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カテゴリ:コンサート、公演など
再来週、下の芝居があるらしい。
できれば、行ってみたいけど、その週はソニー・ロリンズの公演も行く予定で、難しいかな。でも、行ってみたいな~ *************************************************************************** インターネット『朝鮮日報』記事入力 : 2008/04/19 12:05:18の記事より 胸に響く在日韓国人一家の生き様 ステージ上に桜が散る。灰色のトタン屋根がピンク色に変わって行く。演劇『焼肉ドラゴ ン』で立ち退きを迫られた家族がバラバラになる瞬間、満開の桜が一斉に散る。ヨンギル(シン・チョルジン)はリヤカーを引き、思い切り上り坂の細い道を疾走する。いじめに耐えられず自殺した息子トキオが屋根の上で腕を振り見送る。花吹雪が舞い散る中を…。 韓国の「ソウル芸術の殿堂」と日本の「新国立劇場」が共同で企画し、17日に東京で初演された『焼肉ドラゴン』のラストシーンだ。日本人の観客も熱い拍手を送った。1969年から71年まで、大阪で焼肉屋を切り盛りするある在日韓国人一家の生活を描いたこの芝居には、胸にグッと響く人生があった。リアルな物語が演劇的な型式で展開されるが、セリフの端々にとてつもない感情の荒波が渦巻いていた。 現実性の高いステージは、観客が入場するときに肉を焼くにおいを感じさせるほどの演技を引き出した。二女の結婚式を前にしたこの一家は杯を交わし、チャング(韓国太鼓)やアコーデオンも加わりにぎやかに騒ぐ。屋根に上がったトキオが複雑な家族構成を説明する。長女と二女は父ヨンギルの、三女(チュ・イニョン)は母ヨンスン(コ・スヒ)の連れ子で、自分はヨンギルとヨンスンの間に生まれた末っ子ながら長男だ、と。 春夏秋冬を経て夏、翌年の春へとつながる『焼肉ドラゴン』は1970年の大阪万博を中心に二つに分かれる。結婚・立ち退き・不倫・いじめ・クリスマス・自殺・祭り・妊娠・別れといったエピソードで綴られる物語には、40年ほど前の在日韓国人の屈折した生き様を内視鏡のように奥深く見せ、現代を生きる観客までも説得するパワーにあふれている。リヤカーや扇風機、水道水や飛行機の騒音といった舞台装置のリアルさ、家の骨組みだけ残しすべて取り壊す立ち退きの描き方にも胸を痛める。 日本で数々の賞に輝いた在日韓国人脚本家の鄭義信(チョン・ウィシン)による作・共同演出、そして韓国人俳優たちの演技で、この韓日合同公演はさらに特別で意義あるものとなった。セリフの95%が日本語だが、シン・チョルジン、コ・スヒ、チュ・イニョン、パク・スヨンらは2カ月間で日本語を習得、生き生きとした芝居に仕上がっている。韓国で今最も旬の若手・梁正雄(ヤン・ジョンウン)の演出も自然で滑らか。映画『血と骨』で有名な鄭義信は「日本の高度成長期の根本には韓国人労働者たちの犠牲があった」と話す。なお、韓国公演は字幕の多さが最大のカギとなりそうだ。 ラストにトキオは言う。「僕はこの町が嫌いでした。でも、時間が経てば懐かしくなるでしょう。そしてきっと、こう言うでしょう。“この町と人が好きだった”と。お父さん、お母さん、お姉さんたち、町の子たち、おじさんたち…みんな、みんな好きだったと…」。 27日まで東京・渋谷の新国立劇場、5月20日から25日まではソウル芸術の殿堂トウォル劇場で上演される。 東京=朴敦圭(パク・トンギュ)記者 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.10 11:51:20
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