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ヨーロッパ夢の旅通信

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2005年01月14日
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カテゴリ:英国
年末年始、旅行以外に何をしていたかというと、実はパーティというものにすっかりはまっていた私であった。

家で開いたパーティが2回、それから友人宅にお招ばれしたのが3回、それに領事公邸での新年会。

日本にいた頃の私は、パーティなんてチョーメンドークサイ、と思っていた。
人と会うなら日本にはいくらでも素敵な場所(レストランでも喫茶店でも)がある。
作る手間を考えたらそのほうがはるかにラクだし、更に相手がいつもの友人だったら会うより長電話で済ましてしまおうという超ものぐさモードにはまっていた。

しかも近頃はインターネットという便利なものまである。
新しい出会いはネット上で、ということだって十分可能なのだ・・・

いや、怠け者には、ほんとうに便利な世の中になってしまっている。困ったものである。


でもこちらに来て、こちらの社交文化を知るにつけ、自宅で開くパーティの楽しさ、というものにワタクシは突如、目覚めてしまったのである。

まさにコペルニクス的転回である。


だいいち、こちらの家はそれ向きにできている。

私たちが借りているフラットは、まあ借り物なので何も自慢できるようなものはないが、それでも19世紀の中ごろ、英国がとても豊かだった頃に建てられたこの建物は、とても贅沢な作りになっている。

なにしろ天井がとても高い。3m近くはあるだろうか。
各部屋には暖炉と大きなベイウインドウが付いており、一部屋一部屋の作りが大きい。

ラウンジもかなり広いので、パーティには最適である。

住むとなると、何もかもが古いので壊れてきたりと大変だが、このラウンジに限っては私のお気に入りだ。
気持ちの良いブルーのじゅうたんが敷き詰められているし、最上階なので眺めもそう悪くなく、窓からはエジンバラ城も見える(ちょい斜めだけど)。
照明をうまく使うと、とても素敵なパーティルームに早変わりする。

20人を招いてもまだ余裕だった。

そういうわけでワタクシ的には大変気に入っていたのだが、しかしそれでもウチあたりは下の下。


こちらの人の家に招かれてゆくと、どのお宅もほんとうに素敵である。

外側からは殺風景に見える家でも、中にはいると実に気持ちよくしていている。


たとえばコナン・ドイルが学生時代によく訪ねてきたことのある家という私の友人宅。
外からはそう見えないが、中にはいるとその豪華な作りに驚く。
天井まで届くラウンジの窓からは広大な中庭の眺めが楽しめるようになっているし、二階にある第二のラウンジなどは、ダンスパーティだってできてしまうほどの大広間だ。
彼女たちの結婚式のときは、このホールでケータリングサービスを使って披露宴をしたのよ、と語っていたが、ほんとうにそういうことをするのにぴったりの大邸宅である。


夏には中庭でバーベキューパーティを催してくれたり、またカウントダウンパーティも彼女のところへお招ばれした。
同年代のお子さんがいらっしゃるので、家族ぐるみのおつきあいをさせてもらっている。
旦那さんはいつも自家製のエールビールでもてなしてくれ、夫は男同士、話がはずむようだった。


そのお隣に住むカップルがまた、パーティ好きで、彼らのところには常にたくさんの人々が出入りしている。
家にはペルシャ絨毯がひかれ、どっしりした立調度品が趣味よく配置されている。
お子さんがいらっしゃらないので彼女たちの開くパーティは、「大人のパーティ」である。
彼女たちからは「英国人の社交術」に関して、ずいぶん学ばせてもらっている。


しかし何といっても圧巻は領事の公邸。
いや、あれはすごかった。
勿論、公邸だからすごいのは当然だけど。

何がすごいって、アナタ・・・、いや、いずれああいう家に住んでみたいものだとと思いました、はい。
大きなレセプションルーム、ダイニングルーム、そしてコンサバトリウムつきの広大なリビングダイニング。
二階もちらりとみた限りではかなり広く、ウチの子供たちが領事のお子さんと日本のテレビ番組を見ていた部屋などは、長~い廊下の突き当たりにあった。
さらに三階まであるというのだから驚きである。


でもね。もっとすごいと思ったのは、エジンバラにはこのぐらいの家がざらにあるってことだ。
領事の公邸も、その界隈でも最も大きな家ってわけではないところが、私にはどうしても理解できない。

だってあの大きさの家を維持するって、大変なことですよ。
そんな財力をもつ人々が、これだけざらにいるってありうるだろうか?

英国人って今でもそんなに金持ちが多いのかしらん?

誰か教えて。





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最終更新日  2005年01月15日 04時57分29秒
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