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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2008.04.06
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カテゴリ:育児
ルナがまた週2日のプリスクールに行きたくないと言い出した。
プリスクールの日の朝は、もう手がつけられないほど泣き叫んで暴れる。
なだめすかして何とかプリスクールに連れて行っても、教室に入る辺りでまた泣き叫んで暴れて、この前は抱き上げた先生の首を引っかいたらしい。もう、昔からルナを見てくれている先生だから始末書沙汰にはならないで済んだけど、その先生も、もう何年もここに来ているのに何でかしらと首をかしげる。少し経てばけろりとして平気らしいのだが。
この前同じ状態になった時はお友達にアンタはベビーだと気に入らないことを言われるのが嫌だったらしいが、今回はいろいろ聞き出したところ、どうも昼寝の時間が嫌らしい。昼寝の時間は暗くて、みんなが寝ないと先生が怒るから怖いということらしいのだが、それだけで泣き叫ぶほど嫌になるのか疑問だ。それで、昼寝の前に迎えに行くから朝は泣かないということで交渉成立し、何とか行ってくれた。また夕方までいると本人が言い出すまでしばらくこのパターンが続くことになる。やれやれ。

土曜日の日本語学校は好きで、朝も早く出かけるのに嫌がらずにちゃんと行く。環境が大きく異なる日本の幼稚園の体験入園も立派にやり遂げた。本人は日本語学校は楽しくて英語の学校(プリスクール)は楽しくない、と、それしか言わないので良く分からないのだが、いろいろ考えてみると、ルナは和気あいあい、のびのびとした雰囲気の中でお友達も先生も穏やかで優しくて・・・というところが好きなのではないかな、と思う。

そんな中、9月からのPre-Kが、義務教育ではないから入れる保証はないと言われていたのに、抽選などの結果3校とも受かってそこから選ぶという何とも贅沢な状況になった。そのうち1校は有料なので、残りの無料の2校のうちから選ぶことになる。しかしこの2校、かなり性格の違う学校で、日本とアメリカとどっちに住むのがいいか?と言うぐらい選択が難しい。でも、敢えて言えば、一つはお勉強重視のスパルタ型のマンモス校、もう一つは和気あいあい、規模も200人程度のこぢんまりとした学校。マンモス校の方は、みっちり勉強させてくれそうで、卒業後は一定の成績を収めれば近隣の優秀な私立校へ授業料割引などの優遇措置にて編入できるというシステムもあるのだが、ルナの学年だけで200人と規模が大きく、しかもスクールバスがあるものの、家からは地下鉄で行くとなると40分ぐらいかかる遠い場所にあり、さらに7時半から3時半と時間が長い。また、もともとはオフィスビルだったところを改造して作ってあり、ロケーションの問題から外の校庭がなく、子供たちは一日を建物の中で過ごすことになるというのが懸念事項。一方、和気あいあいの方は家からも歩こうと思えば歩ける距離で、時間も9時半からと無理がなく、校庭も新しく拡張する工事が進められているとかで、建物も古いがいかにもこの辺りの学校という感じ。見学会の時には校長自ら一人で対応・・・という点だけでもこの学校の通気性の良さがうかがわれる。ただ、お勉強の方はどこまでやってくれるかはちょっと読めないというのがネック。

というわけで、最初はお勉強を最優先してマンモス校の方に入れるつもりでいた。しかし、申込書の期限が迫るにつれて、先に述べたその学校のマイナス面が気になりだして来た。加えて、このところ、正確に言えば、アレックスが生まれて以来、ルナにとっては環境が変わったところにさらに日本に里帰りしたり病院通いがあったりとストレスに晒されがちで、そのマンモス校に朝も非常に早くからスクールバスに乗って(ルナにとっては)遠くまで行き、勉強、勉強と長時間煽り立てられ、一日中建物の中に入りっぱなし・・・という状態は新たなストレスの要因になってしまうのではないかと心配になり始めたのだ。私の頭の中には、朝、ルナが学校に行きたくないとスクールバスの前で泣き叫んで大暴れする姿が消えなくなってしまった。ダンナはダンナで、その学校の抽選会に行った時に来ていた子供たちや、たまたま学校にいた在校生たちがいかにも都会のタフな子供たちという感じで、ルナには合っていないのではないかと思ったと言う。ストレスに晒されると暴力に走るタイプのルナ、学校で問題児扱いされて辞めさせられる・・・という事態だって考えられなくはない。最初はこのマンモス校の方なら、たとえばクラスに問題児がいたら辞めさせることが出来るから他の生徒は勉強を妨害されずに済んでいいじゃないかなんて思っていたが、我が子が問題児になることだって十分考えられるわけだ。

今の、この4歳という年齢のルナに一番必要なのは、一刻も早く文字の読み書きや算数が出来るようになることではなく、何よりも学校は楽しいところなのだという体験をさせ、楽しい学校通いの基盤を作ること、そして、先生やお友達とのふれあいを通して、人間関係の基礎を身につけることなのではないだろうか。そして、学校選びの基準に、ルナの性格に合っているかどうかということを優先させるのもこの時期、大事なのではないだろうか。学校選びは結婚相手選びと一緒で、相手がどんなに優れていたって、自分に合っていなければ上手く行かないのだ。

昨日は折りしも日本語学校の始業式の日で、ルナは年中組に進級。私がひそかに「この先生になればいいな」と思っていた先生の組になってラッキー。その先生は、子供たちの目線に立って一緒に楽しんでくれるという感じの先生で、ルナにはそういうタイプの先生の方が合っていると思っていたのだ。
ルナが久しぶりにそういった楽しい雰囲気の中で満面の笑顔で過ごしているのを見て、ダンナが「今日の様子を見ていて、やっぱり近くの和気あいあいの学校の方がいいかなと思ったよ」と言った。そして放課後、学校の広い敷地内を私達の元から一気に駆け出し、米粒ぐらいの大きさになる遠くまであっという間に走り去って遊ぶその姿を見て、私は確信を持って傍らのダンナに言った。「やっぱり、校庭がある学校の方がいいよ」

マンモス校の方の申し込みは来週末が期限なので、気が変わった時のためにいちおう書類は提出しておこうと思う。断るのはいつでもいいのだから。もう一つの学校の方は来月にウェルカムセッションがあるとのことなので、そこにルナも連れて行って本人がどう感じるかも確認した上で、最終的な結論を出す予定だ。






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最終更新日  2008.04.07 06:56:42
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