日々の痕跡

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  傷跡にキスを

  素晴らしく好天にめぐまれた週末。洗濯機をフル稼働させて、ベランダにそよぐワイシャツをみているうちに眠りに落ちる。「とりあえず睡眠が大事だよ」と先輩から言われ、体が要求する欲求には答えることにする。気がつけば昼になっていた。干しきっていない洗濯物を干しながら空想にふける。新喜劇が終わると阪神ＶＳ横浜。試合が終わるころにはまたもや眠気が…。気がつくと夜になっていた。映画が見たいなーとネットで調べるとレイトショーが安い。そばを食べてから劇場へ。「スラムドッグ$ミリオネア」「告知編」http://gagamovie.channel.yahoo.co.jp/index.php?itemid=96アカデミー賞最多部門受賞の作品の公開日だった。以外と遅い時間でも映画館は混んでいる。あまりにも期待が大きくなってしまうので、差し引いて考えたほうがよい。インドのスラム街にフォーカスした社会派とも言い切れず、クイズの緊迫感に迫る作品ともいえず、まー結論は恋愛映画ではなかろうか。知っている役者はいなくても楽しむことができたのは物語の強さ。

  2009年04月19日

• 打って走って捕って飲む

  気持のよい天気の日曜日。桜の散り始め、最後の花見日和の今日は朝からお仕事。午前中で切り上げて、養護施設の子供たちと、ソフトボールを試合を行う。秋にも試合したが、女子中学生バッテリーの速球にまったく手が出ず、恥ずかしい思いをしたのは鮮明に覚えている。しかし、今日は違う。全打席ヒットだ。時折発作のような咳に襲われながらも、この微妙な体調不良感が良い脱力を生み出し、バッティングは好調。10対7でついに勝利を収めることになる。子ども相手に本気のおっさんたちが、彼らにはどう映ったのか？身長150センチくらいのキャッチャーに思いっきり、スライディングでホームに突っ込んだ私。大人げない。全国各地から元同僚が集まり、ソフトボールに汗流し、数人は残って酒を飲む。気がつけば皆様各部署の責任者になっておられるのですね。数年前まで、油まみれの王将で、餃子を死ぬほど食べながら、あーだこーだと言っていたことが懐かしく思える。「がんばりや。またな。」改札を抜けていく、元世話役の先輩は一言声をかけて去っていく。この春から、またもや配属される新人の世話役を務めることになる。いつの間にか後輩が増えていくことに少し違和感を覚えながら、時の流れの速さに負けない強さも欲しくなる。あー、筋肉痛がいてぇ。

  2009年04月13日

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  夜桜と鉄拳

  金曜日の夜は少し早く仕事を切り上げて、夜桜観賞を実行。会社の同僚と桜の木の下で酒を飲みながら、割引された弁当を頬張る。「息抜きした方がいいですよ。」と、誘われていってみたけど、しばらくぶりにホッとした瞬間。寒すぎず、ライトアップされた桜はすごくきれい。そこらへんに花見客はいるけれど、みなさん2時間もいない間に帰っていくのはなぜでしょう。目の前に座っていたおばちゃん軍団が、「おにいちゃんビール飲む？おでんもあげるわ。」と貢いでいただいた。うまい。夜が明けると、好天に恵まれ、またもや行楽日和。しばらく土曜日が休みもなく（明日は仕事だけど）、先週からひいた風邪がしばらく治らずいたけど、やっと回復してきた。映画館に行くと、ヤンキー映画が公開初日だ。子供たちとヤンキーの割合が多い。みんな喧嘩好きなんだろうか。四六時中喧嘩している人たちたまには彼らの様に暴れまわりたくなる衝動にかられる。うむ。なぐっちゃだめよね。なぐっちゃ。散髪してきます。

  2009年04月11日

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  パラダイムチェンジ

  あー、風邪さんのおかげで実に久しぶりに何もしない休日でした。一年に一回くらい強制的に仕事から排除されますが、必要なことだったんでしょう。月曜日以降の仕事の山に正直ちびりそうですが、あまり気にしすぎてもいけないので、やりきれるところからするしかありません。そんなところで、熱も下がった昼下がりに、見てきたのは「ウォッチメン」。クレイジーな世界観で、まったく予備知識がない状態で見たので何がどうなるのか最後までわからず見た。いわゆるアメコミであることに、しばらく気がつかずにいたので、どこまで感情移入していいのか宙ぶらりん。ダークナイトの時のような高揚感もあまりなく、完成度としての評価も仕様がない。なんか自分の中をすーっと通過していってしまいました。単なる爆発ボーンっていうんではなく、一応シリアスな人間観を問われる場面もあるのだけれど、なんかそっちに行ききれないような…。スマイルマークに付いた血痕のポスターに魅かれて、劇場に向かいましたが、価値観はそれぞれでしょう。

  2009年04月05日

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  エアガンとワイルド

  動けないとやることはテレビを見るか映画を見るか、頭が痛いので細かい字を読むのは苦痛。見ようと思っていたけれど、見ていなかった2本を鑑賞。「ノーカントリー」この男がこえぇ。荒野で見つけた大金を片手に逃げまわる男を、エアガン（殺傷能力抜群）を持った殺し屋が追いかける。違った感触のホラー映画みたいになっている。金・女・薬など人間の欲求と犯罪は加速度を増していて、人間の倫理観は簡単に打ち崩されるのだろうか。自分の保身のためなら、どうとでも都合を変えてしまう。絶対悪であり、ゆるぎない不文律にて人を殺す。目の前の欲望は何の障害にもならない。ただ決めた目的を遂行する。人間っぽいってのは、弱さなんだろうか。揺れやすいから変わりやすく、弱いから団結もする。完全なる個体ではないから生き残れたのか。「イントゥ・ザ・ワイルド」物質社会に疲れた男モノがあふれた世の中を嫌い、嘘で固められた生活にピリオドを打つ。知れば知るほど、干渉されることで、自分も関与している気がしてくる。真実を知った自分だけは潔癖に現実を拒否し、本来の自分を探そうとする。なにもない荒野の中に自分を見出し、自然の大きさを日々感じる。大きな自然の中での人間の小ささを実感するが、もはや戻れるわけもなく。幸せは分かち合いしてこそ、本物の幸せとなる。孤独に走っても、何を得ることもないのか。自分の考えを分かち合う仲間もいなければ表現する対象もいない。あーやっと薬が効いてきた。あんまり薬に頼っちゃだめって言うから今日一日暴れさせたけど、正直しんどいだけやんけ。もう我慢しません。依存してやる。

  2009年04月04日

• 寝

  月曜日に発熱し、薬でごまかし続けてきたけれど、どうやら疲れが噴出したらしく、ずっと寝込んでいます。内臓が飛び出そうなくらいの咳が、朝晩止まらない。まさか1週間経っても治らないとは…。そうとうなダメージが蓄積されている様子。来週は、また大事な一週間が始まる。とりあえず明日も一日療養しよう。だれか栄養あるものつくってくれー。一人暮らしで寝込むと本当にきついわ。

  2009年04月04日

• 動き続ける効用

  2月の状態から、今を想像することはできなかったであろう。それくらい難問奇問をくぐり抜け、年度を締めくくることができた。あきらめずに動き続ける。多少の困難に心を折ることなく、伝え続けることで道が開けることを実感した。あまりのプレッシャーとストレスで昨日は高熱にうなされた。一睡もできずに今日を迎え、ついに成功をおさめる。夕方、外出先の公園で、春休みの子供たちがボール遊びをしている。桜の木が、太陽の光できれいに見える。10分だけベンチに座り、休憩した。張りつめたものが、徐々に緩んでくる。よく頑張った、自分。

  2009年03月31日

• 変わりゆく

  少し桜の花が咲いてきましたね。来週の週末あたりからはお花見される方も増えることでしょう。この週末はちょっと冷えて、風も冷たく感じましたが、太陽の光はやわらかく、窓から差し込む光の温かさにうたた寝してしまいそう。もうすぐ社会人5年目を迎えるにあたり、自分の中の感覚が徐々に変わっていっていることに気がつきました。さまざまな考え方の中心軸が自分からだれか対象となる人へと変わる。自分への評価をすぐ期待せずに、その人に何が残るのだろうかと考えるようになった。その過程において、嫌われようが、何しようがどうでもよくなってくる。自分の考え方が揺らがないようになり、人の考え方に浮気しなくなった。それを固まってしまったと見ることもできるのだろうけれど、あちこちふらついていた自分をよく知る自分としては、やっと本当の意味で自信を身につけ始めて、自分の考えを自分の言葉で語れるようになったという喜びの方が大きい気がする。意図したマイナスは、のちのプラスとなることに我慢できなくて、自分の身の回りをプラスだらけにしたくてもがき続けていたけれど、やっぱりそんな些細なプラスなんて、大きな飛躍にはつながらないのだ。でも、そんな小さなプラスが信頼を生んで、今の自分がいることも忘れてはいけないのだろうけれど。どちらにせよ、今の自分はこれまでの自分と比べて、すごく生きている感じがして、仕事をしている感覚もある。やりたいこともたくさん出てきて、時間と体力が許せば、考えて実践したいことは山ほど出てきて、勉強したいこともたくさんだ。今になって、勉強が得意ではない自分が悔しく思うけれど、それでもやり続けたいと思えるようになった自分を嬉しく思うのだ。あぁ、春が訪れる。また人間の動きが活発化し、これまでのマンネリに仕切り直しをして、新しいスタートが始まる。

  2009年03月30日

• 本日のスープ

  久しぶりに朝食と夕食を自炊した。最近は焼き料理関係に飽きがきていて、とにかくなんでもぶち込んで煮てしまう。和風、コンソメ、鶏がら、トマト、クリームなどなど。味つけと見た目で楽しめる。あとはパンがあれば、なんとかなる。時にはパスタや、米でも悪くはない。野菜と魚と肉と汁物。バランス良い食事を実現するために、せめてスーパーが開いている時間帯に帰りたいものだ。今週もあと3日。休みなしで働き続けたけど、友人の結婚式で、横浜に帰る。とことん遊びまくろうと思います。昼夜問わず遊びます。遊んでくれる人募集中。どこまでもいつまでも付き合いまっせ。今日は寝よ。

  2009年03月16日

• 音が戻る

  シャカシャカと自転車をこぐ通勤中。電車を乗り継ぐ、移動中。誰もいない喫茶店でコーヒーをすする休憩中。耳にねじ込まれるipodのイヤフォン。ランダムで流れてくる音楽に意識が届かない。針の穴を通す様な出来事が、壁をぶち破り、音が戻る。時間の感覚が戻ってくる。人の表情が見えてくる。空が晴れたぞ。

  2009年03月15日

• またもや振り出しへ

  人生ゲームのように、ゴールが近づいたとおもいきや、スタート地点へ戻される毎日。もう心身ともに限界を迎えている。今日も10時過ぎに振り出しに戻されるような連絡が入った。明日は朝から夜11時過ぎくらいまで外出の仕事があり、翌日のプレゼンの準備を日付が変わるまでしなければいけない。急きょ、インフルエンザで倒れた人間の対応が入り、金曜日も日付は変わるだろう。土曜日は大阪へ向かい、日曜日にも仕事がある。来週の3連休も怪しくなってきた。何が起こってもおかしくない。心の安息日は全くなく、毎日すれすれの綱渡り。要求度は高まり続け、一時たりとも気が抜けない。発狂する日は近い。

  2009年03月11日

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  毒針エルボー

  横浜からブロッコリーが来た。定時とともに仕事を強引に切り上げて、退社。まだ会社に煌々と明かりがついている。6時台に会社を出るなんて、どれくらいぶりだろうか？もうずいぶんと日が長くなっているのに気がついた。商店街の奥から奴が歩いてくる。ジョブレスな上に、ひげまで伸び放題でホームレスみたいだ。顔を見て、話をするとこれまで張りつめていたものが、溶け出すような感じがした。やっぱり友はいい。（正確には先輩）しこたま飲んで食っても9時くらい。なんと一日が長い。そのままカラオケに突入。久しぶりにシャウトすると、すんげー気持ちよくて、どれだけストレスフルな毎日だったかということがわかった。ジョブレスでも存在はプライスレス一夜明けて、温泉に入り、晴れた空の中をドライブ。昼飯は海鮮丼と焼き魚を満喫。先輩を送り出し、さらなるリラクゼーションを求めてマッサージ店へ。担当してくれたおっちゃんは、ブッチャーばりの恰幅の良さで、「腰が痛いので、そこを重点的に」とオーダーしたら、全体重をひじにかけて、腰の骨に刺してきた。「ふぅぐぅはぁ。」と声にならない声が出る。これは逆効果ではないのか？という疑問が頭をめぐりながら、なんとか最後まで耐え続けると、「今日はこんくらいにしておこう」と、おっさんは去り、立ち上がると不思議と腰の重さはなくなっていた。ゴッドハンドか？心も体もほっとした一日でした。

  2009年03月07日

• 太陽が見えた

  2月中はずっと雨が降っていたのではないかというくらい、イメージがどんよりしていた。自分の心の中も薄暗い感じ。人に八つ当たりしたり、判断力も決断力も鈍る。しないといけないことは頭の中にこびりついているのに、手を出す気にならなかったり。不安定要素があると、これだけ気持ちに影響が出ると、改めて感じた。24時間は変わらないのに、決まらないことがあるだけで、その時間の感じ方は全然違うんだなぁ。久しぶりに家中を掃除して、自分でごはんも作って食べる。洗濯もして、青空眺めながらコーヒーをすする。なんて清々しい気持ち。明日からまた激烈な平日が始まるけれど、ココロの休日を感じられた一日。

  2009年03月01日

• イエスマンにはなれない

  たかだか二週間で絶望的なスケジュールに追われる。物量が多いことは苦ではない。自分の表現が伝わらないことがくやしい。相手と折り合いをつけて純度30％のクズを作る気はない。そんなもんはクソ食らえ。チームでの創作活動は、それぞれが掛け替えのないパーツだ。同じ歯車はいらない。おまえの形はなんだ？自分を表現しろ。言いなりのイエスマンはこの作品にはいらない。

  2009年02月14日

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  人に出会って人は変わる

  君を忘れない（with honors）ジョーペシ（ホームアローンの泥棒役のおっちゃん）と、ブレイダン・フレイザー（ハムナプトラの主役）がお互いに、感化しあっていく姿がおもしろい。少し古い映画だけど、今の自分には合っていた。特に、学生役のブレイダン・フレイザーの卒論に対して、ジョーペシが語る言葉が記憶に残る。“聞きかじりの知識を信じるな”“死者の言葉を信じるな”“おれの言葉も真に受けるな”“いろんな意見を聞いて、自分のフィルターにかけろ”人の価値観に振り回され、現行のシステムを疑わず、先行く者が歩んだ道を盲目的に信じ込む。その人間に認められるために、自分の頭で考えることなく、ただただ同じ価値観に合わせていくだけの人生。ジョーペシが教えようとしたことは、すごく意義深いなぁ。

  2009年02月07日

• 兆し

  右肺と右腰部分に明らかな問題を感じる。起き上がったり、姿勢を変えようとするとまずは肺にフェンシングのサーベルで肩甲骨あたりまで突き刺される痛みが走り、腰は油切れの歯車を無理やり回したような痛みが…。病院に行ってどうにかなる問題だろうか？まっなんとかなるでしょう。

  2009年02月07日

• 青い照明

  変な時間に目が覚める。寝たのは12時前だったのに、3時前に目が覚めた。いくら枕に頭を沈めても、眠気が襲ってこない。風呂を沸かして、体を温めてからまた寝るか。それとも、せっかく早起きしたのだから勉強でもするか。枕もとの青い照明をつけっぱなしにしたのが、よくなかったのかなぁ。変な夢も見たし。テレビをつけると、どんな汚れでも落とせる洗剤の通販がやっていた。なんかすごい欲しくなる。普段寝ている時間に起きていると変な感じ。もう徹夜で仕事とかできひんわー。眠くなってきた…。ネル。

  2009年01月27日

• 二重生活

  新エリア担当になるまで一週間を切った。2月になれば、怒涛のようなスケジュールに身を削る思いだろう。この1週間くらいしかゆったりと次を考える時間はない。そのせいか、仕事の区切りが良くて、6時台に会社を出るなんてこともある。家に着いてから自由な発想で物事を考える。できるだけ会社から距離を置いて、自由な環境の中でアイデアを探る。今になって思うことは、自分の中の思い込みだったり、これもしないといけない、あれもしないといけないという義務感から、思いもよらないアイデアの束縛をしていたということだ。限られた環境の中で、ギチギチに自分を縛りあげて、ぐぅの音も出ない中で、どうしようもないことに頭を悩ませていた。外の世界には面白いくらい違った価値観が存在し、違った環境の中で、違ったハードルが立ちはだかっていた。なんとも狭い世界で生きていたもんだ。勉強と仕事の二重生活の中で、自分の中で大きなパラダイムチェンジが起きる気がする。とにかく楽しみだ。2月からは攻める仕事に転じることができる。なによりもそれが楽しみ。

  2009年01月26日

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  つみあがる

  予備校からテキストをもらってくる。受付のお姉ちゃん（？）は、甲高い声で妙に上から目線で話しかけてくる。「まぁね」とか「そういうことね」とか言う。わかっているようなわかっていないような説明を受け、授業料を納めると、「これで3分の1かな」とか言いながら、目の前に積みあがるテキスト。んぅ。

  2009年01月25日

• 土曜日の朝から

  資格予備校の体験学習に参加した。土曜日の朝から勉強するなんて、久しぶりだ。晴天の割に、痛いくらい冷たい風が吹く中チャリで校舎へ。以外と繁盛しているらしく、年齢もバラバラの大人が入っていく。クラスには自分を入れて6名くらい。みんな壁際に座っているので、例にならい俺も壁際へ。どんな講師かとソワソワしたけど、結構いい人だ。単調な語り口調の中に、自分の経験談をうまいタイミングで入れるので、興味深く聴講できた。でも、これから毎週土曜日が勉強漬けなうえに、平日も予習・復習が必須になってくる。意志の弱い自分に実践できるか…？でも、やるしかない。明日には正式に申し込んで、一か月分の給料が吹っ飛ぶ。内容的には、仕事に生かせるし聞いていておもしろいのでよしとしよう。

  2009年01月24日

• 開く蓋

  オバマさん就任しましたね。なんかこう、何話すのかな？という期待感を持たせてくれる。今まで自国の首相をはじめ、アメリカ大統領が何を言うかなんて、事前に期待することはなかった。それだけメディアで取り上げられているのもあるだろうし、それだけ引きつけるだけの力があるんだろう。一方で、いろいろな場面で世間は影響を受け、アメリカやらオバマさんのまねごとをしようとする。変革を訴えるリーダーもたくさんいるけれど、どっかで借りてきたような言葉で終わる人もいる。その人が何を考えていて、今それを言っているのか。その背景がわかってひきつける人と、失望させる人がいる。表現力がほしい。

  2009年01月21日

• 新生活

  週末に人事異動があり、休みにも関わらず出勤して会議。2月からの担当エリアについて協議した。新入社員時代からずっと担当していたエリアが変わり、チームメンバーの変更もあった。まさに新生活。2月からは資格取得に向けて、予備校に通おうか検討中である。始めたら毎日勉強漬けだろう。でも今しかできない。勢いで始めてしまおう。こちらも来週の土曜日に体験学習を予約してきた。自分が講義を受ける側になるなんて久しぶりだ。楽しみである。

  2009年01月18日

• 理屈と感情

  「ナカムラ」という人の講演会ＣＤを貸してくれた人がいる。ぜひ、聞いてみてほしいと。その人自体も、偶然の接点で話しただけで、高々10分くらいのやり取りの中で、仕事とは？みたいな話になった。しばらく存在を忘れていて、さっき聞いたところ、学生時代のなんともいえない「わくわく感」が目を覚ます。損得勘定を考えずに、自分自身のやりたいことを突き通す。就職活動しているときなんかは、ものすごく共感していただろう講演内容だった。4年間止まっていたものが動き出したような感覚。社会人になって「気持ちだけでは人は動かない」ということを、学ばせられたように感じていたけど、むしろ逆だったかもしれない。思い起こしてみれば、理屈を建前にしないと動かないものもあるけれど、結局、最後には気持ちが人を動かしている。木曜日に乗ったタクシーの運転手のおっちゃん。若いころは、船乗りとして25年間海の上で暮らし、結婚して子供が出来てからは陸上で仕事をし続け、定年退職してからはタクシー運転手をしているそうだ。「今が一番人と出会っているね。」その言葉がとても印象的で、なんと帰りにも偶然に同じタクシーに乗った。出会った人から何を学ぶか、それをきっかけに自分がどう行動するか。すべては自分の気持ち次第だ。社会で生きるために、理屈っぽいことを身につけることに必死だったけど、いま必要なのは、もっともっと人間的な感情なのかもしれない。これまで抑えてきた感情をバーンと解放して、自分の感情に素直に動けるときが来たのかもしれない。いいチャンスが来ている。これはまた楽しみな一年になりそうだ。

  2009年01月17日

• 情報の交錯

  集まるところには情報は集まる。ホットな話題は、同じタイミングで話題の的に。遠隔地にとどまれば、情報は訪れない。情報は逃げないので取りに行けばよい。少ない情報では労力の大半は無駄になる。ここ数日間、情報収集を第一優先し、全体をとらえることに必死。待っていても降りてこない情報は降りてこない。ちょっと違う場所で聞けば、即答なのに。フィルターが邪魔をして、聞こえない情報がある。情報は自ら取りに行こう。

  2009年01月17日

• ターニングポイントへの感情移入

  人生におけるターニングポイントに出会うだけでなく、意図的に作り出すこともある。ポジティブな場合もあれば、そうでない場合も。段々と慣れてきてしまっているのか、あまり感情的にならず、作業の様にしている自分もいる。感情に振り回され、当事者と一緒になりてんわやんわしても、結局起こりうる結果を回避することはできない。できることは、今起きたことから学ぶこと。同じようなことは起こさないこと。手術をする医者のようであり、悲惨な事件に出会った警官の様に。なぜ？どうして？どうすれば？今に目と手と心を止めることなく、先を見つめる人間になりたい。自信を持って、次を告げることができる人間になりたい。

  2009年01月13日

• ひきこもり終了

  勉強せねばとひきこもった三連休。結局、耐えきれずにちょこまか出歩いた。最終日なので、今日は逃げ切れない。仕事ならモチベーション上がるのに、勉強に対してこんなにもエンジンかかるまで時間がかかるとは…習慣でないことを始めるのはしんどいねぇ。甘いこと言ってられないので、昼過ぎからちょいちょい始めたものの、予定の半分で現在の時刻を迎える。全く見通しが立たん。テンションが下がり、明日の朝食作成に入る。大根とネギを鶏ガラで煮込む。あとは昼に作った筑前煮があれば十分だ。朝食自炊スタイルも定着できるか？後は、勉強と運動のサイクルを生活にねじ込む。映画作戦で休日出勤のサイクルは抜け出せた。朝に勉強、夜に運動。これにモチベーションを維持させるには目標がないとなぁ。ちなみにパスポートもまだ発行できていない。なし崩しになりそう。とりあえず明日の昼休みに手続きしにいこうかな。後はＴＯＥＩＣの受験日を決めて、申し込んだる。二月には近所の武道館で柔道の練習会があるので、こちらも申し込んだる。半強制的に生活リズムを変えてしまえ。

  2009年01月12日

• 痛寒

  チャリをこいでいると鼻が痛いくらい寒い。ネックウォーマーを無理やり引き上げて風をよける。昼過ぎには、雪がちらつき、寒さは増してきた。読書地獄に限界を感じ、外出。しかし、そこには寒さ地獄が待っていた。耐え切れず、喫茶店でコーヒーを飲む。すさまじく暖かく、眠りに落ちそうになる。道端の映画館で「チェ　28歳の革命」を見ることに。かなりスクリーンが小さい映画館だった。革命には「愛」が必要だそうだ。この休みには、ため込んでいた歴史・経済・政治やらなんやらの小難しい本に挑戦したのだが、改めて視野狭窄症状態に陥っていることに気がつかされた。もっと広い世界観で、物事を見ていかないと、本当に目の前の仕事だけになっちゃうなぁ。国で起きたことが企業で起こり、個人で起こる。ゲバラが28歳の時に感じた違和感。もうすぐその年齢に追いつく自分がいる。まだまだ落ち着こうとは思わない。でも、時間の使い方は考え直そうと思う。もう人に振り回されるために使う時間じゃない。企業の改革の前に個人の改革。それがなくして、組織の改革はないでしょう。

  2009年01月11日

• 勉強合宿

  この三連休は、食材を買い込んで家に引きこもります。ありとあらゆる勉強を山積みにしていたので、この三連休でまとめあげたいと思う。テレビを封印し、学生時代の様にラジオをかけて、こたつに入りながら、モリモリ勉強します。とかいいながら、近所の映画館にはいくと思う。

  2009年01月10日

• 試運転

  頼まれ仕事があり、三時間ほど会社に出た。机に座った瞬間仕事を思い出した。スイッチが入った瞬間である。休み明けにはトップギアで来年度の計画を考えないと、一年を棒に振る。プレッシャーがあるが、一番楽しい時期だ。死に物狂いで絵を描いて、情報を集めて、人を説得して、形作る。今年は仕事のパラダイムチェンジがキーになる。皆の盲点に一撃を。

  2009年01月05日

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  6泊7日

  社会人至上最高の帰省日数を記録。ほとんど外泊なので、家にはいなかったけれど。1日目：中途半端な大掃除をして帰省2日目：かずおと主将とともにプロジェクト遂行3日目：高校同窓会開催（かずお・主将2日目）4日目：大山家訪問（かずお・主将3日目）5日目：年越しキャンプ（かずお4日目）6日目：沼津から帰宅し、自宅にて爆睡7日目：昼過ぎに新幹線に乗り、帰宅酒浸り、食い散らかし、惰眠を貪るお正月。とりあえず笑わせていただき、今年一年のエネルギーをもらいました。4連続ともに飲み続けたかずおの写真集。被写体としての存在感は飛びぬけている。朝から昨晩の残りのキムチ鍋を食わされ不機嫌なかずお終電を逃し、夜中の横浜を歩き続け、歩道橋の上で撃沈したかずお3日目の飲み会突入し、顔がガチャピンになりつつあるかずお元旦から包丁で切りかかってくるかずお結婚適齢期に突入したせいか、友人の結婚話も増え、社会人として徐々に安定期に入ったこともあり、高校時代の友人に会っても、少し意味深い会話もできる。地元を離れているせいで、知らない情報もたくさんある。友人・知人もほとんど会う機会もない。自分に甘い性格なので、その方が良かったのかもしれない。一つのことに集中せざるを得ない環境があるから頑張れる。でも、そろそろ外の世界に飛び出したい衝動が強くなってきた。いまさら自分の性格に気がついたけど、あきっぽいのかも。常に新しく何かを作り出したいと思う。こうやって外の人間と会うと、思考回路が切り替わる。やっぱり同じ場所に長くいるのは良くないな。同じメンバーで長いこと仕事をしていると、無意識的に妥協している。分かりすぎるから、お互いへのつつきあいも無くなる。自分に権限がない状態では、風土醸成にも限界が。自分にも甘えるし。そんな風に自覚したとき、学生時代は強制的に海外へ行った。感覚が鋭敏になって、課題意識の塊になって帰ってこれる。下手な息抜きより、数倍効果があるもんだ。むくむくと今年一年のやりたいことが出てきたぞ。

  2009年01月02日

• ステージに立つ

  高校時代の友人のライヴに行く。横浜からわざわざ国語教師かずおが参戦する。新幹線に乗りなれない彼は、なぜか「こだま」で大阪にきた。開口一番「気持ち悪い」と新幹線酔いをアピール。大阪での仕事帰りで、スーツ姿のまま会場入り。モミクチャになる感じなのか、優雅に聞く感じなのか。とりあえずはずせるものは全てはずしてコインロッカーにぶち込む。会場に入ると、ドラムの音が胃に響く。意外と皆さん静かに聞いていて、紛れ込む客の半数くらいが結構いい歳のおっちゃんである。ペンライトをもって、うねうねと動くおじさんには、突っ込みを入れた方がいいのかどうかすら迷う。若者は遠くから眺めるように座っていて、ノリがいいのかどうなのか。次第にテンションも上がり、友人の出番では一番前につけて、高校時代を思い出しながら、飛んだり跳ねたりしているが、もはや後方の客がどんな反応なのか全く気にすることなく、かずおと「イケダー！！」と絶叫しながら腕をぶんぶん回していた。相変わらず斜め後方にペンライトのおっさんは控えている。時折、デジカメで撮影をしているのも気になる。そのほかにも、白髪のおじいさん（？）が心地よさそうにしている。からんだほうがいいのかどうか。独特な雰囲気だ。ずっとメモを取り続けるおっさんもいた。かずおに命じて、覗き込んだがそのメモを隠される始末。アイドルを追いかけるア○バ系を彷彿とさせる動きだ。客の観察で楽しませてもらいながらも、演奏自体が楽しくて、メジャーで活躍している人間のライヴよりもとても距離感も近く、親近感がわきます。なんにせよ、演奏している人間が楽しそうにしているのが大事やなぁ。こっちもわくわくします。飛び跳ねた太ももが筋肉痛になり、耳は耳鳴りが止みませんが、また行きたいと思いました。ありがとう！

  2008年12月23日

• USO

  いまさら「容疑者Xの献身」を読み終わる。ドラマや映画は全く見たことがなくて、すすめられて出張の際に、新幹線で読み始めたが、長引いていた。ミステリー好きではないのだが、読みやすい文章だった。これを福山雅治が演じると、おもしろくなるんやね。DVDでも出たら見てみよう。嘘を真実に置き換えるには、嘘だということ自体を考えさせない。視点をずらしてしまうという発想は面白い。なんか仕事に使えそうな気がする。昨日は、電車で近場の映画館へ向かう。とっても日の光が気持よくて、歩きながら映画館に行く途中、にやにやしてしまった。見たのは、「ワールド・オブ・ライズ」。ディパーティッド、ブラック・ダイヤモンドなど最近は、社会派の映画が多くなっているディカプリオが主演。徐々にアイドル的な要素が失われていっているが、タイタニック以来のケイト・ウィンスレットとの共演作も控えている。高校の時に、アメリカ人の英語教師に、「ディカプリオってどう？」と聞いたら、「子供。」と淡白な返答が返ってきたのが忘れられない。どんなにハードな映画でも、うっすらとタイタニックの面影が消えないのは、俳優にとってどうなのだろう。映画の中身自体は、CIAの潜入捜査がテーマ。世界規模の話なのに、核になるのは上司との対立。どちらの嘘が勝るか。非常に親近感わきます。ヨルダン情報局のハニ役の俳優がめっちゃかっこよかった。あんなにスーツ似合うなら、高級なスーツも買いたいものだ。家に帰ってきてからは、「4分間のピアニスト」をDVD鑑賞。刑務所の女性囚人が、ピアノコンクールに出場する。義父との確執から、才能があってもその力を正しく使おうとしない。老女とのやり取りの中から、改めて自分の音楽に向き合う。才能を爆発させる最後の4分間は見る価値あり。

  2008年12月21日

• ゴスペル＆アメフト

  朝にぴあの雑誌を見ていたら、神戸でゴスペルのコンサートが、あるらしいことを知る。夕方からは、京セラドームで、アメフト社会人最強チーム決定戦もある。出かけないわけにはいかないじゃないか。洗濯と掃除を済ませて、電車に飛び乗る。なんだか久しぶりの休日にわくわくするなぁ。神戸について、コンサート会場に着くと結構混んでるわ。家族連れやカップルが目につく。一番安い当日券を買うと、3階席でステージを上からのぞく形になる。ちなみにものすごく見づらい。演者の顔が確認できない。というか自分の視力低下に気付いた。2時間超楽しませてもらい、そのまま京セラドームへ移動。少しばかり腹が減ったので、試合開始も気にせずマックで食事。会場に入ると、これまた予想外の混み具合。社会人の決勝ともなると、人気あるんだね。これまた試合が面白い展開。最多優勝を誇るパナソニック電工インパルスと、鹿島ディアーズの決戦だ。遅れて入った時点で、ディアーズが7点取っていて、すぐにタッチダウンをとった。これはインパルスが負けるのかなぁと思いきや、第二Qからは、RB石野が爆発的なキレでタッチダウンをとった。あの走りはすげー。ラインがあけた穴を見事にすり抜けた。対するディアーズの前田は、リターンで爆走してタッチダウン！！と思ったら、あほたれイエローフラッグで消滅。これで勢いを戻せなかったのが致命的か・・・。インパルスの勢い止まらず、QB高田のフェイクはカメラさえ騙され、ゴール前から見事にタッチダウン。ディアーズQB尾崎は最後の最後で、ロングパスをインターセプトされた。もうボロボロね。さてさて、来週21日の甲子園ボウルで、このインパルスと戦うのはどこでしょうか？来週は長居競技場にて試合観戦や！！

  2008年12月13日

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  俺は休みを取る

  絶え間ない休日出勤の嵐に嫌気がさして、怒涛の忙しさの中、勇気をもって休日をとり、東京へ。夜は柔道部のメンバーと飲むことにしていたので、昼間は自分の時間をゆっくり持つことにする。本日のメニューは…「リダクテッド」（イラク戦争映画）「ウォー・ダンス」（アフリカ難民映画）「ビジョン・オブ・アメリカ」（東京写真美術館）「on your body」（東京写真美術館）映画2本と写真展2つ。大阪付近が嵐のような天気だったが、東京に着くと暖かい。渋谷のミニシアターで見た「リダクテッド」は、イラク戦争のサマラという地域に派遣された米兵の映画。ドキュメンタリータッチで作られており、メディアに流される「編集済み」の画像ではなく、真実を描くという意味だそうだ。極度の緊張状態で、同じ人間を人間と思えなくなり、仲間の死から憎悪を抱き、血には血で報復する。「告発のとき」と同じような感覚の映画だ。メディアが伝える内容の奥に潜むもの。それはグロテスクな人間像。作られすぎた情報は、より人間の姿を奇麗に描きすぎるのかもしれない。それがより自分自身の内面が汚されるように感じるのか。「ウォー・ダンス」では、内紛続くアフリカの地で、音楽と踊りをアイデンティティとし、悲痛な状況を歓喜に変える映画。前半部分は、子供たちの生活に起こる悲劇が中心。後半は音楽大会に挑む子供たちの歓喜の姿が見える。「リダクテッド」を見たあとは重苦しく、「ウォー・ダンス」を見たあとには少し爽快感が残った。映画を見終えた頃には、東京に嵐が訪れ、雨風が吹きすさぶ。時間つぶしに写真展を眺めながら、「浅野陽子」という写真家の作品が印象に残った。映像に見入る人間を被写体にしている。見ている自分を見られる。物語に入り込んだ自分の絵は、以外に見たことないかもしれない。夜は、相変わらずのメンバーで酒を飲む。飲み始めたのが遅かったこともあり、終わったのは2時くらい。生中３杯と日本酒5合。これは明日の仕事に影響が…。途中で、高校の同級生を呼び出し、久しぶりの再会がうれしかった。呼んでみるもんである。ちなみに国語教師かずおは、焼き鳥を食べていて歯が折れた。面談続きで睡眠時間も確保できないため、骨にキテいるのか？もう少しで極寒キャンプの時期が来る。折れた歯とかずお

  2008年12月05日

• 夢が現実になるとき

  土曜日に高学年のこどもとその親を対象に話す機会があった。「今からできること。今だからやること。」それぞれの親が、先輩が実現できなかったことを、ぜひ実現してほしいと願い、話をする。普段のだらけた姿ではなく、引き締まった大人の顔がある。小学生でも、本気で話せばわかる。自分の人生を無駄にせず、選択を迫られたときに自分で選びとれる人間になってほしい。日曜日は、昼からアメフトを観戦。神戸ユニバー競技場で、関学VS立命館。もはや宿命の対決である。一応、青の関学スタンドで応援をしていると、鳥肌が立つようなプレーをかましてくれた！！中央を突き抜けるランプレーに、歓喜の声がこだまする。第３Q開始直後のビッグパスが、手元を滑り落ちてミス。これが決まっていれば結果は違ったかもしれない。その後の、立命館のランプレーが激しい。中央をぶち抜いてタッチダウン寸前。その後は関学オフェンスが立命館ディフェンスを抜けない。3年ぶりの立命館勝利。甲子園ボウルが楽しみである。もうひとつ、衝撃的なこと。自分が所属していた「ブルザイズ東京」がついに、Xリーグに昇格決定した！！実家の近くの空き地で練習していたチームが、いまやJリーグでいうところのJ1に昇格である。いい年齢のおっちゃんたちが本気になり、企業スポンサーもないチームが、勝ち取った夢の実現。「にしやん、あとは頼むわ。」納会で、引退を決意した先輩から言われたひとこと。結局、自分も就職がきっかけになりチームから離れた。なんだか申し訳なくて、監督とよく話すメンバーにだけ話して、そそくさとチームからいなくなった。自分だけ学生で、みんな社会人。自分は経験もなかった。本来ならば、「大学でやれば」の世界である。でも、一緒に汗を流して自信をつけてもらった。やろうと思えばなんでもできると思わせてくれた。もうチームから離れて、5年くらいだろうか？知っているメンバーも少なくなってしまった。遠く離れてしまったけれど、知ったのはHPだけど、とれも嬉しい。大人でも夢は叶えられる。そう教えてくれた。

  2008年12月01日

• 肌と脳

  オバマが大統領になったことで、キング牧師が注目され、教育関係者にとって「夢」というキーワードは無敵のごとく使える。子供を対象に話をする際に、「オバマさんのことで話をしてほしい」と言われる。ちなみにヒラリーさんと対決していた時代に、オバマの話とキング牧師の話をしたら、「はぁ・・・」みたいな反応をされ、あぁ意外と興味ないのねと思っていたのに。とりあえず、世界規模で考える良い機会なので、子供たちの前で話すけど、どこかの物語のように感じているみたい。あまり実感もわかないだろうね。夜に、ふと目についた「フリーダム・ライターズ・ダイアリー」という映画を見た。人種差別からギャング同士の抗争が止まない地域で、新米教師として子供たちを導いていくアメリカ人女性のドキュメンタリー。昼間の仕事と重なることもあり、感情移入してしまった。映画の中の高校生は、戦争のような毎日に、世界の平和なんて、夢物語のようにしか見えていない。一方で、日本の子供たちは戦争なんてテレビやゲームの中の話だ。歩み寄ることはできるのだろうか？どちらがどちらに？少なくとも、人の気持ちや起きていることを理解するだけの学力は必要である。一晩明けて、今度は担当している地域で、川島隆太教授の講演会があった。「今、子育てに必要なこと」調査に協力したこともあって、気になっていたので個人的に聴講した。脳の特性から、幼児期のかかわり方一つで発達状況が変わる。科学的に脳を発達させる一方で、上記のような世界観を、自分の目で見なくても、本や相手の言葉から感じ取れる人間になれば、経験からしか学べないなんてことも減るだろうに。とめどなく崩れ去りそうなアメリカ経済を整え、その実力を見せつけ、肌の色などの思い込みをなくしてしまってくれ。脳は現実を都合よくねじまげるそうだ。脳をコントロールし、現実を直視できる力を身につけよう。

  2008年11月16日

• おもろい仕事

  情熱大陸を見ていたら、今回の人物は大工だった。幼い頃からみている親父の仕事を思い出す。いま実家でこの番組を見ていたら何を話しているだろうか。「俺はねぇ」といつものように語りだすだろうか。儲けよりも自分のこだわり。同じようなことを親父も言っていたような気がする。「自分の気に入らないことはしたくねぇんだ。」「俺はサラリーマンできねぇからな。」「気に入らないことあったらやめちゃうもん。」「その代り、本気でやることは誰にも文句言わせないくらいのもの　作るけどね。」いまになって身に染みる言葉だ。なんにせよ、この宮内という大工も楽しそうに仕事をする。親父もほとんど休みなく仕事をしていた。一日でも遊んでいるひまなんかねぇと言っていたけど、それだけじゃないような気がして。親父にとって仕事が自分の表現場所なんじゃないだろうかと、高校生くらいになって気がついた。人が数十年住む場所を作り上げる。よく考えたら、すごく意義深い仕事だ。刹那的な仕事じゃなくて、未来に残り、人の生活を支え、当たり前の中に幸せを生み出すような仕事。人の心を大事にする仕事。得体のしれない組織、得体のしれない理念、得体のしれない利益。顔が見えないモノのために働くよりも。目の前の人間の心の底からの喜びを創り上げられたら嬉しいな。なんとなく出口が見えてきた気がする。

  2008年11月09日

• 何かが憑いている

  今年一年間は何か憑いていると感じる。とにかく運が悪い。順調な流れの中で、すべてを覆すような事件が起きる。新しい自転車が1カ月もせずに壊れる。縁石に、自転車の後輪をぶつけ、一発でギアが折れた。ぷらーんってなった。社会人になってから、自転車に関する事件が多い。もう乗るなと言われているような・・・。倉庫に眠る後輪ぐわぐわの1代目を直すか、2代目の行方不明になった旅人を探しに行くか、ぷらーんってなった3代目を直すか。正直、小径車がこんなにもろいと思わなかった。

  2008年11月05日

• 朝いち

  世間は3連休でも、休みは1日だけだった。そのことがわかっていたので、土曜日は出待ち8時間という驚異の不自由時間に縛られる前に、「レッド・クリフ」を鑑賞。ふーむ。ストーリーが物足りん。派手そうなCMの割には中身が追いついてないねぇ。2回に分ける必要がないような…。やっぱり自分は、アクションものは好きではなさそうだ。舞台はせまくても、深みのある作品が見たい。映画、音楽、絵画、彫刻、芝居なんでもござれ。今まで楽しみを知らない人みたいな生活だったので、そういったお誘いは、バンバンのります。しょーもない飲み会よりも、自分の感性がどーんと広がるね。最近は、効果的なBGMの使い方とか気になる。どんなシーンで、どんな音を使うと感情の昂りを招くか。映画は特に参考になる。朝いちで何かするというのは、非常に良い時間の使い方だ。遊びでも、仕事でも朝がいい。夜はゆっくり体を休める。さて、この1週間を乗り越え、また週末は違う映画やら、美術館でも行ってみようと思う。秋はええね。

  2008年11月03日

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  騎馬戦

  今月2度目の帰省。本日は、小学生時代からの友人であり、中学からのハンドボール仲間の結婚式だった。本人と会うのは、4年ぶり？とりあえず社会人になってからはハンドボールなんて、握ったこともないので会う機会もないわけだ。クレームの嵐にまみれた金曜の夜から、新幹線に乗って帰るものの、ため込んだ疲れが増幅。家に着くなり爆睡。朝起きて、身だしなみを整えてから、式場のある横浜へ。意味もなく2時間前から男4名が集まり、時間つぶしでビールを飲む。日ごろの疲れもあり、結婚式が始まる前に眠気が…。出張続きの先輩が、「移動って体壊すよ」って言っていたのが真実だと感じる。3時ころ式場について、受付を終え、スタート。人生初めての結婚式のときは、なんでかわからないけど、感情移入してしまって涙出そうになったものの、慣れてしまうと、神父の発音が妙に気になるとか、どうでもいいことばかりを考えるようになる。新郎と新婦が、幸せそうに愛を誓い合って、披露宴会場へ。我々に新郎からミッションが与えられていた。「披露宴退場時に3人でエスコートしてくれ」こんなことを我々に頼む時点で、厳粛な雰囲気が守られることはない。とりあえず「騎馬戦」形式で運び出すことに決まり、普通どおりじゃ面白くないので、俺が上に乗ることに。予定では、上に乗った瞬間に頭をはたかれて、新郎に乗せ換えるはずが、予想以上に各テーブル間の隙間が狭く、途中下車が出来ない。重さに耐える新郎の顔は赤面している。俺は想定外の展開に赤面している。そのまま最後までいって退場。申し訳ないので、会場横の通路がガラスになっていたので、その時は新郎を上に乗せてあげた。ほとんど誰も見ていないけど。僕たち以外は結構真面目な感じで、場違いな気がしたけど、まぁいいか。7時には披露宴は終了し、二次会には呼ばれていないので、そのまま横浜で男4名飲み続ける。女子がたくさんいたのに、誰に声をかけるわけでもない。そんなシャイさも居心地がいい。ロシアン春巻きを頼んで、ブロッコリー先輩と、俺が食べた春巻きが同時多発テロ状態で辛かった。その時点でテンションがガタ落ちして、疲れが噴出。しばらく無言。あぁ、やはりとんぼ帰りの帰省はしんど。でも、小学校の時に転校してきた彼が、幸せを掴み、嬉しそうな笑顔で座っているのを見ると、なんというか走馬灯の様に部活時代やら、学生時代が蘇る。あちら側に立つときはくるのだろうか？未だ結婚は、イメージの湧かないフレーズである。

  2008年10月26日

• 揉み師

  なんか卑猥な題名になってしまった。嫌な選択だったが、どうしてもたまった仕事をこなさないといけないので職場へ。大事なメールが何通か来ていたので、しっかり心をこめて返信。さぁ思いが届くでしょうか。発送物をまとめて、明日は終日外出なので、準備をしているとあっという間に3時間たっていた。会社の帰りに、行きつけのマッサージ屋でくつろぐ。本当に久しぶりだ。はじめてのおっちゃんだけどうまい。この前はただなでるだけの人で腹が立ったが。こんな風に雑務をどこかでやっておかないと、本当に時間をかけたい仕事に時間が割けない。良い意味であきらめる心と、効率化を最優先にしてきたけど、最近は崩れてきているなぁ。休日に仕事をしないせいで、追いかけられている感じが…。やっぱり外出が続くと仕事を組み立てられないね。見通しを持って、障害物を事前に排除していかないと。どどんと山積みになる仕事を切り崩さねば。今週末は結婚式で、またもや横浜へ。バタバタな週末になりそうだ。ふぃ。

  2008年10月20日

• 夕立の空から太陽が見える

  会社の創立記念日で、3連休。この秋は尋常じゃないくらい連休が多くて、少し不安になる。月曜日ばかり休みが続くと、気付かないうちに仕事に、偏りが出てくるものだ。夏休み明けから忙しくなって、9月からしばらく自炊もしていない。いつコメを炊いたか忘れるくらい外食三昧だった。それはそれでリズムができてしまうと、もう一回生活リズムを整えるというのは難しいのだ。八時出社八時退社を心掛け、最低でも休日は自炊を、今年のスローガンに掲げていたが、半年で早くも崩れてきている。酒を飲む回数も増え始め、一度崩れた意思を立て直すのは、ずいぶんと大変なものだ。ということで、10月後半からは生活の立て直しをします。忙しいというのは心の問題で、今週でなんとかひとつ乗り越えた。心に余裕が生まれたことで、少し読書や考え事をする時間を作ろうと思う。ウォンテッドとイーグル・アイを見た。どちらも、なんとなくどっかで見たことがあるストーリーだと感じる。レッドクリフとワールド・オブ・ライズを楽しみにしておこう。あとはミニシアターでも通おうか。盗まれた自転車が返ってくることはなく、初めて小径車を購入。マウンテンバイクと違って、サスペンションがないので、衝撃がそのまま尻に直撃する。５キロ走っただけで尻が痛い。

  2008年10月20日

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  青い肌をした男たち

  ブルーマンってご存知ですか？顔が青くて、無表情。目だけがギラギラしている。しゃべることはなく、目の動きと体の動きだけで、表現する。六本木の専用会場で行われたステージに魅了された。強引なほど客をいじり倒してくれるが、あまりにも無表情すぎて、その空気感に堪えられない。音と動きと光とメッセージ。表現って最高に楽しい。以下はプログラムにあった一節。「抽象芸術のような劇的な革新は、心の底からの、容赦ない、そして抑えようのない要求がなければ、出現しない。それは、鮮烈で、肉迫した、魂を揺さぶる、生身の感情経験への要求である。」友人の国語教師と鑑賞したが、ほんまにおもろい。一人で参加すると非常にさみしいかもしれないので、どうぞお友達と見てみてください。青い人とかずお

  2008年10月12日

• OB会

  横浜にて部活のOB会が実施された。何年振りか記憶にないが、たぶん5年くらいは経っているのでは？そこで出会った後輩はすでに大人びていて、話しかけられても、しばらく名前が思い出せない。人ってびっくりするぐらい成長するもんだ。堅苦しい挨拶は一瞬にして終わり、あとは飲み会へ。なんだかわからん人ばかりで話をするにもしようがない。結局年代の近い先輩と会場の端っこでちびちび飲んでいた。そのまま二次会へ流れたが、ほぼハイミドルクラスのご年齢の先輩方が集まったので、20代はこれまた端っこに集まる。突如、恐怖の大先輩が現れ、一気飲みを強要される。社会人生活でアルコール慣れしたので問題ないが、一人死にかけている人がいる。体育会系を思い出したわ。9時にはすべて終了し、今度は同期と一緒にラーメンを食う。やっと気が抜けた。地元に戻ると先ほど別れた先輩と遭遇し、なぜか会場に姿を現さなかった同期の部長を呼び出してカラオケへ。これが地獄絵図へのスタートだった。酔っているわけでないのに異常なテンションから、もはやカラオケの形態を成さず、リンチの現場へと発展。歌えば襲われ、引きずりまわされ、ベルトで叩かれ、マイクを突き刺され、ベルトで首を締めあげられ、ウーロンハイをぶっかけられる。文章にすると壮絶だが、我々は爆笑しながらそれをしている。いかに変態的か想像していただければよい。学生時代でもこんなバカなことはしなかったが、普段のストレスなのか、反動なのか封印していたバカウィルスが、100年の眠りからさめたかのように凶暴化した。あぁ、そうそう僕らってバカだったんだと思いだす。夜中の2時。さすがに疲れ果て、家路につく。やっぱりおもろいなぁ。

  2008年10月11日

• さよならマイチャリ

  その日は雨が降っていた。会社のそばにはそこで勤務する人々が自転車を止めている。私もそのひとり。営業車からもどって帰ってくると、先輩の自転車が忽然と消えていた。「なんか自転車ないっすよ。」「えぇ！！まじで？おぉい。」みるみる先輩のテンションが落ちていく。帰りにもう一度確認すると、少し先に移動されていたみたいで、無事に発見することができた。先輩は幸せそうだ。そのまま飲み屋に直行。緊張感のある仕事が続いていたのでなんとか息抜きしたかった。今週はそんなこともあり毎日酒を飲んでいる。ごまかしながら毎日を過ごしている感じかな。世界中のビールを飲める店で、しこたま酔っぱらう。後輩に、「自転車なくなってますよ。」言われる。「おいおい、真似しないでよ。」目線の先にあの子はいなくなっていた。黒光っていた私の自転車は忽然と消えた。ちょっと先に移動しているのかなぁと思いきややっぱりない。なぜ？さっき余計なこと言ったから？気に入らない何かがあって旅だったのだろうか？雨の中探すこともできずに、歩いて帰る。社会人になって2代目の自転車失踪。初代は倉庫で後輪ぐわぐわで眠っている。どうしようかな。もうマウンテンバイクは卒業かもしれない。

  2008年10月10日

• 子どもたちと

  傷心の休日。以前から決まっていた施設の子どもたちとの、ソフトボール試合。初めていくところだったので、道に迷いながらたどり着く。親がいない、もしくは親はいるけど施設で過ごす子どもたち。かげりがあるのかと思いきや、大きな声で「こんにちはーーーー！！」と挨拶される。おっさんたちの方が元気がない。グランドには3歳くらいから中学生まで、楽しみにしていたらしくワイワイ集まっている。しかも…めちゃうまい。正直、子どもに負けるかも。県大会で優勝しているらしく、ピッチャーの球は、めちゃ早くて打てる気がしない。２試合やったけどヒット１本のみ。女子中学生に見事打ち取られたのである。小２くらいの子に「ナイスバッティング」とか言われて、嬉しそうにしているのである。恥ずかしそうにグランドの端からお茶の差し入れをする子もいる。夕日が落ちて、暗くなるまで一緒に遊んだ。自然と元気が出てくるね。

  2008年10月04日

• 無

  昨日から家に帰ってしこたまビールを飲む。仕事もほったらかして帰る。やけ酒。この一年、この日のためだけにやってきた。すべてをはねのけても、それだけは大事にしてきた。やむを得ない理由で、中止。このあと、とんでもなく忙しくなるのに、なにも頭に残らない。顔の表皮とそのすぐ裏で表情が違う。くやしいと口に出せないくやしさ。だれも責めれない、自分を責めることもできない。確実に描いていた成功が、始まる前に終わった。日の目を見ることがなく終わった企画。さようなら。再現されることのない達成感。さようなら。

  2008年10月01日

• 思いを巡らせて

  今日で旅もおしまい。夏でも正月でもない時期に自分への息抜きで実行した旅。社会人ならではの豪快な旅で、日ごろ感じなくなっていた感性が少し戻ってきていた。ホテルで夜に「学校」という映画を見た。小学生くらいの時に一回見ただけだったが、すごく印象に残っていた。西田敏行主演の夜間中学校のお話。仕事から離れて、肩書きがない状態で見る映画。感動する自分に客観的な自分が驚いたり。何がしたかったのかを思い出したようだ。今の自分を取り巻いている環境に、いつの間にか脳内を占拠されて、本来のことを全く考えていなかった。でも、今がいやとかではなく、意味がないとも思わない。まったく違うとも違う。いまの中で何をすべきなのかがずれているかもしれない。自分はもともとどうしたかったのか？そんなことを考えてしまった。いつの間にか組織に自分の興味を合わせている。忙しいとか大変とかっていいわけじゃないだろうか。自分に余計なことを考えさせないようにしているだけじゃないだろうか。考えないほうが本当に良いのだろうか？自分にとって何がいいのか？あー、またいつもの癖が出てきている。気がつけば名古屋。あと少しで家に着く。いろんなことを考えながらも、旅に出る時よりも気が軽くなっている自分に気がついた。何かはわからないけど何かを置いてこれたのかも。明日からはまた日常が始まる。

  2008年09月23日

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  ガスられて

  目が覚めて呆然とする。まだ降り続ける雨。「えーかげんにせぇ。」と起床一発目。不機嫌丸出しで旅支度。予定では、今日下山して横浜へ行くつもりだったが、最後まで可能性を探るために乗鞍岳に突入。松本からまたもや「新島々」へ。今度は方向をかえて乗鞍岳に向かう。ガスる直前もしかしたら晴れるかもしれないという淡い期待を抱きながら山に向かうが、まったく晴れない。むしろ靄がより深くになり、ガス状態で前がみえない。他の登山客も足止めされている。朝イチのバスに乗ったのに結局登らんのでは意味がない。意を決して登山開始。半分くらいまでいったが、より雨が激しくなる。気休めで勝ったコンパクト折り畳み傘は、もはやトトロに出てくる葉っぱくらいの役割しか果たさない。前述したが真っ当な装備はない。下はジーパンだ。雨を吸収し、激しく重くなり体温を奪う。標高が高くなり息切れしてきた。この登頂に意味があるのだろうか？全身がずぶ濡れになった段階で気が付き、頂上まで行かずに途中で引き返した。翌々日からの仕事が頭をよぎった瞬間に、気持ちが折れる。あぁ大人になったのだろうか。山小屋で一時休むが、寒いので、とりあえずバスターミナルまで急いで帰ることにした。平湯温泉に行き、体を温めることにした。バス停に降りると会社から電話が…。そう、今日は皆さん働いているのです。私だけ休みをとりました。こんな山奥でも電波あるのね。一瞬現実世界に引き戻されるが温泉で心身ともに蘇る。あぁ最高だ。もう松本には帰る意味がないので、飛騨高山に向かう。夕方ころに高山に着くと、数日ぶりの晴れ間だ。何もせっかく休みをとったこの連休に雨が続かんでもええのに。残念な気持ちは拭えないが、飛騨高山といえば、「飛騨牛」である。街中を練り歩き、いい店を探すが、さすがに疲れがたまり、だんだんどうでもよくなる。「飛騨牛が一番うまい店」という怪しい宣伝文句に引き込まれ、店に入ると4000円のステーキを注文。どんなのが出てくるかと思いきや、サイズ的にはハンバーグ位の面積だ。んー。これで4000円。仕方ないのか。一口食べるとさすがにやわらかくうまい！！感動を胸に今日は満足して帰ろう。雨の中歩き続け、疲れがたまったのですぐ眠りに就いた。

  2008年09月22日

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  雨に降られて

  期待大の朝日が大雨によって見れない。それどころか、登山自体危うい。正直、本格的な装備など持ってきていないので、これだけ降られると厳しい。一瞬の晴れ間ちかくのお土産屋で、あまりに寒いので、ウィンドブレーカーを購入。それを着て、歩き始めると林道の中では、木々が傘代わりになるので、雨には濡れないのだ。自然の傘明神池付近まで行ったころに、やばめの雨に変わる。雷が鳴り出し、これ以上深入りするとまずそうなので、河童橋まで引き返すことに。予定が大幅に狂い、このあとどうしようか迷うものの、選択肢はたいして多くはない。山小屋でコーヒーを飲み、とりあえず夕方くらいまでいて、その後松本へ戻ることにした。晴れた景色はまたの機会にお預けし、バスで松本まで帰る。一人知らない街を練り歩くと、松本城発見！誰もいないので薄気味悪い。ホテルへの帰り道にスペイン料理を出すバーに寄る。カウンターでさみしく酒と料理を嗜む。ほろ酔い気分で、ホテルに戻る。秋の夜長に小説を読みながら就寝。明日は晴れるかなぁ。

  2008年09月21日

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