ニッポンとアメリカの｢隙間｣で、もがく。

今週からルナが通い始めたサマーキャンプをやっているプリスクールは家の真向かいにあると言ったが、本当に近い。どのぐらい近いかと言うと、家の窓から、

朝、あ、先生が来てドアを開けたよ。
日中、光の具合によっては教室の中が見える。あ、いま、ルナが横切った、とか（笑）。
お迎えの時間が近づくと、あ、お母さんたちが迎えに来てる。そろそろ行かなくちゃ。

とまあ、向かいのビルから張り込みをやっている刑事みたいである。
昔、NHKの朝の連続テレビ小説が終わってから家を出ても８時半の始業時刻に間に合うクラスメートが居たりしたもんだが、もう、まさにそれ。

さて、ルナ、一日目は帰り際に泣き、二日目は先生の言うことを聞かずにタイムアウト（バケツ持って廊下に立つ、みたいな罰）をさせられたらしいが、三日目の今日になってやっとこさっとこ楽しいモードになったようだ。今日は迎えに行ったら裏庭のコンクリートの上いっぱいに子供たちが落書きをした跡があって、ルナは私の顔を見るなり、見て見て！と、手を引っ張り、自分の描いた絵を見せてくれた。私とルナの似顔絵だった。

今日はキャンプの後、隣町の靴屋さんに頼んでいたサンダルを取りに行った。ここは昔にも書いたが、創業60年を越える昔ながらの靴屋さんで、創業以来のオーナーのおじいさんが一人で頑張っている。stride riteと言う、子供靴のブランドの品揃えが豊富で、靴を新調する時は必ずこちら。子供の足を良く分かっていて、買うたびに足のサイズを幅とともにきちんと測ってピタリと合った靴を選んでくれる。

帰りにその店の近くのカフェでお茶したのだが、子供たちが騒ぎ出したのでそそくさと退散。ルナが眠くて疲れたせいか甘えてきて抱っこと言うので、それまで抱っこ紐で抱っこしていたアレックスをベビーカーに乗せ、ルナを抱っこ紐でくくる。あー重い。でもまあ、完全に自分だけの力で抱っこするよりは少しはマシだけど。

ルナはバスの中でそのまま寝てしまい、仕方がないので駅からそのままベビーカーを押して家まで歩く。そんな状態では階段を上がって家に入れないので、ダンナに早く帰って来いと電話する。そのまま待つことおよそ30分。ダンナが帰ってくる少し前にルナが目を覚ましてくれたのだが、結局そのまま待って、子供たちとダンナはビーチへ行くことに。私も夕飯をお弁当にして後を追うことにした。ついでに水着やタオルなどビーチの用意もして。

アレックスは海に入るのは初めて。足を少し濡らしただけだったが、水の冷たさにビックリしたもよう。足元をじっと見つめて無言。砂浜の感触も初めて。ルナは待ちきれずに洋服のまま、じゃぼじゃぼと海の中へ入って遊んでいた。水着に着替えてパパと一緒に遊んでもらって大喜び。しかも、アイスクリームトラックも来た！ルナはGood Job Pitcher（毎日、昼寝をして夜８時に寝たらコップ一杯ずつピッチャーに水を入れて、ピッチャーがいっぱいになったら予め決めておいたご褒美がもらえる）のご褒美がアイスクリームトラックのアイスクリームを買うというものだったのだが、なかなかトラックに巡り合えずにいたのだ。それがやっと今日念願かなって、Dora The Explorerの形をしていて両目がバブルガムという、もう添加物いっぱい砂糖砂糖砂糖砂糖みたいなアイスクリームを頬張って上機嫌。上機嫌というよりモノも言わずに食べてた。まあ、たまにはいいだろう。今日まで良く我慢したね、と、べた褒めしておいた。

あっという間に帰る時間になってしまい、それはやっぱり嫌だったみたい。でも、８時までにお風呂に入って寝ないと翌日のキャンプに響く。もうこの辺からは私は腰痛肩こり寝不足疲労で限界だったので、突然ぶちぎれて早くしなさい！もう帰りますよ！と金切り声。

その後、お風呂に入って、なかなか寝付けなかったみたいだが、いったん眠ったらかなり眠りは深い模様。そりゃそうだ。

アタシも疲れた。