行ってきました、佐原大祭
佐原の近くに住んで、かれこれ15年経つのに一度も行ったことがなかった佐原の大祭。今日初めて行ってきた。東関道を使えば30分程度の距離なので、佐原の街自体には何度か来たことがあり、その歴史的なたたずまいはとても気に入っていた。佐原駅近くの駐車場に車を止めて少し歩くと、遠くからお囃子の音が風に乗って聞こえてくる。気持ちはどんどんお祭り気分になっていく。佐原に来ると必ず歩く小野川沿いも、いつもとは違う風情を見せていた。なにか浮き浮きしたお祭りの気分がこちらにも伝わってくる。 お祭りといえばお囃子、いやがうえにもお祭り気分を盛り上げてくれる。お祭りステージでは何曲かのお囃子を演奏してくれたが、息のあったすばらしい演奏だ。さすがに歴史のあるお囃子連なのだろう。今はフルートだけで手一杯だが、いつかは篠笛も吹いてみたい。 山車の休憩時間に見かけた男の子、とても楽しげに踊りを踊っていた。夜に入ってお祭りもクライマックス。のの字廻しを終えた山車が小野川沿いに繰り出して、あたりは大変な混雑だ。歩き回って疲れたとき、小野川沿いの民家の前に縁台があったので、座らせていただいた。そこでその家の奥さんと思われる方に話を聞いたら、「今年は成田山のお祭りと重なったので一週間ずらしたが、京都の祇園祭と同時期になってしまったので、今年はお客さんが少なくて寂しい。」ということだった。でも、初めて訪れた我々にとっては久しぶりに味わったとてもにぎやかな、でも素朴な楽しいお祭りだった。