譜めくり
ヴァイオリン・ソロ演奏時、譜めくりの人は演奏中ソリストの後ろにずっと立っている?今日のNHK BS2「クラシック倶楽部」はアルディッティ弦楽四重奏団による現代曲の演奏だった。1曲目のノーノ作曲の四重奏曲はあまりよく聴かなかった。問題は2曲目で演奏したヴァイオリン・ソロの曲。スペイン(多分)のゲレーロ作曲「バイオリン独奏のための“ザイン6”」という初めて聴いた曲。ヴァイオリンの新しい特殊奏法が次々と出てくる現代曲だが、ヴァイオリン・ソロでは珍しく譜面を見ての演奏だった。譜面台を2台並べて楽譜を広げただけでは足りないらしく、譜めくりの人がいたのです。ソリストの後ろに女性が神妙な顔をして立っていたので最初、何のために立っているのか理解できず、現代曲なので雑音を出したり踊ったりするのだろうかと思ったほどです。演奏が進むうち、ススっと女性が進み出て楽譜をめくったのをみてやっと気が付きました。それにしても、こんな現代音楽(!失礼)の場合は、譜めくりの人は大変だろうな!今どこを弾いているのか分かるんかいな?まあ、クラスターではないようで、音符で書かれているのだとは思いますが・・・。もともと譜めくりという仕事はかなりな専門性を持っていると思うが、この類の曲ではものすごく大変だろうなとつくづく思いました。ピアノの譜めくりは座っていますが、ヴァイオリンの譜めくりは立っていなければならない。10へー、でした。