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ニッポンとアメリカの「隙間」で、もがく。

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2008.09.14
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カテゴリ:育児
ルナが通っている学校には給食がある(たぶん、有料)。給食を食べてもいいし、お弁当を持って行ってもいい。

ルナはアレルギーがあるので、お弁当を持たせるつもりでいた。幼稚園初日の朝、ルナにお弁当の入っている袋を見せながら、この中に入っているお弁当を食べなさいと言い聞かせ、本人も返事をしたのだが、恐らく頭の中はこれから乗るスクールバスのことでいっぱいだったのだろう。幼稚園から帰って来てお弁当袋を開けると、全く食べた様子がない。それにしてはお腹がすいた風でもないので、問い詰めると、お弁当のことはすっかり忘れて皆と一緒に給食を食べちゃったんだと。あれれれれー。お弁当があるなんて知らなかったの、なんて言うし。

しかも、何を食べたか聞いてみると、学校のメニューと違う。
その日は
朝:シリアル、アップルグラノラバー、グレープジュース、ミルク
昼:ターキー・ハム・チーズサンド あるいは チーズトースト
  ベークドポテト、ミックスフルーツ、チップス、ミルク
とあったのだが、本人によると、
朝:ジュースとミルクだけ
昼:サンドイッチ
おやつ:プレッツェルとハンバーガー(???)
と、全くラチがあかない・・・・。

最近の学校はナッツフリーと言って、ナッツの入っている食べ物は出さない、持ち込まないというのが主流になっているのだが、ボストンの公立はそうじゃないらく、明らかにナッツが入っているものが献立に含まれている。これは困る。しかも、献立が変わる場合もあると言う。

次の日は、「フルーツと飲み物は学校のものを食べてもいいから、それ以外はママの作ったお弁当を食べなさい」と言ったのだが、本人にしてみればピザなら大丈夫でしょ、他のものはナッツが入っているか先生に聞く、と言う。皆と一緒のものが食べたいらしい。その気持ちは良く分かるのだが、4歳の子に、この献立はOK、これはダメと判断できるものでもないし、先生だって責任は持てないわけで、この日の朝は押し問答で母子共に大荒れ。あまりに言うことを聞かないので、家を出る時間が迫っていたこともあり、しまいには私も思わず「じゃあ、ルナちゃん、ナッツを間違って食べて死んじゃってもいいんだね!」と怒鳴ってしまった。

でも、それはさすがに反省し、ルナを抱き寄せて、「みんなと一緒に食べたいんだもんね、ルナちゃん、アレルギーがあって可哀想だね」となだめる。そうすると、ルナが悲しそうにウンという顔をしてうなずく。まあ、そんなこんなして、「ルナはママが作ったお弁当を食べる。お喉が渇いたら学校のジュースかミルクをもらう。フルーツも食べてもいい」ということで落ち着き、ルナは大好きなスクールバスに飛び乗って幼稚園へ行った。

それ以降は、なるべくその日の献立に似せたものを持たせるようにしている。それでも、経済的に食材を使い切り、しかも、冷めても美味しいものにしようと思うと結構頭を使う。たとえば、ピザの献立の日は冷めたら美味しくないからキッシュにするとか。それに、一生懸命作ったら、献立とは違うものが出ることもあるだろうし、来週なんか、2番目のチョイスが毎日ハンバーガーである。

「よくやるねえ」と、友達には半ば呆れたような声で言われたけど、アレルギーの子を持つ親としてやれることは、このぐらいしかない。できることなら何も心配せずに何でも食べるようにさせてやりたいけれど、それが出来ないのなら、せめて少しでも、皆と食べるという楽しみを共有できるよう力になってやるしかないではないか。

今週は学校にエピペン(重大なアレルギー反応を起こした時の緊急用の注射)を常備できるようにするための書類を揃えるべく、かかりつけの小児科医に書類の記入を依頼しに行ったり、学校に書類の提出を終えるまでにどうかルナが間違ってナッツの入っているものを食べませんようにとハラハラしながら、慌しい日々を過ごした。





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最終更新日  2008.09.15 06:24:13
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