メルハバ!トルコの思い出と韓国滞在記♪
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「あなたに似た人」を結構数日で一気に見て、今日はちょっと時間が経ってからいろんな場面や状況を思い浮かべていた。 移動中などに。 視聴中は、ただただ意味不明~~でも気になるから~と見ていましたが。。 (それがマクチャンドラマの中毒症~) マクチャンドラマというのは、ドロドロのどうしようもないドラマのことです。 まず、思ったのが、結局恨みを晴らすことに執着していると、最終的には自分に返ってきて、復讐が終わってやれやれ幸せになろうとしても、自分の犯したことの仇が返ってきて不幸になるということでした。 このドラマでは誰一人として幸せになれない、回りまわって皆苦労するという内容でした。 それでは、逆にそれを紐解いて、一つ一つの場面でどこをどう修正すれば、幸せになれただろう?と考えてみました。 (今日もネタバレオンパレードですので、あしからず~) 私は観光通訳案内士の4科目の先生が佛教大学出身の講師で仏教に関してはそんじょそこらの教授やお坊様よりとても詳しい学識のある先生だったので、お寺やお経の解説以外にもよくそういう人生の紐解きのようなお話を聞いていました。 周りの日常の人のことを質問してみたり。 私は前世というのは、あまり信じていなくてピンと来ないことが多いんですが。。 話を聞いてると、そういうことなのかもなとも思ったり。 だから、このヒジュ(コ・ヒョンジョン)とウジェ(若い彫刻家)との恋の落ち方は不意に落ちないんですが、それも前世で何かあったのかな?とも思ったり。(そうでなければ、まったく意味不明な展開~~) まあ、それは私もあまり信じてないので、一応置いておいて。 ヒジュ とにかく、問題はヒジュにすべてを奪われたと思っているへウォンがヒジュに計画的に近づき、執拗に執着して復讐を果たそうとしてくるところです。 へウォン そしてそれが故に、せっかく記憶喪失で帰ってきたウジェに心がちゃんと向かず、復讐に明け暮れているのでいつも気持ちは暗く、笑顔もなく、魅力的ではなかったのです。 ソ・ウジェが記憶喪失で帰ってきて、ある程度へウォンのことは覚えていて「色々すまない、感謝している」と言っていたので、とても素直な気持ちでスタートできたはずです。 ただ、またヒジュに走るんではないかという不安から、記憶を改ざんするようなことをウジェに吹き込んでしまった。 でも、そういうことに気持ちを注ぐんではなく、本当に明るく魅力的な女性になってウジェに接していれば、また違う展開もあったんではないか。 ウジェ そして、どうしてそこまで暗い部分に囚われ、執着してしまうのか?を分析すると、まず父親はいない。 とても若くして、母が生んで一人で育ててるが、いつも怪しい土地などに投資し、人を誘導しては訴えられている。周りにも被害者がたくさんいて、詐欺のようなことを繰り返す。性格はいいんですけどね。 だから、愛情に元々飢えていたし、貧しくて自分のやりたいことを放棄せざるを得なかった。 だから、ヒジュに出会ったときに、羨望の思いがあり、それが自分の婚約者を寝取られたことで、深い恨みになったんだと思います。 元はヒジュもとても貧しい家庭で愛をあまり知らずに育ち、シンデレラ街道に乗った人物。 それはうらやましかったと思います。 何もかも持っていて、いろんなことがたやすく叶うのに、どうして何も無い私から唯一の光を奪うのかと。 どうしても、不幸になるのを見届けたい、自分と同じ思いを味合わせたいと執拗に迫ります。 夫が一番かと思いきや、そうではないらしい、では子供だと、子供に近づいたり。 結局最終的にはその願いは叶うのですが。 結局、よーーく見ていると、ヒジュも子供を愛していると言いますが、ちゃんと子供が願う愛し方をして、しっかり向き合ってあげれていません。 いつも忙しくしていて、優雅に夫には微笑んではいるけど、それはいつも大金持ちの家での遠慮やただ合わせようと努力している姿に見えます。 子供、特に敏感な思春期の長女は、苛立ちを覚えます。 ヒジュは結局家庭のことより、自分の好きな絵画の仕事や美術館の準備などに明け暮れ、子供が何に悩んでいるのかも把握できていません。 長男は姑に甘えっきり。 夫はとても理解があって、そんな姑からいつも守り、浮気を知ってからもよく尽くしてくれますが、それも妻を失いたくないという執着なんでしょう。 ヒジュの夫(この人、サンガプポチャに出てた人だ~) でも、やはり親からそうとうな愛を受けて来て、不自由なく育ってきてるので、そんなに性格は曲がっていないように見えます。家族に対する愛情も真摯です。 それに比べて、ヒジュ、ヘウォン、ウジェは、どこかそういう貧しい苦労から来るコンプレックスとネガティブさから、一つ一つ歯車が合わず、もがき苦しんでいく姿がうかがえます。 それが人に対するときに、まっすぐ素直な対し方にならない要因なのかと。 そして、もし、ヘウォンがウジェを病院から引き取って、二人で住むときに、全くヒジュと会えないようなところで、ひっそりと二人で暮らしていれば、静かに優しく愛をはぐくんでいけたんではないかと思います。 それが、毎日ヒジュの家族に対する復讐劇を緻密に繰り広げているので、嫌でもウジェはヒジュとも接触し、気になり記憶を取り戻そうという行動に出てしまいます。 結局はヘウォンもウジェとちゃんと向き合えていなかったのです。 やはり、そうやって恨みを晴らすことによるネガティブなマイナスエネルギーがどんどん増幅し、いろんな悪い方向へと転がることになっています。 最終的には、ウジェもへウォンも。。。これは書かないことに。不幸に転がり。 願い通り、ヒジュは孤独な生涯を虐げられます。 でも、そうあってもある程度お金がある家の残った家族はそれなりに幸せになっていくんだろうなと感じます。 一般的な内容ではなく、このドラマでは、そういう不幸な家庭で育った人は努力だけでは、幸せになれないものがあること、 2つ目に、いろんな歯車が合わなかったり、ギクシャクしたり、横暴さがあったとしても、なんだかんだ言って、いろんな問題はお金である程度解決できて、それなりに成功を掴めていく というようなことが描かれていたように思います。 要するに、恨む内容があっても、未来に向けて自分の幸せのために歩んでいくことの大切さのようなものを訴えていたのかなと思いました。 それを感じさせたのが、ヒジュの弟の件です。 長い間、死なせてしまった友人の母親のいいなりになって、傷をほじくりかえされる毎日でしたが。。。「そんなことをしても、息子さんは喜びはしない」とへウォンがその母親に言って、解放してあげるんですね。 なんとも皮肉なことです。自分は許せていないのに。たぶん、言わされていたんでしょうねえ。 いつも教会でお祈りしてたので。 後半、緑のコートを燃やし、ヒジュの子供(ホス)に近づいて嫌がらせをしようとしますが、逆にその純真無垢さで、慕って来る姿に母性愛を感じてしまって、心境の変化がありましたね。 コートの色も少し明るくなって。表情も変わりました。 しかし、後半、今度はウジェが記憶を取り戻して気が狂ったように迫ってきましたね。 記憶を取り戻してからのウジェは純粋で、礼儀正しい彼では無くなっていました。 そこにまた復讐心が生まれて。もともとの性格も出てきたのでしょう。 なんとも後味の悪い悲しいドラマ。 でも、色々生き方について考えさせられるドラマでした。 <追記> 名前を見ていて、面白いことに気づきました。 구해원(ク・へウォン)です。 へウォンというのは、「恨みを晴らす」という意味があり、クというのは、救うという意味があります。 なので、”恨みを晴らすことから解放する”という意味です。 本当はオンニ(お姉さん)として慕っていたヒジュを憎む気持ちから解放されたかった、許したかったのではないでしょうか。それを名前で表現したのではないかと思います。 ヒジュ(희주)はいろんな漢字があるんですが、喜ぶ珠だとするといい名前ですが。 一つ気になるものが、北朝鮮語では、ジャンスカルコミという蜘蛛の名前です。 ということは、お金持ちで、毎日いびられて辛く孤独だったヒジュは、蜘蛛のように巣を張ってウジェを待っていた?? だとすると、ちょっと納得 ウジェ(우재)は、何個かありますが、「雨によって起る災害」ってのがあります。 アイルランドはよく雨が降って、どんより曇ってたから? どうかな? 面白いですね。作家さん。名前にも意味を託したのかな? #あなたに似た人 #韓流 #韓国ドラマ #韓流ドラマ #かんこく #コ・ヒョンジョン #シン・ヒョンビン #koreandrama #drama #southkorea #너를닮은사람 #고현정 #김재영 #신현빈 #드라마
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エルマチャイ13。
韓国での面白情報、韓国料理、映画(洋画、韓国映画)などを綴っていきたいと思います。トルコの摩訶不思議な思い出もね。
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