或る日記

先日、日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞の授賞式のことを日記に書きました。→こちら
受賞直後のオダギリ･ジョーの「気持ち悪いですね」というコメントは、
案の定、色んなところで顰蹙（ひんしゅく）を買ったようで、
厳しい意見なども目にします。

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「僕が選ばれるなんて気持ちが悪い。」
「緊張しすぎて気持ちが悪い。」
多分、これのどちらかだと思うのだけど、どうでしょう？
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この時私は、こう書いたのだけれど、
何とまぁ、浅い見解であったことがだんだん解かってきて、
オダギリ君及びオダギリファンに申し訳なく思っています。

オダギリ君に関しては、前にも書きましたが、
私は、ずっとお笑いの人だと思っており、
いつもサイケな格好でバライティー番組に出ていて、何だかオカマっぽいので、
それこそこっちが「気持ち悪い」と思っていたのでありました。
（きゃ～～～！昔のことなのでお許しを！）

それがビューティーンのDJ役のCMでドキッとするような色気を感じてしまって、
急速に気になりだして注目していたら、
「サトラレ」と「天体観測」にほとんど同時期に出演し、
全く違うキャラを完全に演じ分けているではありませんか。
これはタダ者ではないと思いましたね。
もう2年以上前のことです。

それから「オダギリズム」という本を買ったりして彼のことをちょっと研究しました。(^_^;)
彼の、映画に対する思い入れは半端ではなく、
骨のある役者を、果ては監督を目指していることが解かり、
彼のオーラの理由が解かったような気がしました。

で、冒頭の「気持ち悪い」発言なのですが、
まぁ、本人に聞かないと解からないけれど、
私の日記にコメントしてくださった美月さんの
「こんなに素晴らしい賞をあちこちでもらっちゃって、
こんないいことばかり続いてもいいのかな、って
なんか気持ち悪いです」とか、
「いつもと変わったことは、やっていないつもりなのに、
　今回に限ってこんなに連続して賞を貰って、なんだか気味が悪い→気持ちが悪い」
という見解がどこかのブログに載っていて、何だか納得したのでありました。

他の賞では「監督やたけしさんやスタッフさんに引っ張ってもらって頂けた。人との出会いがあってこそ。」
というような非常に素晴らしいコメントを言っているのに、
やはり一番大きな賞で緊張していたのでしょうね。

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もうすぐ本場アメリカのアカデミー賞が発表になります。

去年のセンセーショナルなノミネートに続き、
今年も主演男優賞にノミネートされているジョニー・デップ。
彼も、今まで全く無視されていたのに、
どうしてここ２年、連続してノミネートされたのか、
本人にとっては謎なのかもしれません。

彼のような素晴らしい男優が、今までノミネートすらされなかったことの方が、
こちらにとっては謎なんですけどねぇ。

何はともあれ、楽しみです！発表は日本では明日ですね。


オダギリズム
2,000円
( 著者： オダギリジョー | 出版社： 美術出版社 )