カテゴリ:英国
パーティといえば、美味しいお料理が欠かせない、私はそう思い込んでいた。
私に限らず、美味しいものを食べるのが好きな日本人には、そう思う人が多いのではないだろうか。 さらにちょっとposh(上品)なパーティともなれば、何を着てゆくか、なんてことにもかなりこだわるのが日本人であろう。 しかし、こちらに来て、パーティで一番大切なコトは、実は「人と人とが知り合い、また旧交を温めること」なんだと気づかされた。 そのほかすべてのことは、その目的をスムーズに達成するためにある。 勿論、気持ちの良いセッティング、美味しい食事とお酒、ファッショナブルな洋服・・・ そういうものは、ないよりはあったほうがいいに決まっている。 いや、大いに気を使ってもらいたい部分である。 しかし、あくまでもそれらは「刺身のつま」。 とどまるところは「刺身」を引き立てるためにあるものに過ぎない。 だってひとは美味しいものを食べるだけのためにパーティへ来ているわけではないし、自分の持ち物(ブランドとか)をひけらかすために来ているだけでもないからである。 ひとは「ひとと交わるため」にパーティへ来るのだ。 パーティの本当のご馳走は、「ひと」だ。 心地よい雰囲気の中で人と人とが知り合い、語りあうこと。 そのことが「パーティのご馳走」なんである。 そういう意味で、私が結構好きなパーティの形は、ちょっと食事時をはずした立食形式のパーティだ。 それならば、さほど洋服にも料理にもこだわる必要がないから。 洋服は普段よりは気を使っているな、と思わせるものならそこそこのものでいいし、料理も基本的にワインと洒落たNibbles(一口タイプのおつまみ)さえあればいい。 費用的にもさほどかからないし。 またチーズだけのパーティ、っていうのもアリだ。 こちらには本当に美味しいチーズが沢山あるし、ワインとは大変相性がいいので、それだけでもう大変なご馳走だ。 とにかく人と人とが知り合う、という目的なら、こういう簡単な形式が一番有効だ、と私は思っている。 勿論、私んちにヒトがが来る、となればだいぶニュアンスは違ってくるけどね・・・^^ やっぱりできるだけ美味しいものでもてなしたい、と思うのは人情。 そして、ついつい頑張りすぎてしまうのです・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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