心がある
心がないとは・・・私が長年の間、父の仏壇に手を合わせた時、心がない状況だった。花を飾っても、ふっと白けた気持ちがあって私の弟、長男から事情があって預かっている父の位牌を義務として色々お菓子をあげたり、水や線香をあげたり・・・仕方なく、責任で行うだけで、確実に心はなかった。本当に悪い娘。でも、父が本当に憎かった。DVの心の傷は、簡単には癒えなかった。腹の中で、許さないと思いながら手を合わせるのが心底苦痛で・・・でも、親思いの旦那にいい顔をしたかったから、心のないお参りをした。白ける事でバランスをとっていた・・・今思うと、砂漠のようなザラザラした感覚だった。でも今は、心がある。形でするのではなく、思いでするのだ。したいからするのだ。私が父の側に居る気がする。これは大きな進歩だ。一生無理だろうと思っていたから。父の仏壇に珍しい花を飾る父は花が好きだったに違いない