認知行動科学
テレビを地デジに替えてから放送大学が見られなくなっていたのだが、昨年末頃に放送大学もデジタル化されやっと見られるようになった。これまで単位をとろうとか、継続して講義を聴くとかいうことはなかったのだが、3月から新しい科目(といっても過去の講義を集中して再放送しているようだ)が始まったので、これを機会に何かまとまった講義を聴いてみようと思った。番組表を見ていて興味を引かれた講義に『認知行動科学』というのがあった。認知科学と行動科学を統一したもので、心と体の係わり合いを研究する内容のようだ。研究範囲はかなり広そうだが、記憶の仕組みや脳と行動の関係など、最近私にとって関心の高い内容が含まれている。さらに、私などもそろそろ心配になってきた(?)認知症も研究対象になっていそうだ。昨日の初回放送は講義全体の概要を説明して終わってしまったので、実質的な第1回の講義である今日の放送を視ているとデカルトの二元論というところから始まった。"ego cogito, ergo sum"という懐かしい言葉が講義に出てきた。デカルトというと科学者というよりは哲学者としてのなじみの方が深いが、心と体の問題を扱うという意味では哲学的な内容であることを認識した。毎日45分の講義2コマが放送されるのだが、さすがに毎日1時間半この講義を聴くのはちょっとつらいところがあるので、ビデオに録画して少しずつ見ようと思っている。先月まで西洋音楽の諸問題という講義で音楽史の講義があったので時々見てはいたが、このような音楽関係の専門的な講義があるか探してみたら今月はどうやら無さそうだった。4月から始まる講義の中に音楽基礎理論というのが見つかったので、それは是非見ようと思っている。3月2日 金曜日 晴れ一時曇り