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満天記念日(建築の話しましょう。「建築目安箱」)

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2006/10/05
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カテゴリ:建築目安箱
前回のカーテン取り付けの話で下地の問題を書いたので
今回も引き続き下地の大事さなど書いてみます。

下地と言うのは字の通り、下に隠れて見えないものですが、役目はとても大切です。
料理の下味と同じで、下ごしらえがきちんとしていないと、仕上げがしっくりいきません。
料理の場合は、下味が無いと「まずい・・」ということで終ってしまいますが、
建築の場合は、下地が出来ていないと大きな事故につながることにもなってしまいます。

下地を入れておく箇所としては、カーテンレール、エアコン、手摺などが主です。
下地材として使われるのは、半柱とか間柱(まばしら)やコンパネ(ベニヤの合板)です。
入れ方は専門的な知識が無いとわからないと思いますので、一般の方は
その器具が付く箇所に、普通のところより何か頑丈そうな部材があらかじめ入っているかどうかの
チェックをしておけばいいでしょう。

新築でなくても、自分の部屋にカーテンレールを取り付けたいときなどは
きちんと下地の場所を確認しなければなりません。
一般的に窓の上に入っている下地の最小寸法は厚さが30ミリです。
つまり、窓枠の上から3センチまでの所にしか下地は入っていません。
良心的な業者なら、窓枠の上10センチまで下地が入っていますが、
期待しないほうがいいでしょう。


次にこれは下地とはまた別な箇所なのですが「点検口」の必要性についてです。

床下点検口 450 ブロンズ

この画像は一般的な床下点検口450×450です。価格は4000円に近い値段。

洗面所や台所など水廻りは、配管などが集中し漏水などが発生しやすい場所です。
台所には床下キッチン収納などが取り付いていることが多いので、これが床下にもぐる
点検口として使えますので大丈夫なのですが、サニタリールーム(洗面脱衣室)は
床下点検口を忘れてしまいがちになります。

人が点検用に入れる大きさは床下なら600×600、つまり60センチ角の大きさが必要ですが
出来るだけ小さくしたいのであれば、45センチ角の点検口を設置します。
人間が入るのですから、最低、肩幅の大きさが無いと入れないわけです。

ただ、床下点検口の弱点として、蓋の部分には下地が無いためコンパネ一枚が入っている
だけとなり、若干ですが、点検口の蓋の上はグニャとへこみます。
そのための下地補強材もある事はあるのですが、実感として利いているような、いないような・・
足ざわりがどうもよろしくないのが、床下点検口の弱点ではあります。

ただ、弱点としてはその足ざわり程度なので、機能的には必要なものですから
工務店さんにチェックする項目として一つ入れておくべきでしょう。

ただし、ここが肝心。

台所に床下点検口が設置してあり、そこから洗面所の床下まで到達できるルートが
床下で確保されていれば、わざわざ洗面所に床下点検口を設置する必要はありません。


あなたのお家の下地と点検口のチェック。もう一度してみましょう。





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Last updated  2006/10/05 04:45:28 PM
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