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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2008.07.28
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カテゴリ:育児
かねてから親戚をはじめ周囲の人からルナは可愛いからモデルになればいいと言われていたのだが、親としてはもうそれどころじゃなく(ええ、毎日のドタバタぶりを読んでくださっている皆さんにはお分かりでしょうが)、しかも、ルナの中には自分を見たり伴侶を見たりするだけで、自分の子供が客観的に見て可愛いかどうかという判断は結構難しいものだ。
でも、しびれを切らした義母が「今度、このモデル・エージェンシーでオープンハウスがあるから行ってきたら」と言うので、じゃあ、とりあえず行ってみるか、と家族総出で行って来た。私としては「これでまたブログのネタが増えるぞ」という魂胆。
ついでに、売れちゃったりなんかしちゃったりしたら将来の学費の足しにすればいいと言う切実な動機もビンボな親の心を大きく突き動かして。

最初はオフィスのある1階の玄関ロビーみたいなところで待たされる。
途中、知り合いのママ友さんと坊ちゃんにばったり出くわした。何と、ここのエージェンシーで2年ぐらい仕事をもらっているとのこと。
知り合いがやっていると聞けば、少なくとも悪質なところではないと安心も出来る。

その後、会議室に通されたが、非常に狭い。
話をしてくれたのはこの道20数年という、首にゴールドのネックレスをちらつかせたいかにもギョーカイ風のおじさん。
バブル経済真っ盛りし頃にワラワラといた人達を思い出した。
といっても、バブルだったのは日本で、この人はアメリカ人だけど。

この日は説明会の形式で、途中、このおじさんが、親が持ち寄った子供のスナップ写真を見て子供と実際に話をするという時間があっただけ。
次のステップに進む人達には後にメールで連絡しますとのこと。
スナップ写真2~3枚を持ってくれば良いという話をそのまま信じて、スクラップブック用に現像しておいた写真や写真スタジオで撮ってもらった写真をかき集めて持って行ったが、本当にそれだけで十分らしい。
親の中にはCD形式で写真を持参した人がいたが、「見る時間がないから」と言って、受け取らなかったし。
説明会は1時間弱、その中で個別に写真と子供を見た時間は一人につき数分、それでもビジネスのチャンスに結びつく人材を選び出す能力は、おじさん、さすがギョーカイに長くいるだけある。
私はどんな仕事にも限らず、その道のプロの仕事ざまを間近に見るのが好きだ。

モデル・エージェンシーと言うと、東京のお受験じゃないけど、受かるためのノウハウをあれこれ駆使してやって来た親子が会場でライバル意識をバチバチと炸裂し合う、みたいな雰囲気を想像していたが、まあ、ここはしょせんボストンだからどちらかというと我が家みたいに「受かったらラッキー!」ぐらいのレベルで来ている人がほとんどで、うちなんか去年から着せている唯一とも言える女の子らしい黄色のワンピースに白いサンダルを履かせて、いかにも「ビンボー人が一張羅を着せて来ました」みたいな格好だったし、願書に身長の欄があって、「え?ルナって身長どれぐらいだっけ?」と慌て、レターサイズの紙を取り出して、えー縦が11インチだから・・・3.5枚分???と、ルナを壁に立たせてその紙で身長を測る準備の無さ。
クライアントだって、この辺の地元のピザチェーンのCMとか、量販店のチラシとか、まあ、そんなのがほとんどで、ギャラも時給にしたらあくせく翻訳やってる私よりは多いけど、金額にしては小遣い程度。大学資金にするには月に何本以上・・・と、取らぬ狸の皮算用。

ただ、アメリカならではの面白さだな、と思ったのが、モデルに対するニーズも多様であるということ。たとえば、赤毛の男の子とか。
だから、良いモデル・エージェンシーというのは、そういったクライアントの多様なニーズに対応すべく、さまざまなタイプの子供を取り揃えているところなのかな、と思った。そういう意味では、ルナみたいにちょっと変わった風貌の子というのは、それなりにニーズがあるのかもしれない。

受かるかどうか分からぬうちから「撮影は平日がほとんどらしいから、そうすると学校を休ませなきゃいけないし、そういうのってどうなんだろ」とか、「そのうち売れっ子になってGAPモデルとかになっちゃったらニューヨークで撮影かしら。そしたら家族全員分の飛行機代は出してくれるのかしら」とか、それこそ要らぬ心配をあれこれしてしまい、自分で自分に苦笑い。
ステージママのことって馬鹿にしてたけど、こんな小心者じゃ絶対に務まらんわ。今さらながら、りえママをちょっと尊敬。

説明会は1時間ほどだったけれど、早めに行ったからしばらく狭いところで待たされたし、ルナは飽きてしまってウロウロと落ち着かず。
たとえ顔はパスしても協調性の面で不合格かもと思ったぐらい(笑)。その後、道であっちにふらふら、こっちにふらふらのルナを叱り飛ばしながら近くのピザ屋に入って昼を食べ、家に着いた頃にはグッタリ。もし仕事がもらえるようになったら嬉しいけど、こんなのにいちいち付き合うのもメンドクサイし、落ちたら落ちたでまあいいや、と思った←ヤル気なし。

ダンナも「性格はすでにナオミ・キャンベルだ」とボヤイていた。





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最終更新日  2008.07.30 05:48:44
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