ニッポンとアメリカの｢隙間｣で、もがく。

ルナを歯科検診に連れて行こう行こうと思いつつ、ようやく実現したのが今日。
ルナ、人生初の歯医者である。
最初は私達夫婦のかかりつけの歯医者にしようかと思ったのだが、子供専門ではなく、オフィスも遠いので、
ママ友さんとプレイグループの情報で教えてもらった日本人の小児歯科の先生のところに行くことにした。
賛否両論はあるようなのだが、まあ、ただの歯科検診なら特に誰でも大した相違はないだろうし、虫歯があったらあったで
治療をするまでにまた考えればいいということで。
検診の予約は午後3時半。
１，２日前からルナに｢歯医者さんに行って歯をきれいきれいにしてもらおうね｣と折りに触れて言い聞かせ、
当日はルナが水族館に行きたいと言うので昼過ぎから出かけたらまた行きの電車でぐっすり昼寝に突入してしまい、
近くのマリオットホテルのスタバで私は一服。お昼寝から起きた後、30分ほど水族館の中を見てペンギンさんにバイバイして
奇跡的にスムーズに水族館を後にし、地下鉄でオフィスまで。
オフィスの受付にも日本人の男性が働いていて、別に英語でも困ることはないけど、日本語が難なく通じるというのは何かと気楽。
待合スペースには子供向けのビデオが流れ、おもちゃもいろいろあって、ルナは積み木やブロックで遊んでおとなしく待っている。
さて、いよいよ歯医者さん登場。診察室に行こうと先生がルナに呼びかけると、ルナはただならぬ雰囲気を察したのか、
ノー！と言って身を固くする。何度か誘ってみるが一向に聞き入れる様子なし。というわけで先生、これまでの既往歴などは待合室で聞いてくださる。
その後、抱っこして半ば無理やり診察室まで連れて行ったが、イヤイヤイヤとルナは壁の片隅でぐずぐずしている。
でもさすがに小児歯科専門の先生、あの手この手でルナに歯ブラシを持たせて歯磨きをさせ、歯の数を数えたり、味のついた歯磨き粉をつけてもう一度歯磨きを
させたりで、ルナは上手に誘導されて最後はイチゴ味のフッ素も塗ってもらい奥歯のフロッシングまでしてもらっていた。びっくり。
まあ、そんなこんなで人生初の歯科検診は無事終了。歯磨きイヤイヤの時期を経てようやく夜の歯磨きだけはだいぶ嫌がらずに習慣づくようになったという程度の
ケアにしては、幸運ながら虫歯も今のところなく。ただ、歯と歯がくっついて生えていて虫歯になりやすいので、一日に一度、フロッシングをするよう薦められた。
ルナは帰りがけにご褒美のおもちゃもいただいて何やら楽しかったようだが、私は安堵のため息とともにどっと疲労が押し寄せた（笑）。