テーマ:好きなクラシック(2327)
カテゴリ:メモリアル
ただ今、NHK教育テレビでN響の「第九」を視聴しています。そして、つい先ほどまで、録画した小澤征爾氏&ベルリン・フィルが演奏する、チャイコフスキーの「悲愴」を視聴していました。新日フィルの公演が中止になってしまい、とても悔しい思いをしましたが、とても綺麗な映像と迫力の音響で楽しめたことで、かなり慰められました。 さて、今日は大晦日。そして、明日はいよいよ新しい年に突入します。この機会に、自分が行ったクラシックコンサートについて、今年も1年を振り返ってみたいと思います。 昨年は47公演に行きました。今年は予想通りですが、10公演も減って全部で37公演でした。3公演が中止などで行けなくなったので、本当なら40公演になるはずでした。昨年の大晦日の記事は、行った演奏会のチケットをすべて掲載するという、とんでもないことをやってしまいましたが、今年は変えて、自分が感銘を受けた演奏会のベスト3を取り上げたいと思います。 まず、堂々の第1位は、 ロンドン交響楽団 ロンドン響の弦と管に、目を見張るような均整が取れていて、たいへん気持ちの良い演奏であったこと。そして、指揮者ゲルギエフ氏が最も得意とするプロコフィエフの作品が、非常に高い完成度で披露されたことが第1位の理由です。次回の来日公演で、ぜひもう一度聴きたいオーケストラです。 続いて、第2位は サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団 ムラヴィンスキー氏が得意としたチャイコフスキーの後期交響曲。テミルカーノフ氏の指揮は、オーケストラに自由に歌わせることによって開放的な音楽を披露しました。悲愴交響曲の第4楽章は、これまで聴いた中で最も壮絶であり、まるで腸がえぐられるかのようで、非常に魂を揺さぶられたことによってサンクト・フィルの底力を垣間見た思いです。 そして、第3位は、 大阪フィルハーモニー交響楽団 第415回定期演奏会 大植氏の生き生きとした指揮。それに応えるオーケストラ。そして、共演者の小曽根真氏の絶品のピアノ。非常に充実した内容の演奏会でした。これを最後にしようと思っていたのに、大植マジックにかかってしまい、この1年、大阪フィルは最も多く聴いたオーケストラになりました。 あえて次選をあげるなら、広上淳一氏&京都市交響楽団が、京都の秋・音楽祭で披露した、チャイコフスキーの交響曲第5番を推したい思います。曲の盛り上げ方が絶妙で、自然と音楽に引き込まれていきました。京響の今後のレベルアップを予感させる演奏会でした。 来年もいい音楽に出会えますように。今年1年間、ありがとうございました。皆さん、良いお年を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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