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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2008.07.03
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カテゴリ:育児
ルナが6月まで通っていたデイケアは朝・昼・おやつ付きだったので、これまでお弁当らしきものを作っているのは土曜日の日本語学校のスナックタイム用だけであった。しかし、サマーキャンプでは午前・午後のスナックとランチをそれぞれ分けて詰めて持参するよう指示があり、一転してお弁当作りを強いられることに。しかしここはアメリカ。最初は日替わりで作ろうかと思ったのだが、食事と食事の間隔も食事にかける時間も短いし、そもそもルナは食に関心のない子なので、母親の気持ちばかり空回りしてもどうかなと思い、毎日同じメニューにすることにした。

午前:DORAのヨーグルト、リンゴジュース
昼:ベーグルサンド(クリームチーズにジャム)・いちごとブルーベリー
午後:ぶどう

これをそれぞれジップロックのバッグに分けて詰め、「朝のおやつ・ルナ」というようにマジックで表記。最近、遅ればせながら、GO GREEN!のスローガンの下、リサイクル、環境保護にも力を入れ始めたアメリカ、我が家でもできるだけのことはするよう心がけており、お弁当もタッパーウェアのような容器に入れようと思っていたのだが、おやつやランチを入れる棚も小さいし、先生達が空になった容器の後片付けに気を遣っているとも思えないし、ルナもまだ一人でそこまで気が回せそうにもないので、ここは潔くあきらめ、この点については日本語学校で実践できればそれでよしと思うことにした。

ちなみに日本語学校では「スナックタイム」と称しているにも関わらず、かなりの割合の子供たちが「お弁当」を持って来ている。我が家も最初はお菓子を持たせたら、クラスメートがあまりにきちんとしたものを持って来ているのにビビって、それ以降はしまじろうの付録のお弁当箱におにぎり、ハンバーグ、ニンジンとジャガイモのグラッセという、毎回同じメニューであるが、持たせている。でもここはやっぱりアメリカ。そうじゃないお母さんもいて、「わー栄養バランス考えていてえらいねー」と、こんな手抜きメニューでも褒めてもらえたりする。ほんと、手抜き街道まっしぐらのハハとしてはアメリカで子育てしてて良かったとおもえる瞬間である。

まあ、そんな和洋折衷?の日本語学校でも、このスナックタイムでは、いただきます・ごちそうさまの挨拶に始まり、先生やヘルパーさんが子供たちがお弁当箱をきちんと片付けるのを見届けるなど、日本の「食」の文化・習慣を学ぶ機会が与えられていると思う。里帰りした時に通わせた日本の幼稚園では、これに加えて「残さないで食べる」や「好き嫌いをなくす」といったことも奨励されていた。

それと比較すると、アメリカの学校での「食」とは、栄養バランスはいちおう考慮されているものの、あくまで一日のスケジュールをこなす上で子供の空腹を満たすだけのものでしかないように感じる。でも、それは良し悪しの問題ではなく、あくまで感覚の違い、教育の重点項目の違いなのだろう。そこで、わざわざ、まだ文化の違いも良く分からぬ幼い子供に、色合いもバランスも考えに考えた日本風の凝ったお弁当を持たせては、かえって子供に負担をかけてしまうのではないかとさえ思う。

日本では家庭における食生活の乱れが指摘され、「食育」と称する食の見直しが盛んに叫ばれているようだが、食が原因で家庭が崩壊するとしたら、アメリカは家庭どころか、すでに国家自体が滅亡してるよな(笑)。







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最終更新日  2008.07.04 04:32:31
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