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カテゴリ:町並み
京、町や大工さんの本 京都の町やが近頃人気です。町並みという言葉を時々使いますが、実は京の町並みを含めた、隣の家々、全全体の家々の形、大きさ等、外観を他と際立て違わないようにしたのが町並み、「ちょうな」と言っていたらしいです。人並みと同じ意味です。今は隣と違った家並みでも、町並みという言葉を使いますが、以前の町並みは隣と同じ姿格好ということで、それがもっと大きな広い町並みの姿を作っていたようです。 「京 町家づくり 千年の知恵」山本 茂著
京都の町から次々と町やが消えていった。今は町やのブーム?若い人、特に30歳前後の女性たち、創作家たちが集まってくるそうだ。はたして一過性で終わらないか大工さんは心配している。 そんな中、鉄筋コンクリートづくりのホテルを解体して、京町やの木造旅館に立て直した旅館の設計、工事かかわる。現代の京都市内で木造、町や風の旅館を建てるのは、様々な法律上の問題で不可能に近いこと。銀行も相手にしてくれない。今から20年前のことだったようですが、その後、同じような考えを持つ人も増えて若干、苦労しながら町や造っている。改修ですと規制が少ない。新築は許可が難しい。生活としての町やは、今の都市生活流の便利さからはかけなれ、不便だ。町やに住むには覚悟がいる。気密性の良い現代のハウスになれた人は町や生活には遠い。(そんなことを書いているすばらしい本です。) でもまた見直しが始まった。一過性でない町やの再建であることを期待したい。
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