ニッポンとアメリカの｢隙間｣で、もがく。

もう10年近く前の商品ですが、最近エクササイズに使っているもの。
私がダンスに明け暮れていた学生時代はPaula AbdulにMichael JacksonにJanet Jacksonの全盛期と重なる。
今ではこの3人も作品そのものよりゴシップネタの方で話題になることが多いのが残念だけれど・・・。

さて、これはヒップホップ風の振りを踊りながらエクササイズが出来るというもので、まさに私が求めていたジャンル。10年前の振りだから時代遅れだとコメントしているレビューもあったけど、私はこのぐらいがちょうどいい。ジャズダンスにバレエ上がりの私としては、ヒップホップでもそういう下地がないとついて行けないもので。

これの前にNYC Ballet Workoutというのを借りてみたが、ストレッチだけに20分以上かけるストイックな内容だったので、20分放っておいたら飽きて泣き出すアカンボがいる今は全然向かない。その点、これはストレッチとウォーミングアップが5分ぐらいで終わってすぐ振りに入るのでＧＯＯＤ。音楽がちょっと速いので、振りだけ覚えてもっとスローな曲で踊るというのがいいかも。

しかし、ポーラは今さらながら踊りが上手い。もちろん、生まれつきの才能もあるんだろうけど、きちんと長年トレーニングを受けたならではの上手さだ。身長も特に高くないのに、ポーラの脇に並んで踊っている筋肉ムキムキの男性ダンサーを完全に食っている。そして、この人はきっと性格も良いのだろうと思う。だからこそ生き馬の目を抜く芸能界では心の病なんかに罹ったとか罹らないとか言われちゃうんじゃないだろうか。

ポーラを見ていたら、学生時代、下宿していたダンス部の仲間の部屋に皆で集まって、ポーラやジャネットやマイコーのプロモーションビデオを紅白さながらにワイのワイの言って観たことが懐かしく思い出され、ジャネットのＰＶまで引っ張り出して来て観始めてしまった。今、同じ部屋にいるのはダンス部の仲間ではなく、ハイハイがもうじき始まりそうなアカンボだけれど、あれから20年ほど経った今も私のやっていることはあまり変わってないってことか。