カフェ好きのジレンマ
生来の怠け者気質が災いし、どこの国でも町でもカフェを見つければとにかく行ってカプチーノを注文し、貴重な時間をぐずぐず過ごす贅沢(悪徳)に浸らざるにはいられない。実は顔に似合わずレモンティー愛飲主義者でもあるのだが。カフェといえば Starbucks好きだったりする。初めてアメリカで遭遇した頃の記憶では 店員さん達が非常にフレンドリーでチェーン店という意識を持たず(そう見える)フランクで素朴な接客態度が嬉しかった。この国にもチェーン店のコーヒーが流行らしく、よく目にするものにCOSTA,CafeNeroなどがある。勿論Starbucksもあるが日本のそれに比べると店内の汚さと店員の態度のでかさワールドカップ完全優勝を狙えるレベルにある。おまけで敢闘賞まで与えたくなる店舗もある。3-4年前EuropeにStarbucksが本格展開し始めた?頃、雑誌で当地のカフェは既に飽和状態だとか、味の違いで浸透できないとか否定的な話を見かけたが、最近はParisですら店舗がある(それもあちこちに)のを見かけて驚いた。ただ、スパルタン系 -- と勝手に名づけるが -- たとえばSegafredoなどのイタリア系カフェを見慣れ、あの雰囲気に馴染んでしまうと、Starbucks=マクドナルド的に感じてちょっと残念。UKでは残念ながらスパルタン系のカフェは少ない気がする。一般的なアングロサクソンさんのいい意味でリラックスした世界観が緊張感を排除してしまうのだろうか。ちょっと偏屈で悪びれた感じの店舗がもっと増えて欲しいが、悪徳に浸る時間が少ないほうが幸いかもなぁ。