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カテゴリ:書籍
みなさん、こんばんわ。
今日は関東地方も梅雨の中休み。 わがファイターズは交流戦4連敗。打線も湿っています。 さて、先日東野圭吾さんの 「雪煙チェイス」 を読みました。 ご存知「白銀ジャック」「疾風ロンド」の続編で、パトロール隊長根津、スノーボーダー瀬利千晶が今回も重要な役回りで登場します。 今回のお話は、殺人事件の容疑者となった大学生のスノーボーダーが アリバイを証言してくれるのは、犯行日時に新月高原スキー場で偶然に会った、名前も知らない女性スノーボーダーだけ。 彼女を探して、彼女がホームゲレンデと話していた里沢温泉スキー場に向かいます。 警視庁の捜査員、小杉も里沢温泉スキー場に。 さて、警察に確保される前にアリバイを証言してくれる女性スノーボーダーを発見できるか? お気づきの方も多いと思いますが、「新月高原スキー場」は「白銀ジャック」 「里沢温泉スキー場」は「疾風ロンド」の舞台です。 警視庁の捜査員、小杉はスキー場なんて20年ぶり。スキーを履いての捜査なんかできないので、昔、競技で慣らした旅館の女将の協力を仰ぎ レンタルスキーを借りてゲレンデを捜索します・ 「そんな彼女の後を懸命に追って行くうちに、 小杉は少しずつ自分のスキー勘が戻ってくるのを感じ始めていた。 スピードにも、カービングスキーという新しい道具の感覚にも慣れてきたようだ。 元々、運動神経は悪いほうではない。徐々に滑りが大胆になっているのが 自分でもわかった。 恐怖心や不安感が消失しさえすれば、次にやってくるのは爽快感だけだ。 風を切り、雪上を疾走するのが、だんだん楽しくなってきた。」 この小杉のくだりは 長いことスキーを離れていたスキーヤーが、 ひょんなことがきっかけで、スキーの爽快感を思い出す喜びが表現されていると思います。 東野さん、ほんとスノースポーツが好きなんだなぁ…と感心します。 物語は、この捜査員小杉の活躍で大団円を迎えます。 (ここから先はネタバレの可能性もありますので未読の方は読まないほうがいいかも…) ラスト、休暇を取った小杉が、新品のスキーウェア一式を持って、女将のもとに訪れ さて、何と言ってスキーに誘おうか…と思案するシーンには思わずニヤリとしてしまいました。 この三作品は、スキーヤーならずとも楽しめますが、コアなスキーヤーもうならせる面白さです。 興味ある方はぜひ、お読みになってください。、 次回に続く… にほんブログ村 (ランキングに参加中です!よかったらクリックしてください。↑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.06.13 21:36:01
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