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カテゴリ:読書
吉田修一さんの本は基本的にクールで今どきな感じがします。
以前パレードを読んだのですが、冷たくコワい事を書く本なので正直始めて読んだときは、こんな冷たい本はもう絶対読みたくない!とまで思いました。 でもなんかその後もきになり、熱帯魚を読みました。 熱帯魚もそのような吉田修一ワールド炸裂だと思います。 冷たくて、なんかはじまりそうで、でもなんもはじまらん!みたいな、いかにも現代小説です。この手の小説が嫌いだという人とまぁ好きかもという人と分かれると思うのですが、私は嫌いじゃないです。 人は温かさももってるけれど、反面冷たさももっています。それをそのまま描いた下手な人情なんて何もないそんな所が結構気に入ってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 17, 2006 12:41:44 AM
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