思い出の「アップルパイ」作り
昔、家でよくアップルパイを作っていました。無水鍋ってご存知でしょうか。イメージは載せません。関心ある方はクリック(笑)家にはガスオーブンがなく、ちっちゃなオーブントースターがあるのみでした。そのころの私は、「手作りのお菓子」等々の本に出ている「作り方」を見ては「これもオーブンがいるのか~、家はオーブンないからなぁ。」と』ため息をつくことが多くて、そのせいで私は母に、しょっちゅう「オーブン買って~」とせがんでいました。ちょっと無理すると足が出る(!)家計をやりくりしていた母がそんな無謀な要請に簡単に応じるわけがありません。自分が主婦になってみて今思うと、母は賢い選択をしたと思います。私の度重なる要望に応えて(だったのかと、今になってわかりましたが)母は、オーブンの代わりに「無水鍋」を購入してくれました。この鍋には、「母の料理の思い出」も結構ありますが、今日は「お菓子作り」がテーマですから、その話は今度に譲ることにして、無水鍋で「アップルパイ」を作った話に戻ります。無水鍋はフタが平らで、フタを返して、鍋として使うこともできます。「アップルパイ」を作る場合は、フタを下にして、鍋の本体をそこにかぶせ「ガスオーブン」の状態にします。それ以外は、普通のアップルパイと同様です。強力粉と薄力粉をあわせてふるい、バターを溶かし込んで生地を作ります。アップルパイの中身、リンゴを煮詰めたものを作るときに使うリンゴはいつも紅玉を使っていました。(母の薦めで!)あの甘酸っぱさが、アップルパイにはぴったりでした!私の手際はそんなにいいものではなかったですが、それなりに何回も作っていると、要領がわかってきて、けっこう楽しかったです。アップルパイのデザイン(!)は定番のクロスオーバー(?)で細長く切ったリボン状のパイ生地を、生地を敷き詰め、中身を詰めた上から、一枚一枚交差させて乗せ、その上から卵黄を溶かしたものを塗りたくって(!)つやを出し、いよいよ、無水鍋に入れられ(!)ます。何分くらい焼くのだったか、時間は忘れました!(笑)もしもご存知の方がいらっしゃれば、是非教えてください。私の記憶に、インプットします。そんな風に、いつも母と私と妹の3人で、楽しみながらアップルパイを焼きました。もちろん、失敗したこともありますが、たいがいはとっても美味しく(自画自賛?!)頂きました。欲を言えば、もう少し生地を薄く、パリッと出来ていたら最高だったかな?と思ったりもします。(笑)また「アップルパイ」を自宅で作って食べたいな。