テーマ:新撰組!(305)
カテゴリ:映画・TV
いよいよ明日で「新選組!」が最終回を迎えます。
先ほど再放送を観ました。 最初よりも涙が出ました。 やっぱりここに来て香取@近藤の存在感が光ります。 オダギリ斎藤と同じく、まったく新しいタイプの俳優さんだなぁと思います。 自然体というのかなぁ。演技をしている気がしない。 それが最初のうち、酷評につながったと思うけれど、 今はとてもしっくりくる。 そしてとても身近に感じるのです。 史実の近藤さんがどんな人が知らないけれど、 香取さん演じる近藤勇は、やっぱりみんながついて行きたくなるような オーラのある人に思えます。 けど役者さんの力ってすごいな。 私は今回の「有馬藤太」と「加納君」に圧倒されました。 この有馬藤太を演ずる古田新太さんという人は某劇団の看板役者らしいのですが、 最初の登場シーンで振り返った時は、 またどこかの元力士か、ボクサーがちょい役で出てきたかと思いました。(すみません…) それが口を開くと流暢な薩摩弁。ドスの効いた目つき。それが近藤との会話が進むうち優しい眼になる。 すごいです。 あんなに短い間に、近藤と心を通わせてしまう様子が、鮮明に演じられています。 いっぺんにファンになってしまいました。(単純) あと加納君。あの伊東甲子郎の重臣が、今では薩摩の歩兵ですよ。歩兵。 権力の移り変わりは残酷なものです。 でも加納君は、凛としていて謙虚で、 真の武士のプライドを保ち続けているようでした。 そしてその武士の魂の前に、潔く名乗った男!近藤勇! このシーンは本当に胸打たれ、号泣です。 男の友情というのかな。 ちょっと悔しいけれど女の立ち入れない神聖な空気を感じました。 今の日本にもこんな男気が残っていたら嬉しい…けど、どうなんでしょう?!(^_^;) 明日、どんな気持ちになるか、自分でも怖いです。 最初心細かったキャストも今では、他には考えられないほど、ベストメンバーな気がします。 出てくるだけで何だかムカムカした捨助も、後半大幅ポイントアップ! 脚本及びキャスティングした三谷さんってやっぱりすごい人ですね。 このドラマを観ていると、危険な軍団であった「新選組」が、 ただ一途であった青年たちが時代に翻弄されただけなんだと思えて来ます。 一途だからこそ、姿勢を変えられなかった不器用な男達。 なんだか書きながら泣けてきます。 明日は早めに夕食を済ませ、お風呂へ入って体を清めてから 見たいと思います。(?) この新撰組について糸井重里さん他の方々座談会方式で感想を載せているおもしろいサイトがあります。 『新選組!』with ほぼ日テレビガイド お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.12.11 15:19:33
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