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山本有三記念館、東京都三鷹市
先日、東京三鷹市の山本有三記念館を初めて訪問してきました。 山本有三は昭和を代表する作家の1人ですが、 今の方はわからないでしょうね。 「路傍の石」「真実一路」等の小説を書いている作家。 かれの記念館が三鷹市、井の頭公園近くにあるんです。 かつて吾一少年の小説、夢中で読みましたね。 そこで、記念館に行って吾一少年に邂逅するつもりでしたが、 記念館は想像以上のもので、たてもの自体に価値があるもの ボランティアカイドのMさんと2時間ほぼ、時間オーバーしての見学会となりました。 全体の姿、 正面ではないのですが、入り口はこちら。 上に伸びる塔は暖炉の煙突ですね。 三鷹駅から徒歩10分 敷地は面積はわからないが、公園内に建物が建っている。 山本有三がここに戦前住んでいたが、戦後こここは進駐軍に接取されている。 目の前に地域バスの停留所 JR三鷹駅から徒歩でも十分の距離。 この近くに宮崎駿のジブリ美術館がある。ここから7分くらいかな。 そちらは完全予約制ですね。 玄関までの敷地内アプローチ こちらも作りこまれています。 大正時代に造られた建物 ドアも一品ずつ作られています。 ドアの取っ手は新橋にあるお店で作っています。 ここはかつてのリビング、食卓 今は展示場。 大正時代の造作、そのままほとんど残されてる。 ボランテイアガイドのMさん 「たてもの応援団」の一員です。 山本有三が好き この建物が好きでガイドをされています。 こちらの建物は当初、すべて洋館だった。 山本がこの家を購入してから、2階の書斎だけは日本間に改修しています。 ここが和風の造りにした書斎でした。 瀟洒な造りです。障子戸を開けると今は公園になっています。 2階への階段 窓にはステンドグラスがはめ込まれてる 壁や天井は木製船の木組みに近いものがあるとのこと。 住宅では珍しい造り。 記念館の外 周辺の住宅も外の景観を大事にして作っているとのこと。 条例とかの規制があるわけではないが、自然と合うように建てられているのだそうです。 結果、周辺はとても美しい地域となり人気のスポットとなるのですね。 こちらは和室の外部 公園側、本来こちらが正面。建物の顔に当たりますが。 建物はもっと美しいのですが、曇り空、逆光で暗く写っています。 建物内部の調度品も凝っています。 ドアの取っ手、先ほどの新橋の会社で今も作ってる一品のドアノブ 教会の尖塔のように見えるが、これは暖炉用の煙突です。 暖炉のある部屋は北欧地域を意識して建てられている。 イングルヌックと呼ばれる待合が、この暖炉がある部屋 イングルヌックという呼び名、フィンランドとアメリカにゆかりのある名前。 この建物を最初に建てたオーナーはアメリカ帰りの方だったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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