カテゴリ:2000年代女性ソロ
さーて。1ヶ月前に買ったばかりのカーラ・ディロンを聴くことにしようかな。 今日みたく朝から30度を超えていそうな暑苦しい日はカーラの歌声で涼を取るのだ。 10代の頃は若者の集合体オイガ(バンド名の意味もそんな感じ)で歌っていたカーラは北アイルランドのデリー出身。 本作は数々の音楽賞を獲得している実力派の彼女のソロ2枚目で、前年に結婚したばかりのサム・レイクマンが全面的に協力しています。 ほかにも英国フォーク界の父っつぁんイワン・マッコールの息子カラム、義弟セス、フルックのブライアン・フィネガン、ホットハウス・フラワーズのリアム・オ・メンリーらが参加していてなかなかに豪華です。 数曲でコーラスを付けているメアリー・ディロンはもちろんカーラの実姉ね。 キュートなルックスに負けず劣らずのかわいい歌声を持っていることはすでに知っているし、民謡もいくつか取り上げているから何の不安も抱かず聴き始めたのだけど…、やっぱりカーラの歌唱って好きだなあ。 柔らかく穏やかなシンギングは本当に沁みるし、トミー・サンズのカバー4なんて名唱の極致だよ。 甘い歌声と言ったらケイト・ラスビーやエディ・リーダーの名前もよく上がるけど、カーラは彼女たちよりもさらっとしている印象なんだよね。濃厚じゃないというか、清涼飲料水みたいな。 時にはパイプが入ったりドラムが叩かれたりもしていますが、基本的には旦那が弾くピアノをバックに歌っています。 全体的にトーンを抑えめにしている曲が多く、熱情とか疾走とかの言葉はまったくもって似合いません。 とは言っても単におとなしいのではなく、凛とした芯の強さを発散しまくりです。 民謡ヲタとしては11も興味深いところ。オリジナルのスウィーニーズ・メンのバージョン(2作目に収録。ただしトラッド扱い)ともアン・ブリッグスのバージョン(こっちもトラッド扱い)とも違う。アレンジ次第でまるで別の曲になっちゃうのも民謡の楽しいところだわね。 ラストは姉とリアム・オ・メンリーによるコーラスが最高だな~。 この民謡、まだカーラのバージョンしか持ってないんだよなあ。ほかの人のバージョンも聴きたいぞ。 http://www.caradillon.co.uk/ http://www.diana.dti.ne.jp/~yutakahi/cara/cara_top_02.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/07/04 09:41:09 PM
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