「龍馬伝 第13話 さらば土佐よ」
第一部の最終話です。とうとう龍馬が土佐を出ていきます。
象二郎(青木崇高)から龍馬(福山雅治)暗殺の命を受けた弥太郎(香川照之)は、龍馬の茶に毒を入れる。だが龍馬が茶を飲む前に弥太郎は龍馬の湯飲みを払いのける。龍馬は、半平太(大森南朋)が東洋(田中泯)を殺そうとしていることを知り、東洋に会いに行く。東洋は真に土佐藩のことを考えているのは自分の方だと龍馬に語る。龍馬は、東洋は半平太が思うような悪人ではないと悟る。そのころ半平太は、ひそかに刺客を集めていた。一方、勤王党の中には半平太と土佐藩に見切りをつけ、脱藩を考える者たちも出始めていた。沢村(要潤)は龍馬に一緒に脱藩しようと持ち掛ける。龍馬は再び半平太を訪ね、東洋を殺すべきではないと説得。半平太は龍馬の気持ちをくみ、東洋を殺さないと言ってその場を取り繕う。龍馬の心の中には、土佐を飛び出し日本のためになることをしたいという気持ちがわき始めていた。
(MSNテレビ欄より)
この一話を通して、土佐を捨てるか(脱藩するか)どうするか、悩みに悩んだ龍馬。
弥太郎は吉田東洋の命令で(奥さんを守るため仕方なく・・・)龍馬を毒殺しようとします。
でも茶店で龍馬が一瞬席を外したところに龍馬の湯のみに毒薬を入れたものの、それを飲もうとした龍馬の手から湯呑を払いのける弥太郎(前回の予告で龍馬が血を吐くシーンはやはり弥太郎の想像だったようですね)。
それから、武市に東洋の暗殺を止めるよう説得に行った龍馬と武市の、おそらく最後となるであろう話し合い。
吉田さんを殺したら ワシの知っちゅう武市さんはおらんようになってしまう
という龍馬。
でも、結局、最後に東洋は暗殺されちゃいましたね。
田中泯さんは殺される最後のシーンまで迫力満点でした。
武市ーー大馬鹿もんがー!
と吠えながら死んでいく東洋。
その頃刺客を仕向けた武市は、机に向かって黙々と画筆を走らせます。その横でほっとしているような表情の奥さんが気の毒(だって結局だんなさん、暗殺しちゃったもん。。。)
一方龍馬は、自分が脱藩したら坂本家はお取りつぶしになってしまうと悶々としながらも、ついに決意を固めます。
ぶらりと立ち寄った、弥太郎の家。ただ顔が見たくなっただけだという龍馬に不審そうな弥太郎。
「じゃあの」と言って立ち去る龍馬の笑顔に、何かを感じる弥太郎でした・・・。
脱藩を決意した龍馬の背中を押してくれたのは乙女姉さん、そして家族でした。
姉さんが仕立て直してくれた袴、母の作った食料、兄が譲ってくれた家宝の刀。
ごめんちゃ!
と繰り返し家族に頭を下げ、涙ぐむ龍馬。
翌朝、龍馬の姿は坂本家にありませんでした。
いつも影の薄かった(ごめんなさい)お兄ちゃん、男になりました。坂本家をお取りつぶしさせないために動くようです。
わしらにはわしらの戦い方があるがぜよ!
そして龍馬は旅立ちました。
ドラマの前半で、龍馬の姪の春猪が毎朝の習慣なんでしょうね、寝ている龍馬を起こしに行って、その後一家全員が(なぜかお嫁に行ってる乙女姉さんも参加率多し。笑)朝ごはんを食べている風景が見られます。
でも、龍馬が旅立った朝、春猪がいつものように龍馬を起こしに部屋へ行くと、部屋はきれいに片付いていました。そして、家族が揃った朝食の席には、龍馬の座っていない、でも料理だけが用意されたお膳がぽつりと・・・。
私は単純なので、もうこのシーンだけでほろっと来ちゃいましたよ。
次回からは第二部で「お尋ね者龍馬」。
おぼっちゃま龍馬は卒業のようで、ちょっと汚くて、はじけてて、豪快に笑う福山龍馬さんの姿は私たちが抱いていた坂本龍馬のイメージに近づいてきたようですね。
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