胸肉をひき肉にしてくれた。快く引き受けてくれたけれど、何度も「鶏肉を挽くの？」と訝しげな顔をしていた。多分、アジア人は一体どんな料理をするんだろうって思ってたんだろうなぁ。モモ肉の骨も取ってってお願いしたら、嫌な顔されるかな～？

  2005.01.27

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• 貴方が太る理由

  ヨーイはよく「ducklingは僕と同じような物を食べているのにどうして太らないの？僕なんてちょっと油断するとすぐ太っちゃうよ」と私に言う。ここら辺が西洋人なんだなぁと思う。何を食べているかを気にするくせに、量を考えない・・・。例えば朝食。朝食は基本的にパン。パンは日本のパンのようにスライスしてあるようなものではなくて塊を買ってきて、それを自分で切り分けて食べます。私は予め、大体自分の食べたい量を計算しながら食べるけれどヨーイは目の前にある塊がなくなるまで食べようとする。同じパンを食べているけれど、量が違うのよ、量が。パンには当然バターを塗ります。そのバターの量がまた違う。ヨーイはバター一塊を一回で使い切ってしまうんじゃないかという勢いでパンにこんもりとバターを乗せる。私はパンの表面がうっすらと白くなるくらいしか塗らない。同じ物を食べているからといって、同じだけ食べているとは限らないのよね。貴方が太る理由は量にあるのですよ、その量に。以上のようなことを親切にヨーイに教えてあげたら、すご～くいやな顔をしながらも納得していた。それ以来我が家のバターの減り具合が減速した。と思ってよく観察していたらソーセージの減る量が早くなっている・・・。意味ないやん。

  2005.01.25

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• ファーマーズ・マーケット

  ドイツに来てとりわけ嬉しい理由が一つある。それは毎週水曜と土曜の午前中に開催されているファーマーズ・マーケット。これは街のあちらこちらの広場で開催される朝市のようなものだ。新鮮な野菜、果物はもちろん、魚介類、肉、肉やチーズなどの加工品、花、卵、瓶詰めのジャム類、雑貨、衣類など様々な市が立ちます。私はその市に行くのが大好き。新鮮な物が手に入るというのはもちろんのこと店の主人とお客が気軽に声を掛け合いながら買い物ができるその雰囲気がとても良いのです。日本でも昔は魚屋さんや八百屋さんで買い物をするとこういう光景を目にしました。しかし今はそういう個人商店は大型スーパーマーケットの影に隠れてしまいました。大型スーパーは便利だし、私も良く利用します。だけど全てが大型スーパーになってしまうのはどうだろうか？店先で旬の野菜を手にとって、おいしい料理の仕方を尋ねたら延々とその野菜について語ってくれるような自分の売っているものに自信を持っている主人の店で買い物をすることがとても贅沢なことになりつつある私達の時代。

  2005.01.16

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