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韓国 愛の劇場

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アンジョンヨン

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2006.12.28
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昨日、学期末の成績の入力が終わった。

締め切りぎりぎりの入力だった。

今日は学生から会いたいという電話があったので、成績のことか、と一人合点して、研究室へ向かった。

「成績のことで来たんでしょう」と言うと、遺憾な顔をした。ただ、挨拶に来たと言うので、悪かったと、謝り、久しぶりにHSYといろいろ話した。

それから、以前、約束して果たせずにいたので、昼食を教職員食堂でご馳走した。

食後、学科の一番偉い先生に挨拶に行き、今学期も一段落したと、ネットでコンサート情報を見た。

ソウルの芸術の殿堂で、ウラジミール・クライネフのピアノの公演がある。妻にいっしょに行こうと電話すると、いい、というので、早速、チケットを購入した。

実は、明日も韓国人のピアニストベク・コンウのコンサートに行くことになっていた。そのせいか、妻がやっぱり今日は突然だから気持ちが乗らないから行かないと言い出した。

今日はこの冬最高の冷え込みだったが、成績入力という少々憂鬱な仕事を終えて、一刻も早く一流の芸術に触れたかった。

妻の分は学生にあげることにして、異常な道路の混雑で2時間以上かけて、少し遅れて会場に到着。

学生と合流し、一曲目は聴けなかったが、二曲目から中に入れてもらった。

舞台に向かって右上のボックス席で、ピアニストの姿がよく見える。

双眼鏡を持ってこなかったが、表情もよく見えた。

62歳くらいのロシア人で、ソロピアニストとして、ベルリンフィル、ロンドンフィル、サントペテルブルクフィルなど世界的なオーケストラと演奏をともにした、華々しい音楽人生を送ってきた人のようだった。

ショパン、シューマン、プロコフィエフの曲を情感豊かに弾いた。

プロコフィエフの曲がモダンと言うのだろうか、印象に残った。

アンコールで、高3の冬に、繰り返し聴いたショパンの曲を弾いてくれた。

このピアニストのように何か一つのものを極めていけるような生き方ができたら、どんなに素晴らしいだろうと思う。

そして、自分にとって、その一つとは何だろうと、考えてみたりした。

 






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最終更新日  2006.12.30 01:01:45
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