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2009年08月15日
テーマ：好きなクラシック(2327)
カテゴリ：参考資料
今日８月15日は終戦記念日。佐賀県鳥栖市の文化施設「サンメッセ鳥栖」には、終戦記念にまつわるドイツ・フッペル社製の古いピアノが保存されています。 第二次世界大戦の終結間際の1945年（昭和20年）夏、二人の日本兵が鳥栖小学校を訪れ同校にあったこのピアノで「月光」を奏でました。二人は特攻隊員で、今生の別れに弾いたと、教員だった上野歌子さん（故人）が戦後ながくたって明かしました。  ピアノは、戦前、同市の婦人会が同校に寄付しました。戦後、廃棄処分されそうになったのですが、「月光」の逸話が知られるようになり、保存されたそうです。 毎年、終戦記念日には、このピアノを使った演奏会が開かれています。そして今年も、例年通り行なわれました。この日の奏者だった同市のピアノ講師、秋山絵里さんは「平和な世界を願って『月光』を演奏しました」。 聴衆は、多くの犠牲の上にある平和の調べにじっと耳を傾けたということです。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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