#1233 ALISON O’DONNELL 《HEY HEY HIPPY WITCH》 2009年アイルランド
Harbour Boy (A. O’Donnell/G. Lockett)No Meek Chrism (A. O’Donnell/K. Scott)The Plant & The Page (A. O’Donnell/S.P. Collins)Come Unto Me (A. O’Donnell/D. Colohan)Fires Down Under (A. O’Donnell/R. Moult)Song Of The Gael (A. O’Donnell)The Gay Balladeer (A. O’Donnell)March Of The Strawberry Blondes (A. O’Donnell/S.P. Collins) (For my sister Sara, the redhead in the family)Pointed Thinking Cap (A. O’Donnell/M. Tyack)The Flight Of The Vallant Earls (A. O’Donnell)Sparking The Flame (A. O’Donnell)Dated But Still Lovely (A. O’Donnell)To The Brow Of The Hill (And Back) (A. O’Donnell) Alison O’Donnellvo, tanbourine, melodica, autoharp, finger cymbals, bell stick, conspiratorial whisper, triangle, bodhran, per,handclapsDave Colohanvo, mandocello, banjo, sazHead South by Weaving (GL)a-g, e-g, b, e-bowSteven Collinsa-g, e-g, b, shaker, glockenspiel, bell stick, handclaps, key, shruti box, e-tamburaGavin Priora-g, e-g, amplified-per, plucked-p, programming, oscillationsMichael Tyackg, b, cello, backing-voJason Steela-gJimmy Faulknere-gJohn RyanfiddleJonny Tennantbouzouki, bodhran, b, per, cello, key, handclaps, backing-voFrank BoylanbAnthony Read, Martin McIverdsEmily Aoibheannds, conspiratorial whisperAl Cowands, djembeColm HassetttablaRichard MoultpKevin Scottp, string arrangementIsabel Ni Chuireankey, p, organ, per, handclapsNancy WallacerecorderWill SummerscrumhornNora Geraghtytin whistleAnna BondviolinKristjanna OlesonviolaJonathan BauchcelloMargaret Ayrecello, harmoniumDara O’Briensitarproduction by Geoffrey & Alisonartwork Dominic CooperThis album dedicated to my dear and loyal friend Jenni McLean (1950-2009). なんかごめんね。ゲスト多すぎて大変なことになってるよね。レイアウト能力が低すぎるもんで見やすい画面にできなくてごめんね。 アリソン・オドネルはウィリアムズ姓だったその昔、メロウ・キャンドルのメンバーとして活躍していたことは皆さんご存じの通り。 その後は旦那と一緒にフリバーティギベットを組んだり、今世紀初頭にはベルギーでEishtlinn(読めん)なるグループの一員となっていたりとメロキャンでヴォーカルを分け合っていたクローダー・シモンズよりも聴く機会は多いように思います。 瑞々しいシンギングが大人気だったアリソンも今や五十路オーバー、あの時の歌声はキープできているのかな…と一瞬不安になったことは否定はしません。事実加齢とともに喉が衰えていく人は多いしね。 でも本作は大丈夫みたい。さすがに娘時代よりかは高音部のハリは後退しているけど、声質はほとんど変化ないよ。 基本はアリソンがピンで歌っていますが、4のデイヴ・コロハンとのデュエットは絶品! お2人とも憂いを帯びた歌声で素晴らしいね。 そして多重声にして独りデュエットを構築している6も良い。これはもうメロキャンを思い出さずにはいられない曲だわ。 伴奏を極力抑えた10はトラッド臭しまくり! これも好きだな~。 メロキャン似と言えば12も。まさか未発表音源か!?と錯覚しそうになるほど雰囲気があのまんま。 続くラスト13ではそのメロキャンにいたフランク・ボイランがベースを弾いています。 下手すればアリソンの声が聴けただけで満足しちゃいそうだけどサウンドも◎でした。まずメロディが美しいんだよね。 ぐいぐい系という意味での力強さはほとんど感じないけど、かといって電子鍵盤楽器やプログラミングを過剰に導入することもなく。 無理にアナログ感を出そうとか21世紀のテクノロジーを取り込みまくろうとかそういう空回りはしてないんだ。 癒し系(もしくはヒーリング系)になっちゃったねとがっかりするパターンとは無縁、アリソンの過去の作品群(聴いたのは5枚ぽっちだけどさ)と聴き比べても何の遜色もなかったです。 http://www.alisonodonnell.com/